Quartet? Dreams/makiray
アイドル・プリキュアの三人が集まっています。
「もうちょっと強化したいんですよね」
「メンバー追加する?」
「そうですね。四人いると、コーラスも厚くなるし、表現にも幅ができます」
「先輩たちに相談してみよう」
「私は無理」
水無月かれんは話を聞くなり断りました。
「うららちゃんと一緒にステージに立った経験を活かしてほしいんです」
「ダメよ。とっても恥ずかしかったんだから」
顔を真っ赤にしているので無理強いもできません。
「私の鞄持ちとかやってみるニャン? 宇宙を駆け回れるニャン」
「とりあえずは地球内で行こうかと…」
マオのお誘いを ななはやんわりと断りました。
「ねぇねぇ、あなたたちアイドルなんだって?」
「相田先輩」
「もし人手が足りなかったら手伝ってあげ――六花、ひっぱらないでよ」
どういうわけか六花はマナを引きずって連れて行ってしまいました。
「難しいね…」
「やっぱり、今の路線で行こうよ」
「はい。がんばりましょう!」
「ファイト、おーっ!」
そこに五人の影が。
「星空先輩?」
「今日びのアイドルは、笑いの一つもとれんとあかんで」
スマイルプリキュアの面々でした。
「あ、そういうのはいいです」
「なんでぇ?!」
三人は王道アイドルを極めることを決心したのでした。
最終更新:2025年04月29日 22:25