『絆わんだふる!春のSS祭り2024~閉幕ワン?~』/一六◆6/pMjwqUTk




「わ~ん、いろは~! 会いたかったよぉぉぉ!」
 こむぎが全速力でいろはに駆け寄り、首に両腕を回して抱き着いた。そんなこむぎを、いろはも優しく抱き締める。
 ここソラシドパークには、なんと70人を超えるプリキュアとその仲間たちが集まっていた。それも、箒に乗って飛んで来たり、空に現れた虹色の鍵盤の上を飛んで来たり、巨大な鳥に乗って来たり、はたまた瞬間移動で突然現れたりと、実に様々な方法で。
 いろはとまゆとユキ、そして悟と大福も、何とニコガーデンの鳥たちが運ぶブランコに乗って現れた。こむぎは早速いろはに頼んで、さっき助けた三毛猫をニコガーデンに帰すと、ようやくホッとしてお話し会の会場に向かった。

「ねえねえ、いろは。プリキュアの先輩たちに、動物の先輩ってあんまり居ないんだね。ツバサ君にも聞いたんだけど、知らないって言ってた」
「そうなの? でも、ユニちゃんは猫じゃない?」
「そうだね。猫耳のままで立って歩いて喋ってるね!」
「それに、いちかちゃんたちは変身すると動物になるって言ってたよ? あきらさんは、犬のプリキュアなんだって」
「そうなの!? うわぁ、お話ししたーい!」
 プリキュアの仲間たちの中には、動物や、動物の姿の妖精たちもたくさん居た。こむぎは人の姿になったり犬の姿になったりしながら、忙しくみんなの間を走り回る。

「ねえ、いろは。テーマは「ワンダフル」と「動物」だったけど、みんなのお話って、どれもワンダフルだよね!」
「そうだね。でも、それも当然かな。だって人間と動物が触れ合って、みんな仲良しなら、それってとーってもワンダフルだもん」
「わん!」

 お話し会は、どうやらまだもう少し続くらしい。こむぎはもっともっとワンダフルな話をたくさん聞きたいと、いろはの手を引っ張ってソラシドパークを駆け出した。
最終更新:2024年05月13日 00:15