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四象 麗 - (2010/06/29 (火) 21:59:00) のソース
*四象 麗(ししょう れい) |性別|女| |外見|銀髪の両端が撥ねたネコミミ型の髪型。モノトーン調の着物ドレス| |ICV|平田広海| |登場作品|幻夢譚 斬羽| 夢幻回廊にのみ存在する、四象 零の同一存在。 四象 零の成れの果て、或いは成り損ない、或いは心の未使用部分。 別名、アイオーン・ブリュンスタッド 四象家の人間は、血が近い為、宗家と同じく二重人格者を傑出しやすい。 その為、零にも男女二つの可能性として『零』と『麗』二つの名が用意されていた。 結果的に零は男性として生まれ、人格が分離する事もなかった。 四象 零の陰性。 立場としては、衛宮 士郎に対するアーチャー。 存在としては、遠野 志貴に対する七夜 志貴。 関係としては、両義 式に対する両義 識に近い、というなんともややこしい存在。 元々四象 零の一部である為、パラメーター、スキルなどは殆ど変わらない(違うのは、零が無空の剣閃を使えるのに対し、麗は幻想具現化が使えるという点のみ)。 現界する際には、四象 零の肉体を寄り代として、それに霊体である麗が被さるという形を取る。 零の陰性を現す存在なので、姿かたちは瓜二つだが、性別は女性となる。 性格は軽妙洒脱。 お喋りと言うほどでもないが、相手との会話を楽しむ癖があるようである。 元々零の普段使っていない性能と、陰性としての性質の為か、零とは正反対なようでよく似ている。 &bold(){「零とは”0”。伽藍に近づくほどに強くなるのが我らの在り方」} &bold(){「成る程、私と君とは互いにカウンター同士というわけだ」} &bold(){「万象一切には始まりがある。滅びがあるなら誕生があるは必至。私の手は、全ての幻想を抱ける」} #region(close,存在概念) たった一人の護りたかった筈の人を護れなかった心の傷から、四象 零が自らを苛め抜いた結果、「成り果てた」存在。 大切なものを失った心の虚を埋めるべく、言語に絶する修行の末、生きながらにしてその魂を精霊の域まで昇華させた。 剣聖とまで呼ばれた、当代最強を謳われた剣技と、”幻想殺し”の超抜能力を以って死徒二十七祖の一角に君臨し、他の死徒達を力ずくで押さえ込んだほどの存在。 人から成ったものであるため、死徒に分類されるが、その肉体は、『癒しの概念武装』としての能力を無理矢理自己の保存に使えるように改造した結果の不老不死である為、細胞の劣化が無い。 その為、生きる為の吸血行動を必要とせず、その吸血衝動は真祖のそれに近い。 その性質と、「世界を塗り替える異能」を持つ事から、ブリュンスタッドの名を襲名した(但し、大元たる『紅い月』としての衝動を持たない為、死徒側はこの名を認めていなかった)。 正確な意味では真祖とも、死徒とも違う第三の存在。”新祖”。 しかし、どれだけ力を得ても、失われたものを取り戻す奇跡には至らず、ただ絶望に自らの存在を磨耗させるだけの存在と成り果てた。 最後は、白き吸血姫とその護衛に討たれてその生涯を閉じる事になる(つまり英霊の座に魂が迎えられていない)。 生と死、『完全なる不老不死』と『全てを殺す魔剣』という二つの相反する能力を完成させた。 陰陽の理を極めた太極の具現者。 宗家が何代にも渡って「創り上げてしまったモノ」に、僅か一代で辿り着いたモンスター。 #endregion #region(close,正体) その中核となるのは、零の中に存在する”この世全ての悪(アンリ=マユ)”に対するカウンターガーディアンとしての種子。 第四次聖杯戦争の折、漏れ出たソレに対して、世界の抑止力が用意した抗体。 元々、四象家という家系自体が、聖杯戦争という人外の境地に挑み続けた一族。 零はある意味その完成形。 魔術、幻獣、神など、ヒトが抗し得るには大きすぎる超自然的な存在へのカウンター。 生命としては惰弱窮まる人類という種が、文明の灯りを以ってそれらを世界の裏側へ葬った様に、『人類が進化の果てにあらゆる存在に打ち勝てる』という祈りを具現化したモノ。 奇跡に依らずして、ヒトがヒトのままで常識の埒外にある概念に対抗しうるという概念。 ヒトを救う英雄譚の主人公ではなく、ヒトの夢であり憧れでもある、『ヒトの強さ』という幻想を実現させる”無辜なる幻想(クリア・ファンタズム)”。 四象零という肉体そのものが、ある意味で”幻想殺しの概念武装”とも言うべきものであり、20に満たぬ年齢でサーヴァントにすら抗し得る性能を獲得したのは、そうした背景によるものもあるのかもしれない。 零が夢幻回廊に入った際に、可能性の未来の一部が後のアイオーンの姿を投影した結果生まれた存在。 零の心の未使用部分が、アイオ―ン・ブリュンスタッドという英霊の皮を無理やり被せられた存在。 故に、アイオーンとしての記憶も持ち合わせている。 人々の希望の念で以って編まれた、『人類の守護者』の概念。 #endregion #region(close,能力) 無刃の斬舞(ノーエッジ・ブレイドダンス) 刀を持たずして、刀を持っているのと同じ状態になる。 無手でありながら、相手を斬る事を可能とする秘儀。 真に剣技を極めた者にとって、刀は不要。 刀身無くして、その太刀裁きの動きだけで、モノを「斬る」という現象を引き起こす。 殺意がカタチになった奇跡。 剣聖と呼ばれた四象 零の辿り着いた剣技の極みの姿の逸話の具現。 思考の速度で相手を切り裂く事が可能な魔剣である。 霊視が可能なものには、半透明の刃の幻影が見えるという。 約束の地 四象 麗の持つ固有結界。 魔術ではなく、超抜能力としての異界。 その性質は、『あらゆる害意の無効化』。 この空間に取り込まれたものは、いかな能力で以ってしても傷つける事が不可能となる。 あらゆる傷や損壊を治し、老いや死からも解き放たれた空間。 時間という概念すら曖昧であり、殺意や敵意、悲哀や絶望といった感情すらやがては磨耗し、消滅させる。 究極の平穏。 敵味方問わず、あらゆる存在が傷つく事無い理想郷。 幻想具現化 カリキュレイト・ファンタズム。 本来の四象 零には備わっていなかった能力。 希望によって編まれた人類のカウンターガーディアンである麗が可能とする奇跡。 人々の願う、こうあって欲しいと思う理想と奇跡を具現化する力。 平たく言えば、あらゆる宝具を使いこなす事の出来る能力。 最強の概念創造者にして”幻想使い”。 #endregion