かおすの140文字SS【21】


1.スタプリ小咄 あかうおってしらない?/かおす


「コレは鯛ルン?」
「赤魚だよー」
「大きな金魚にゃん」
「それはあかうおっていうお魚です」
「金魚にゃん」
「キンメっぽくない?」
「鯛じゃないルン?」
「うち、庶民だから…」
「ララに他意はありませんが…」
「しゃれルン?」
「やっぱり金魚にゃん」


2.はぐっと小咄 惜しいです/かおす


「えみる,どうしたのですか?」
「ね,ネタが」
「ネタがどうしたのですか?」
「今書きとめておこうと思って…どっかにいってしまいました」
「困りました」
「困ったのです」
「それがネタになっていませんか?」
「オチがありません」
「どっかに行ってしまったのですね」
「落ちてないでしょうか?


3.はぐっと小咄 まだネタひきずっとるんかい/かおす


「まだ思い出しませんか?」
「るーるー…完全に消えてしまいました」
「ちゃんはなネタでは?」
「それは文字数を食い過ぎるので却下なのです」
「食べ過ぎはよくありませんね」
「お腹がすいたのですね」
「ネタといえば..」
「お寿司は高いのです!」
「スイカかと思いました」
「それはタネです」


4.はぐっと小咄 ばれてたのはおじさんだ/かおす


「タネも仕掛けもないのです~!」
「ネタも仕掛けもありません」
「それは最悪なのです」
「何か仕掛けがあればいいのですが...」
「トラウムを呼びましょうか?」
「くせになるといけません」
「さっきから待っとるでー」
「タネがばれていました」
「それをいうならネタなのです」


5.5で小咄 お菓子の国のおいしい芸/かおす


「かれんでーす」
「こまちでーす」
「二人でパフェを食べまーす」
「ちょっとそれは…」
「りん、何か?」
「いや…いいんですけど~」
「これってもう立派な芸ですよねー」
「すごいよねーお互いに食べさせてあげるだけの芸なんて」
「なんかバカにされてる気分ね」
「そー?立派なパフォーマンスよ」


6.5で小咄 茶番/かおす


「のぞみでーす ひとりでパフェを食べまーす」
「みるくみるー 一人でチョコを食べるみる」
「ココここー! 1人でシュークリームを食べるココ」
「ナッツだ 1人で…こまち、たべるか?」
「うらぎりものだー」
「裏切り者ミル」
「ナッツさんは悪くないわ」
「…茶番ね」
「ティータイムですから♡」


7.はとプリ+小咄 お尻パンチ/かおす


「つぼみのお尻パンチをダブルでやれるピンクプリキュアってさー、サマー以外意外と思い当たらないねー」
「そうでしょうか?」
「あたしやりたーい!」
「フローラ!」
「あたしもやってもいーかも」
「ハニー! あんたイエローじゃん」
「あたしもあたしもー」
「…思った以上に人気ね」


8.はとプリ小咄 企画倒れ/かおす


「お尻パンチとくればー、次は全部パンチー! ゆりさんやらない?」
「…えりか、今何か言った?」
「いえ…」
「でも、フォルテッシモって全部パンチっぽいよね」
「でしょでしょー! 今度3人でやってみよーよ」
「…fff そうなるとフォルテテシッシモでしょうか」
「つぼみ、ほっときなさい」


9.スタプリ小咄 いかないで(笑)/かおす


「止めてくれるなおっかさん、これどういう意味ルン?」
「ああ、クーラーつけっぱなしだから消すよー、って言われた時にやめてーってゆー意味だよー」
「え? 第1ボタンが苦しいからはずしたいのに留めようとする母親に言うのでは」
  ララ様、お二人の説明は…
「あ、もう文字数いっぱいにゃん」


10.はぐっと小咄 立秋/かおす


「立秋なのです! 風立ちぬなのです!」
「今日は風がありません」
「風、寝ていますね。あじーです」
「秋はサンマです」
「今日はまだアイスがいいと思います!」
「そうしましょう」

「残暑お見舞い申し上げます!!」
最終更新:2021年08月07日 22:11