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AQUEARIUM 用語集 - (2011/05/14 (土) 06:40:25) の編集履歴(バックアップ)


AQUEARIUM 用語集


○ティア・テティス

物語の舞台となる世界。単にテティス、あるいは“界洋(オーシャン)”とも呼ばれる。
地球と異なり、陸地や海洋が存在せず、青い大気(アクア)で覆われている。
人類は、空に浮揚している浮遊珊瑚(フロートコーラル)の上に暮らしている。


○大気(アクア)

ティア・テティスを覆う青い大気。
気体と液体の両方の性質を持ち、珊瑚を用いることで水に変えられる。
上層ほど水色、下層ほど濃い青色となる。
濃度は上層になるにつれ薄くなり、下層になるほど濃くなる。
大気はあらゆる生命活動の源であり、濃度が濃いほど豊潤な生命力を得られる。
薄い大気の下では人類は生存できず、
逆に濃い大気は人類の生命力を高め、病や怪我を治癒する効果を与える。
ただし、濃い大気が集まる下層は深界魚の密集地帯となっており、外的な理由で人類には生存不可能な領域と化している。
従って、大気濃度が中間程度の中層地帯に人類は生息している。

最も大気が薄い上層領域を、『枯渇天蓋(ドライエンド)』、
中間程度の大気濃度で、人類やその他多くの魚類の生息圏となっている領域を『水族圏(アクアリウム)』、
大気が濃く、深界魚の勢力圏となっている下層領域を『深層(アビス)』と呼ぶ。

なお、テティスの最下層には、無限の生命を与える『神の水』があるとされ、
古来より数多の権力者・冒険者がそれを求めて潜っていったが、いずれも敵わず深界魚の餌食にされている。
彼らは『潜るもの』、あるいは『深きを求めるもの』の意味で『ダイバー』と呼ばれ、テティス人にとっては開拓者精神の体現者とされている。


○珊瑚(コーラル)

テティスに多く存在する、石のような硬い骨格を発生させる微小生物。色は種族によって様々。
人類との結びつきは強く、珊瑚がなければ今の人類の発展は無かったと言ってもいい。
珊瑚の集合体である浮遊珊瑚(フロートコーラル)は、人類が暮らす大地となっている。
他にも、建物や道路、FFの機体、机や椅子、瓶や歯ブラシといった日用品、道端の石ころに至るまで、人類を取り巻く無機物のほぼ全てが珊瑚で形成されている。
また、珊瑚の中には大気を吸収してエネルギーに変える特質を持つ種が存在し、
その特質を生かし、フロートフィッシュを初めとする多くの機械の動力源としても使われている。


○海瓶器(アクエリアス)

大気(アクア)を吸ってエネルギーを発生させる
青い真珠『アクアパール』から作られた器具の総称。
珊瑚と比べて大気吸引によるエネルギーの変換効率が段違いで、
これを動力源に使ったFFは通常機種とは一線を画す性能を発揮する。
しかしアクアパールは深界魚の体内でしか生成されず、
入手には危険が伴うため大変希少で、高値で取引される。
アクアパールは深界魚の特性を引き継ぐため、
武器や防具、FFに組み込んだ場合で、魔法のような事象を発現することもある。


○精霊(プランクトン)

ティア・テティスの大気中に存在する、極小の霊体。
普通の人間には見ることも知覚することも出来ないが、
特定の人種、俗に“霊感が強い”と表される者たちは、
精霊の存在を感知し、自らの意志を浸透させることが出来る。
これにより、彼らは第六感が人一倍働くようになり、
周囲の敵意や悪意、強い感情に敏感になる。

また、精霊はこの世界のあらゆる自然物に宿っている。
霊感が強い人間の中には、精霊を介することで、
物理法則を捻じ曲げ、自然物を意のままに操れる者さえいる。
深界魚の海流操作を始めとする超常的な力の数々も、
この精霊を介して行うものとされている。

深界魚の体内から入手できるアクアパール、およびそれから造られる海瓶器を用いれば、
特別霊感が強い人間でなくとも、精霊を介した特異事象を引き起こすことが可能となる。


○魔の三角地帯(レッドゾーン・トライアングル)

メイルシュトロームによって壊滅した、
旧アトランティス帝都を中心として広がる第一級危険地帯。
アトランティス北東部を中心に、ムー、レムリアの国境付近と、
その領域は広大な範囲に及び、三国の行き来を困難にしている。
しかし皮肉にもそれが、大陸間の戦争を防ぐことに一役買っている。

首都の跡地である大穴『深淵(アビス)』から湧き出た
多くの深界魚が回遊しているため、人の住める場所ではないが、
帝都から散逸した財宝や、深界魚から入手できる宝珠を求め、
多くの海族(シーメン)が集まり、危険と隣り合わせの航海を行っている。
また、三角地帯は一部を除き法の手も及ばぬため、
逃亡する犯罪者が最後に行き付く場所とされ、ならず者たちの吹き溜まりとなっている。
そもそも三角地帯で暮らすことは、刑務所に放り込まれるよりよほど危険なため、
逃げ込む犯罪者も死罪確定の重罪人ばかりである。

中心である深淵に近づくほど強力な深界魚が多数出現する。
必然的に人類が行き来できるのは、深淵より離れた外周部に限られる。
無論危険であることには変わりない。
時折命知らずな冒険者が、名声やより希少な宝珠を求めて
深淵へと近づくが、生きて帰って来た者はごく僅か。
特に全ての発端である、旧帝都跡地に足を踏み入れた人類は記録上存在しない。


○海族と海賊

海族(シーメン)とは、フロートシップで生活を営みながら、
富や名声、自由と冒険を求めて、界洋(オーシャン)を駆け巡る者たちの総称である。
その目的は海族により様々だが、多くは各地に眠る財宝を探したり、
他者からの依頼を請け負って生活している。
基本的には一隻につき一個のファミリーを形成するが、
規模の大きい海族は船団を組み、それは時に、軍隊に匹敵する勢力となることも。

彼らの活動拠点は法の締め付けの弱い魔の三角地帯かその周辺であり、
彼らに舞い込む依頼も、各国政府が不干渉を決め込んでいる三角地帯にまつわる物が多い。

不安定な生活を送る彼らにとって、最も手っ取り早く金を稼ぐ方法は、
深界魚を仕留め、中のアクアパールを手に入れることである。
また深界魚の骨や鱗も、強固なFFやその他材料として高値で売りさばける。
ただし深界魚は強敵で、相手が幼生だけであろうと相応に命の危険を伴う戦いになる。

一方海賊(パイレーツ)とは、
略奪や犯罪など、非合法的な手段により富を求める悪党の集団を指す。
彼らは標的である海族が、深界魚を倒したところで
横から宝珠を掻っ攫うと言う行為をよく繰り返している。

ちなみに海族と海賊は日本語では読みが同じだが、
海族は“『か』いぞく”、海賊は“かいぞ『く』”とアクセントが異なる。


○軍の階級名

国家によって異なるが、ティア・テティスの軍の階級名は、
基本的に以下の通りになっている。

源帥(げんすい)
海将(かいしょう)
沖将(ちゅうじょう)
湘将(しょうしょう)
潤将(じゅんしょう)
海佐(かいさ)
沖佐(ちゅうさ)
湘佐(しょうさ)
海尉(かいい)
沖尉(ちゅうい)
湘尉(しょうい)
漕長(そうちょう)
軍漕(ぐんそう)
湖長(こちょう)




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