ブリジット
| <タイプ> |
<聖戦士> |
タイプ |
ダーナ |
| 種族 |
神族 |
ジョブ |
ディフェンダー |
| HP |
300 |
ATK |
10 |
| DEF |
10 |
コスト |
10 |
| アビリティ |
| 召喚 |
なし |
| 覚醒 |
なし |
| 超覚醒 |
なし |
| アーツ |
| グラウンドブレーキ |
【マテリアル】範囲内にいる敵ユニットが受ける、 スロウアタックのダメージと速度低下効果を上げるマテリアルを設置する。 このマテリアルは自身に追随して移動する。 |
その日、春の女神の館は、招かれた一風変わった顔ぶれの客人で賑わっていた。
優雅にカップを傾ける『冥府の女王』ヘル、そしてその後ろに侍る召使いのガングレト――
茶菓子を口いっぱいにほお張っているのは『亜人の子』ミミララ――
その口元を、時折ぬぐってあげている『夢の管理人』アリス――
その様子を微笑ましく静かに眺める『人形使い』村正――
その中で、緊張したように背筋をぴんと伸ばし、
ぎこちなくしている『魔女』のマルグリッドとバーバ・ヤーガ――
「さて、春の女神様? そろそろ本題に入っても良いのではないかしら?
私もそれほど時間があるわけではありませんの。ねぇ、ガングレト」
「サヨウデゴザイマス。オ嬢サマ」
「そうね、楽しくお茶をしていたいけれど、ずっとこうしているわけにもいかないものね。
…皆さんに集まって頂いたのは、他でもありません……
やがて訪れるかもしれない世界の危機――それについてのお話です」
「あら、そういう…何かと思えばずいぶん物騒なお話ね、ガングレト」
「サヨウデゴザイマス。オ嬢サマ」
「ハ、ハイ! 女神様! し、質問いいでしょうか!」
「緊張なさらないでマルグリッドさん、どうぞ」
「えと…それは、今大陸で起こってる“紅蓮の王”とロードたちの争いのこと、でしょうか?」
「…そうね、それも無関係ではないわ。今この世界では、各地のロードを倒すために、
眠りから覚めた紅蓮の王が仲間を集めているのはご存じの通り…
その戦いは、きっとこの世界の命運を左右するものになるでしょう。
今は“紅蓮の王”が先頭にたって危機に立ち向かっているけれど、
いつかその力だけでは対抗できないほどの苦難が訪れる…
私の同胞、『運命の女神』の夢がそう預言したの」
「あら、あの“紅蓮の王”がどうにかなってしまうとでも言うようないいぐさね。
それで、それはいつですの?」
「ごめんなさいヘル女王、詳しいことはわからないの。
それは明日かもしれないし、ずっとずっと先のことなのかもしれない…
ただ“預言の夢”には、そんな未来が来てしまった時、紅蓮の王と共にある、
ここにいるどなたかの力が必要になる――そうでているの」
「“預言の夢”ね…それってモルガンさんの夢よね?
<夢の管理人>のわたしでも、あの夢だけはのぞけないのよね。
中に入って、どんな夢か見てこられれば早いのだけれど」
「ハイ! 女神様!
やっぱりそれって、わ、私たちも候補に入っちゃったりしてるんでしょうか…!?」
「はぁ…マルグリッドさん、だから先ほど女神様は『ど・な・た・か』とおっしゃってましたでしょ?
少なくとも落ちこぼれのあなたは違うのはなくて?」
「んな! 何よバーバ、そんなのわかんないでしょ!?
