卑弥呼
| <タイプ> |
<先導者> |
タイプ |
クィーン |
| 種族 |
神族 |
ジョブ |
ディフェンダー |
| HP |
550 |
ATK |
70 |
| DEF |
110 |
コスト |
60 |
| アビリティ |
| 召喚 |
サクリサポートA |
| 覚醒 |
サクリサポートA |
| 超覚醒 |
真揮『沖津鏡』 |
| アームズ |
| 天津祓 |
【アームズ】一定時間ダメージを受けなくなり、全ての移動速度変化の効果を受けなくなる。 |
その日より、青年は、舎人の目を潜り、何度も少女の元を訪れました。
ある時は自身の冒険譚を語って聞かせ、
またある時は少女のたわいのない言葉に耳を傾けて共に笑いました。
少女は、始めのうちは奇妙な青年だと思うばかりでしたが、
人々に崇められるまま女王となった後、人と語らうことを禁じられ、
ひとり社に籠って貧しく弱い国を救い続けることを課せられた少女にとって、
青年と過ごす時が日々の楽しみとなるのに、そう時間はかかりませんでした。
「…卑弥呼もキミみたいに、自由に旅をしてみたいな」
つい、口をついて出た自身の言葉に、少女は驚きました。
皆のため、“この社だけが自らの世界”と決めたその意志は、
少女にとって、決して曲げてはならぬものであったはずなのに…
なら、そうすればいい、そう青年は事もなげに言いました。しかし少女は、首を振りました。
「――なんてね、嘘だよ。卑弥呼の力は、この国に必要なんだ。
卑弥呼はここにいて、みんなを幸せにするの。
神様に病気の直し方を聞いて、戦で人が死なない方法を聞いて、
この国のみんなが笑顔になれるように、その言葉を伝えることが、卑弥呼にとって一番の幸せなんだよ」
少女は、そう言ってほほ笑みました。
しかし青年は、ならば、その結果を自分の目で見てみるといい――
そう言って少女の手を力強く握ると、強引に社の外へと連れ出しました。
久しく見なかった日の光に目を閉じ、そして再び瞼を開いた時に少女が見たもの――
それは、とてもありふれた光景でした。
子供たちが元気に駆けまわり、街は威勢の良い商人の声で活気にあふれ、
道行く者はみな笑顔の花を咲かせていました。
――これがお前の作った国だ。お前が作った笑顔だ。
少女は、目を見開き、その様子を瞬きもせず見続けました。
そこには、戦の恐怖に怯える者も、貧困にあえぐ者も、病に冒され苦しむ者もおらず、
ただただ、思い思いの笑顔がありました。
――この国はもう大丈夫。みな自由に笑ってる。だから――お前も自由になっていいんだ。
その言葉を聞いた少女は、泣きました。
初めて人前で声をあげて泣きました。
人の目もはばからず、わんわんと大声をあげて泣きました。
通りがかった子供たちに笑われようと、心配した幾人かの民に声をかけられようと、
少女は構わず泣き続けました。
* * * *
「やー、そんなこともあったよね。恥ずかしいなぁ」
けらけらと笑う傍らの少女に、青年は尋ねました。いまさらだが、心残りは無いのか、と。
「キミが言ったんだよ? あの国はもう大丈夫だって。それに、“お守り”も置いてきたしね」
少女は国を発つ際に、神に授けられた三つの宝具で、少女の願いと御力を込めた護宝を作りました。
一つは玉――家が栄え、児が豊かに育つようにと願いを込めた『家榮児の勾玉』。
一つは剣――あらゆる苦しみと災禍を薙ぎ払うようにと願いを込めた『苦災薙の剣』。
「“鏡”は持ってきちゃったけど… キミと一緒に戦うためにね」
そのことだが、噂を聞いて連れ出してやりたいとは思っていたが、
共に戦ってくれなどと言うつもりはなかった。
せっかく自由になったのだから、もっと普通の人生を生きればよかっただろうに――
そう、青年は苦笑いを浮かべました。
「キミと旅して、キミの助けになること――それが今の卑弥呼の一番。誰かに頼まれたことじゃない。
神様の意志でもない。生まれて初めての、卑弥呼だけの大切な望みなんだよ」
そう言って少女は青年の朱の差した片方の瞳を見つめ、もう一度、屈託無く笑いました。
~『紅蓮古事記』 編外の④~
| 身長 |
1.65[meter] |
| 体重 |
49[kg] |
| 本来の性格 |
天真爛漫で頑固 |
| 好きなもの |
現在考え中 |
| 嫌いなもの |
現在探し中 |
| 趣味 |
現在試し中 |
| イラストレーター |
夜汽車 |
最終更新:2017年05月08日 15:42