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緊那羅王

<タイプ> <舞神> タイプ 仏神
種族 神族 ジョブ アタッカー
HP 400 ATK 40
DEF 30 コスト 30
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 ダメージカット
トランス
幼き頃の私は不幸だった。
戦で親を失い、家を失い、寄る辺を失い、飢えを凌ぐのもままならぬ日々を送っていた。
あの日、十日も飯にありつけなかった私はとうとう倒れた。
そして、目を閉じ、野垂れ死ぬのを静かに待っていた。
不幸な人生だった…と嘆いていると、優しき声が聞こえた。
「…生の歓び知らぬまま、死して成仏したりても、愉しむ術を知らぬなら、極楽浄土も地獄も同じ…」
力なく目を開いた私が見たものは、黄金に輝く仏様だった。
「小童よ、今が如何に苦しかろうと、精一杯の生を全うできねば、汝が魂は救われん。…イヨォッ!」
ポポン。仏様が一つ鼓を叩くと、私の腹は満たされた。
「人が生きるは飯食うためのみに非ず。汝が魂は、生を愉しむほどに仏へと近づかん。…イヨォッ!」
ポポン。仏様が二つ鼓を叩くと、体に気力が満ちてきた。
「さあ仕上げだ、小童よ… イヨォ~ イヨォ~ッ!!!」
ポポンポポポンポンポポポン。ポポポのポンでポポンポン!
仏様が奏でる軽やかな鼓の調べにつられ、私の体は自然に動きだし、
夢中で踊り続ける間に暗い夜は明けていた。
朝日照らす中、疲れ果てて眠りに落ちる間際に見えたのは、
満足そうな笑みを浮かべて去っていく、仏様の姿であった。

――歴史に埋もれし猿楽の開祖の自叙伝より
身長 三[丈]
体重 二百五十[貫]
最高速度 一秒に四十叩き
好き 笑顔
探索 毘沙門天
目的 仏頂面を笑わせる
イラストレーター 高村 英彰
最終更新:2017年05月05日 13:29