その頃には私も名の知れた“偉大なる魔女”になってるかもしれないし!」
「あの…よろしいでしょうか」
「どうぞ、村正さん」
「私は、世界の危機に助力を請われたならば、もちろんお受けいたします。
しかし…私でなくとも、もっと適した者がいるのではないでしょうか。
…私はまだ、剣も傀儡もかつての姉上にも届かぬ未熟者にございますし…」
「いいえ、紅蓮の力と共にある者に必要なのは力だけではないの。
他の誰かを導くことのできる、正しく、強い心の持ち主にこそ、その“資格”があるのよ。
そして、あなたたちの中にはきっとその“資格者”がいるわ。
私は思うの…もしまだ資格を得ていない方がいても、今は芽吹いていないだけ…
みなさん共に、やがては世界を救う『剣』となる資格を得てくれると、信じているわ」
「ミミララ、ばぁちゃんみたいに剣もってない… ミミララ、友だちなれない?」
「そんなこと言ったらわたしなんてバットじゃない。
ここにいるみんなにその“資格”があるかもしれないなら、武器はなんでもいいんじゃない?」
「ならミミララ、なる! 友だちたすける、あたりまえ!」
「あ、わたしももちろん手伝えそうなことは手伝うわよ。
夢を見てくれる人たちがいなくなったら困るもの」
「わ、私も絶対に力になります! 必ず“偉大なる魔女”になって世界を救います!!」
「そんなに簡単に約束して大丈夫ですの? ついこの間も初級魔法で失敗してたようですけれど」
「うるさいわね…最近は失敗もかなり減ってきてるわよ!」
「私は先ほどの言葉通りです…
姉上との決着をつけなければ、私自身が前に進めませぬゆえ…どうかご承知願いたい」
「申し訳ないけれど、私はお約束できかねますわ。
世界が大変なことになったら、冥府の仕事も忙しくなるでしょうし、
まだ完全に未来が確定したわけではないのでしょう?」
「そうね…もしかしたら、そんな未来はこないかもしれない。でも、希望の種を蒔くのが私の使命。
種を蒔かなければ、花を咲かすこともできないでしょう?」
「蒔いた全ての種がきれいな花を咲かせられれば、でしょうけどね。
日当たりや水やり次第では腐ってしまうかもしれませんもの。ねぇ、ガングレト」
「サヨウデゴザイマス。オ嬢サマ」
「…それは、どういう意味ですの?」
「あら、特に意味なんてありませんわ? お花の育て方をお話しただけですもの。
さて、私はそろそろお暇させて頂きますわ。
私の「黄昏」を進めるためにやることがたくさんありますの。
皆さんもお帰りになるのなら門を開いてあげてもよくてよ?」
その言葉に、他の者たちも、それぞれの目的を思い出して席をたつ。
そして、ヘルの開いた門からそれぞれの旅路へと帰っていく皆を、ブリジットは笑顔で見送った。
「短い時間だったけれど、希望の種は彼女らの中に確かにあった…
この出会いは、きっと無駄ではないはず」
そうつぶやき、天に舞った女神を彼方からの声が嘲弄した。
――無駄ナ足掻キダ… コノ世界ノ運命ハ滅ビアルノミ…
「そうは思いません。幾度の滅びが訪れようと幾度でも希望の種子をまきましょう。
それが<春の女神>の戦い方。
私が蒔いた種は必ず芽吹き、あなたたち“混沌”の野望を食い止めるでしょう――」
* * * *
「ブリジット様、いかがなされましたか?」
「いいえ、ちょっと昔を思い出していただけよ。運命の女神の預言、確かに受け取りました。
古の盟約に従い動き始めましょう。誰がどの『剣』を捜すかはあの2人と相談して決めるから、
モルガンにもそう伝えておいてくれるかしら」
「かしこまりました。それでは失礼いたします。
『炎の矢と力の女神』にダーナの加護があらんことを」
運命の女神モルガンに遣わされた「シー」を見送りながら、
ブリジットは今しがた伝えられた預言に思いを巡らす。
「13の『剣』の候補者…預言された言葉は曖昧なものだけれど、きっとあの子たちに違いない。
あの出会いはやはり無駄なんかじゃなかった。
でも、思っていた以上に残された時間は少ないみたいね……急いで2人に連絡を取らなきゃ」
世界の危機を救うため、春の女神は花咲き誇る神殿から旅立った。
| 身長 |
1.58[meter] |
| 体重 |
風に舞うごとく |
| 最高速度 |
春の鳥のごとく |
| 異名① |
春の女神 |
| 異名② |
炎の矢と力の女神 |
| 父 |
大釜を持つ男 |
| イラストレーター |
夜汽車 |
最終更新:2017年05月24日 01:12