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セルディッド

<タイプ> <妖精> タイプ エルフ
種族 神族 ジョブ ディフェンダー
HP 300 ATK 5
DEF 5 コスト 10
アビリティ
召喚 エヴォルカット
覚醒 なし
超覚醒 なし
戦場から少し離れた森で、私は彼女と思いがけない再会を果たした。

「セルディッド、あんたにも使命があったはずだろう? それを忘れて、また人間と恋愛ごっことはね…

そう言って笑う彼女の表情には、呆れと軽蔑の色が濃く浮かんでいた。
彼女は、くぃっと顎を上げ、横目で私を見ながら言った。

「――フン、馬鹿なエルフ。そうやって、また絶望に酔うんだ――」

その言いぐさにムっときた私は、彼女――フィンテールの言葉を遮るように言った。

そんなこと、言われるまでもない。これが叶わぬ恋だなんて、とうの昔に理解している――と。
しかし彼女は鼻を鳴らし、いっそう目を鋭く細めるだけだった。

「…なんと言い繕おうともエルフと人、結局はあんたの独りよがりじゃないか。
未来に悲しみしかないとわかってる“ごっこ”に付き合わされるなんて――あの人間にも同情するよ」

違う、そんなこと――言いかけた私に、彼女はさらに言葉を浴びせた。

「さっさと諦めて、あんたも自分の使命を果たすんだね。
なに、あんたみたいな非力なエルフ一人がいなくなったところで、
あの人間も大して困りゃしないだろうさ」

それを聞いた私は、今度こそ激昂した。

お調子者の仮面を脱ぎ捨て、怒りにまかせて彼女につかみかかった。

しかし、その手は虚しく空を切り、世界が回った。
ひらりと身を翻した彼女に、あっさりと地面に組み伏せられたのだ。

――そうよ…そんなことわかってるわよ。

さっきの彼女の言葉に、どうしてあんなに腹が立ったのか――彼女の態度が気に入らなかったから?
何も知らない彼女に、自分と彼とのこれまでを否定された気がしたから?

違う、それはきっと――彼女の指摘が正しいと、私の心が理解してしまったからだ。

非力で、役立たずで、ただ歌って、おどけて笑っていることしかできない私――
情けなく空を見上げている今の私が、そんな私の何を否定できるだろうか。

「残念だね。エルフのあんたが、何故それほどまでに人間に興味を持つのか、
私もそれに興味があったのだけど、今のあんたを見てたらそれも失せたよ――
“紅”の資質を見定めるのがダークエルフである私の使命。
私は“紅”の行く末を見届けるために皇帝のところにいく。
戦場でまた会ったら、ついでにあんたの愚かな選択の結末も、見届けさせてもらうさ」

そう言って去っていく彼女の背中を、もはや私は見ていなかった。

立ち上がることすらできずにいる私の頭の中は、ただひとつの疑問で埋め尽くされていた――
私は、本当に彼に必要とされているのだろうか。
身長 1.70[meter]
体重 52[kg]
最高速度 15[km/h]
最近覚えた料理 パスタ料理
最近やってみたいこと 演劇鑑賞
最近好きな場所 “紅”の隣
イラストレーター kera
最終更新:2017年04月09日 13:28