未来へのイマジネーション 5 キラやば~☆な未来を信じて




「ひかる いよいよですね」

ロケットで飛び立つ前のひかるにまどかは声をかける

「うん」

「緊張・・・してますか?」

「そうかな・・・(苦笑) でもね 今日 とっても素敵な夢をみたんだ」

「夢・・・ですか?」

「昔 ララ達と別れたばかりの頃 よく夢を見るって話をしたでしょ?」

「そんな事がありましたね」

「しばらくしたら見る事はなくなってたんだけど またみたんだ。でも あの頃とは違って嫌な感じはしなかった・・・むしろね その夢みたいにまたララ達と会える事があるかもしれない・・・って思えたんだ」

「ふふふ・・・」

「まどかさん?」

「心配してましたけど もう大丈夫そうですね」

元気そうなひかるの様子を見てまどかは安心していた

「時間だ・・・それじゃあ まどかさん 行ってきます」

「行ってらっしゃい ひかる」

ひかるはロケットの方へ行ってしまった。まどかもこの場所を後にした

「まどか~」

「えれな!!」

「ひかる 飛び立っていったね」

「ええ。」

「遂にひかるの夢が叶ったんだね」

「そうですね。」

「私さ~ずっとドキドキしっぱなしだったよ」

「私も ひかるを励ましておきながら 内心はとても心配していました。でも ひかるは 昔のように目をキラキラさせていて・・・凄く希望に満ち溢れていました」

「それでこそひかるだよね」

まどかから話を聞きえれなは笑った

「ララ・・・私 また宇宙に来れたよ」

ひかるは久しぶりに見る宇宙の景色に感動していた

「フーワー!!」

「え!!・・・キラやば~(涙目)」

聞き覚えのある声 まばゆく光ったその先を見てひかるは 嬉しそうにそう言った

「・・・・・・あれ?」

気がつくとそこはひかるの部屋だった

「夢か・・・でも」

不思議な気持ちこそしたものの 嫌な感じはしていなかった

「まどかさん おっはよ~☆」

観星中へ向かう途中ひかるは 高校へ向かうまどかさんに声をかける

「ひかる おはようございます・・・今日は元気ですね」

「また夢を見たんです 不思議な夢だったけど でも 凄くいい夢だった」

「まあ!それは一体どんな夢なんですか?」

「もう覚えてないけど でも いい夢だったのは確かだよ」

「そうなんですか」

「何だか 宇宙飛行士になるって夢も ララ達にまた会うって夢も本当に叶う気がしてきた」

「きっと そうなりますよ」

もうすっかり元気になったひかるを見てまどかは微笑んでいた


最終更新:2020年04月01日 19:48