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ブリュンヒルデ

<タイプ> <純真者> タイプ ワルキューレ
種族 神族 ジョブ ディフェンダー
HP 400 ATK 40
DEF 50 コスト 30
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 リジェネ
トランス
私は、剣を振るった。神の戦士として、戦乙女として、ただ一心に戦場を駆けた。

こうして、剣を振っていればきっとすべて忘れられる。
あの人の思い出も、左手にあった、あの時捨てた指輪の感触も、
全ての戦の血潮に覆われて、なにもかも塗りつぶしてくれる…。

そして戦が終わり、戦士達の魂を神の御許へ導こうと戦場を歩いているとき、私は――出会ってしまった。

「……ジーク…」

二度とその名を口にすることは無いはずだった。
二度とその姿を目にすることなく、記憶の中から消すはずだった。
その彼が今、私の前に立ち、再び鮮明にその姿を私の瞳に映してしまった。

「君は…」

彼は目を見開き驚いていた。それはそうだろう。かつて私は彼の為に神を捨てた。
戦士であることを捨てた。その私が再び戦場にいるのだ。
私とて、彼は別の人と幸せに暮らしていると思っていた。
それが、このような戦場で再び出会うとは露ほども思わなかった。
それでも悲しいことに、少し心を弾ませている私がいた。

「……ワルキューレかな? なぜ、ワタシの名を?」

――そんな…。

「そうよね… ごめんなさい

私は後ずさった。彼が左手を私に伸ばし、何かを言っている。でも、何も聞こえなかった。
私は、その手だけを見つめていた。何を話せばいい…どうすればいい…
ただ、動揺して、そこから走り去った。

後ろでさらに彼が何かを叫んでいる。でも、止まれなかった。
どうしても、一刻も早くそこから立ち去りたかった。走りながら、私は心で叫んでいた。

―――なぜ! なぜ! なぜ! なぜ………でも…

「…おかしい」

私は立ち止まった。いくらなんでもおかしい。私と同じく、彼もまた、私を見て驚いていた。
でも、私を、知らないふりをする理由があるだろうか。
まさか、本当に私を忘れて…いいえ――私は左手をそっと握った。

彼は、あの時私が泉に捨てた、あの指輪をはめていた。

そのくらい…それが何?――もう終わったことじゃない――何かが解っても、全てが戻る訳じゃない――
戻りたいかもわからない――また、傷つくかもしれない――でも…

「……確かめなきゃ」

もう、逃げるのはやめよう――そう思った。
身長 1.63[meter]
体重 少し戻ってきたのに…また…
現在の生息域 ヴァルハラ宮
元夫 ジークフリート
指輪 かつて彼がくれた
指輪の名 黄金のニーベルング
イラストレーター 麻谷 知世
最終更新:2017年04月23日 20:28