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玄武

<タイプ> <聖魔> タイプ 四神獣
種族 神族 ジョブ ディフェンダー
HP 450 ATK 70
DEF 70 コスト 40
アビリティ
召喚 なし
覚醒 なし
超覚醒 リジェネ
アーツ
玄武甲 【フィールド】自身の防御力が上がる。
さらに、一定時間ごとに範囲内にいる敵ユニット全てにダメージを与える。
このアーツは、自身が超覚醒していないと使用することができない。
何もない開けた荒野――蜃気楼のように空気が揺れる。
見渡す限り平たんな岩石砂漠が広がるのみの空間に、突然、『山』が出現する。

「さぁて、ようやっと到着じゃ… なるほどなるほど、こりゃあマナが濃い。
さすがのあやつらでも、ちときつかったであろうよ。さて――」

『山』――北の甲壁はそう言うと、この世界に満ちているマナの水氣を辿り、
同胞の所在を確認しようと、ゆっくり体を地に下ろす。

「なぁるほどなるほど。それぞれなんとかやっているようじゃな。
南のは…………ぬぅ、今だ天を総べること叶わず、か…………
ほぅ、東のは仲間と共におるのか、あの短絡者の青帝が、こりゃあ珍しいこともあるもんじゃ…
西のやつは無事かのう…………ほほほ、なんとか紅き力もつ者の側までは行けたようじゃな。
あとは、かの者の力を借りて、己の霊性にマナを受け入れるだけじゃが…
あやつもそこそこ偏屈者じゃて、素直にいくものかどうか…」

同胞の様子を確認して安心したのか、ふしゅうと白く大きな息を吐き、北の甲壁は力を抜いた。
それだけで、甲壁の頭付近の大地が水気を帯び、コケが生え始め、小さな湿地帯ができあがる。

「…しかしこの世界、思っておったより地は穢され、生者は消え、
命の境界が不安定になっておる…
かつて我らが護り扉を閉じた、七界合わさりし世界とまるで同じ様相か…
この混沌、かの世界よりも深いかもしれぬのぅ…」

これほどの混沌が、一体どのようにしてこの世界に入り込み、拡がっているのか――
甲壁は目を閉じ、さらに水氣を探る。

しばらく後、ゆっくりと目を開けると、甲壁は静かに言った。

「やはり… 『境界』が一部、すでに崩されておったか…」

世界と別の世界を隔てる『境界』、けして崩れぬはずのそれに異変が起こり、
そこが混沌の流れ込む入り口となっていた。
であれば、『境界』を修復しない限り、世界という器を治癒する方法は無い。

「我ら四神がこの世界にそろった今、
『境界の守護者』たる“あの方”をお呼びすれば修復もできようが……
果たして、呼んで良いものか…」

呼べば“世界の壁”は守られる、
しかし、世界そのものは、その激しき力により、大きな傷を負うかもしれない――
甲壁は考え続け、やがて首を振った。

「やはり、どうあっても呼ぶしかあるまいな。いや、そのために我らがいるのであったか…
お前さん方、覚悟はよいな。『四神陣』を敷き、“あの方”をお呼びするぞ。
世界を守護する四神の誇りとして、この世界もまた、我らの手で護ろうではないか。
準備ができ次第、各々四方に散れい」

甲壁は全ての同胞に向けて、思念を送った。

「――青帝のみ渋っておるか…
ふふん、四神きっての大戦士ともあろう者が、余程今の仲間が大事と見える。
じゃが、たとえ我らが倒れようとも、この世界にもまた、紅蓮の者たちがおる。
あとは彼らに託そうて…」

体をおこし、ずるりと北の方角へと頭を向ける。

「…ふぅ、長く生きたが、ともすればまぁた子亀からかぁ……気が重いわい」

そうつぶやくと、甲壁は陣を敷くため、北へと巨大な歩を踏み出した。
全長 最大60[meter]
重量 計測不能
移動速度 きわめて緩やか
性格 きわめて穏やか
異名 北の甲壁
上司 黄龍
イラストレーター 増田 幹生
最終更新:2017年05月21日 05:40