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一六◆6/pMjwqUTkgの140文字SS【12】


1.スタプリ&まほプリ「とある宇宙の片隅で①」/一六◆6/pMjwqUTk


「ほぉ、我の闇とは異なる闇か」
その星は既に光を失っている。飲まれるのはもうすぐ――そう彼女が思った時、光の戦士が立ち上がった。
エメラルドに輝く女神と、共に戦う小さな二つの影。
光と闇は激しくぶつかり、やがて闇が光を押し切ろうとする。
その時、混沌と化した星に、小さな光が生まれた。


2.スタプリ&まほプリ「とある宇宙の片隅で②」/一六◆6/pMjwqUTk


光は次第に数を増し、戦士たちの光と一体となって闇を打ち払う。
「我は――滅びぬ!」
光に押され、小さな姿で飛び去ろうとする闇を、女神が両手で包み込む。
「全ては混沌から生まれる。ならばあなたも飲み込むのではなく、生み出す力を!」
叫びと共に闇は弾け、星々の果てに、新たな銀河を形作った。


3.スタプリ&まほプリ「とある宇宙の片隅で③」/一六◆6/pMjwqUTk


「何と……新しい宇宙を生み出したというのか!」
驚きに目を見開いた彼女の、その口元が微かに緩む。
「いや。これもまた、キラヤバ、な世界なのかも知れぬ」
時空を旅するプリンセスが去った宇宙では、三人の少女と一体のクマのぬいぐるみの再会を信じるイマジネーションが、涙と共に輝いていた。


4.ララ→ひかる「また会えるその日まで」/一六◆6/pMjwqUTk


腰まで伸びた髪を二つに分ける。結ぶ位置を決め、少し考えて両方の先を髪飾りで留めた。
「へぇ。ずっと髪を伸ばしてると思ったら」
「そんな髪型がどこかの星で流行ってるルン?」
「違うルン」
鏡を見るたび思い出したくて。また貴女に会った時、少しでもなりたい自分に近付いていたい――その誓いを。


5.「転校初日・花寺家の朝」(ヒープリ第2話より)/一六◆6/pMjwqUTk


「お父さん。さっきのはイエローカード」
玄関先で、やすこが夫を軽く睨む。
お父さんが車で送ろうか――つい口から出た一言なのは、よく分かるけど。
「のどかは今、何でも自分で頑張りたいんだから。私たちは見守っていようよ」
「そうだな」
(何だかあったかいラテ)
ラテの尻尾が、小刻みに揺れた。


6.[競作2020]プリキュア&プリキュア!『君たち、エイプリルフールと間違えてるでしょ』/一六◆6/pMjwqUTk


「2/29って四年に一度しかないルン?」
「そーそー。だから今日が誕生日だと、歳取るのは四年に一度なんだよね~」
「ルン!?」
「えりか!ララさん達に嘘教えちゃダメです~!」
「私の国は八年に一度閏年だから、も~っと歳取らないよ?」
「そうニャン!?」
「ひめ!さらに悪ノリしない!」


7.「刻め!ジャーナリズム」①(ヒープリ第8話より)/一六◆6/pMjwqUTk


校内新聞には『謎の怪物またも現る!』の見出しと、怪物の大きな写真。
「ヤバ……あの時も居たんだ~、ビンカン編集長!」
「敏腕ね。でも良かった、プリキュアの写真は無いわね」
「てかこの写真、ボケボケじゃん」
「遠くから撮って、無理矢理引き伸ばしたみたい」
「あれ?ちゆちゃん、これ見て」


8.「刻め!ジャーナリズム」②(ヒープリ第8話より)/一六◆6/pMjwqUTk


メイン記事のすぐ下には、あの時の、バーを越えんとするちゆの写真。そして――。
『沢泉選手、絶好調!延期の陸上大会、期待高まる』
「えっ?編集長、戻って来たんだ」
「何だかんだ言って、益子君もちゆちゃんのこと、応援してるんだね」
ちゆは黙って微笑んで、写真の余白に見える空をそっと撫でた。


9.「ラビリンの、始まりの物語①」(ヒープリ第1話より)/一六◆6/pMjwqUTk


「ぷにシールド!んー、どうやるラビ?」
ヒーリングガーデンの片隅で、ラビリンが本を置いて、両手を前に突き出す。
「お?ラビリン、何やってんだ?」
「早く行かないと、お手当の実習に遅れるペェ」
「い、今行くラビ!」
一緒に見習いになった仲間たちに声を掛けられ、慌てて本を後ろ手に隠した。


10.「ラビリンの、始まりの物語②」(ヒープリ第1話より)/一六◆6/pMjwqUTk


伝説の戦士・プリキュアの記録。その話は凄くカッコ良くて、ワクワクして。
(ラビリンだって、いつか……)
そして時は流れ――。
「グレース!落下の勢いで攻撃ラビ!」
「わかった!」
あの本が、こんなに早く役に立つなんて。
「今ラビ!浄化するラビ!」
ラビリンの戦いの物語も今、始まったのだ。
最終更新:2020年04月26日 14:48