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ハイド

<タイプ> <魔械人> タイプ ミュータント
種族 魔種 ジョブ マジシャン
HP 500 ATK 60
DEF 90 コスト 50
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 フレンドアップA
「その…赤い髪って きれいだよね」
驚いた――彼から話しかけてくるなんて。
わたしは舞い上がり、今自分がどのような顔をしているのか、
この大きく胸打つ心臓の音が彼に聞こえてしまっているのではないかと、不安でたまらず固まってしまった。
何か…何か話さないと――そう思う程に気の利いた言葉が浮かばない。
わたしは、戸惑う心をどうにかして落ち着かせ、できるだけ冷静を装った言葉を返した。
しかし――
「…あぁ 変なことをいってしまったようだね ごめん…」
わたしの言葉は、彼の視線をわたしではなく、床に向けるだけの残念な結果しか残さなかった。
確かに、周囲の女の子たちのように、可愛らしいひとことを返せた気はしない。
むしろ、怒らせてしまったのではないだろうか…。
不安になり、わたしは下を向く彼の顔をそっと覗き込んだ。
そこには、眉を下げ、不器用に悩む顔があった。
あぁ、あの顔だ――わたしがいつも父の事務所の窓から眺めていた顔。
街の住人たちが、医者である彼を慕って投げかける愛にあふれた軽口を、
いつも真剣に受け止めては悩んでいる時のあの顔。
とても優しい、困り顔――きっと今も、自分より人のことを心配して――。
ふと彼と目が合い、慌てたわたしは、つい、その時思っていたことを口にしてしまった。
わたしは自分の言ったその言葉に顔がほてり、目線を落した。
しかし、その視界に、驚くべきものが入ってきた。
手…彼がわたしに手を差し伸べていた。
「…そうかどうかはわからないけど 素敵な言葉をありがとう
お礼に… その 良かったらだけど 踊ってもらえないだろうか?
あ…赤い髪同士 良い組み合わせなんじゃないか…なと…」
わたしは、困ったような笑顔で語る彼の不器用な言葉の中に、
今日、このパーティーで出会った誰よりも誠実な、精一杯の気持ちを感じた。
だからわたしは、母に教わったとっておきの作法で、このパーティーで誰にも見せなかった最高の会釈をし、
いつも窓から見ているしかなかった彼の手を取った。
彼の手は、冷たく小刻みに震えていた。
わたしはその手をそっと包むように握り、彼の体温を感じ、
暖かな、血と肉と、命を掴み、バラバラに摘み取るように――。

「…なんだよ これ… 記憶があたしの中からあふれだしてくる…
なんだ… あれは あたしなのか…?」
最近はいつもこうだ。衝動にしたがって人を殺す度、“コレ”が起こる。
この…胸のあたりをムズムズと引っ掻く苛立ちはなんだ…すごく、苦しい…けど――
すでに物言わぬ体を階下へと投げ捨て、彼女は唇を噛みしめ、虚空へと消えて行った。
身長 1.69[meter]
体重 52[kg]
最高速度 95[km/h]
かつての職業 弁護士事務所の事務員
好きなお茶 ミルクティー
好きなお菓子 ミンスパイ
イラストレーター るろお
最終更新:2017年03月10日 01:30