続・クローバーの二月/一六 ◆6/pMjwqUTk
隼人 「明日は、なんてまどろっこしいぞ。おーい、雪! もっとじゃんじゃん降れ!」
瞬 「フン。天に向かって呼びかけるなんて、君は相変わらず子供だね」
せつな「隼人! 瞬! 二人とも、何しに来たのよ?」
瞬 「僕はこの町の雪景色を眺めに来たのさ。スコップを持ったこのバカは、違うようだけどね」
隼人 「雪が積もったら、これで町中の雪かきをしてやろうと思ってな。この町の雪をぜ~んぶ集めたら、天然のかき氷が食べ放題だぞ!」
せつな「……どこまでバカなの?」
瞬 「だから、甘いものは見たくもないって言ってるだろ」
祈里 「隼人さん、それは止めた方が良いよ。そんなもの食べたら……」
隼人 「知ってるぞ! 一度にたくさん食べると、アイスクリーム頭痛っていうのになるんだろ? それは経験済みだ。だったらゆっくり食べればいいのだ!」
祈里 「そうじゃなくて、この町の空気や土も、そこまで綺麗じゃないの。積もった雪には様々な有害物質が混ざってるから、食べたら体に毒だよ?」
隼人 「そうか……この世界でも、そういうことがあるんだな。なら仕方がない。この町の雪を全部集めて、クローバーの丘にゲレンデってものを作ってやる!」
瞬 「風流のカケラもないね、君は。家の中で雪景色を眺めるからこそ、雪は美しいんじゃないか。そんな、ゲレンデが出来るほどじゃんじゃん降られてたまるか」
せつな「ストップ! その内輪揉めは、どっか他所に行ってやりなさい。天然の雪に失礼よ」
美希 「まあまあ。今晩どれだけ積もるかは、明日になってみないと判らないんだし」
ラブ 「そうだよ! まずはそういう、“明日の朝どれだけ積もってるかな?”っていうワクワクから、体験してみたら?」
せつな「いいわね、それ。明日の朝の景色を考えただけでワクワクするわ」
隼人 「おおっ! じゃあたくさん積もるように、今から天に向かって気合いを入れて……(バコッ!!)痛ってぇ~、何すんだ、イース!」
せつな「いいから少しは雪を見習って、静かにしていられないの?」
ラブ 「う~ん、せつなのキビシイ発言の数々って……」
祈里 「隼人さんと瞬さんに対しては……」
美希 「ほんっとに容赦なく降りかかるわね」
最終更新:2014年02月13日 05:47