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4.それは、放課後の生徒会室で




 大変そうだからと言って引き受けた委員会の手伝いにずっと集中してしまっていた。
 ようやく手伝いが終わったと思って生徒会室に戻ったら、生徒会長の机に積まれていた書類の山。
「うへぇ……」
 すべての書類の内容に目を通しておく必要がある。
 かつ期限は明日などという無茶な状況。
 人助けに夢中になって自分本来の仕事を失念するということは度々あった。
 そして、自業自得だと言って六花は図書室に勉強に行ってしまった後だった。
 シャルルも手伝うシャル!とパートナーは声をかけてくれたが、今回ばかりは相手が悪い。
 こればっかりは仕方がないと一枚一枚読み進めていく。
「はぁ……」
 大きな溜息をひとつ。そろそろ日も暮れようとしていた。
 振り絞って出したやる気も萎え、書類の束に向かってダイブでも試みようかと思い始めた頃、
 ガラリと生徒会室の扉が開かれた。
 思わず驚いてびくりと反応してしまう。だって、もうここに来る人なんて誰も居ないと思っていたから。
 来るはずもないだろうと思っていた人がそこに立っていたから……
「六花ぁ~!」
「わっ、ちょっとマナ…!」
 おかまいなしに思わず抱き着いてしまった。
「今日は、勉強に集中できなくて来ただけなんだからね」
 六花はちょっと視線を逸らし気味に言ってたかも知れないけど、あたしは嬉しくて嬉しくて頬を摺り寄せてしまった。
「こら、調子乗らない!」
「六花ぁ……、ごめんね」
「いいわよ。さ、さっさと終わらせましょう」
最終更新:2015年02月21日 01:20