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いっしょ ~ プリキュアオールスターズ NewStage 3.0a 第5話:坂上家へようこそ




「ここがあゆみの家か」
「きれい」
 新しい友達ができた。ふたりはあゆみの部屋で暮らすことになる。
 言葉は乱暴だが勇気いっぱいのグレル。
 泣き虫だけどやさしいエンエン。
 あゆみを呼んだのはこのふたりの声だった。バクの妖精の子供、ユメタを助けたい、というふたりの思いがあゆみに届いたのだった。
 グレル、エンエン、フーちゃん、あゆみ。四つの思いが重なって、キュアエコーが復活した。そして、キュアデコルとふたりの妖精の力で、あゆみはキュアエコーにいつでも変身できるようになった。
 もちろん、その覚悟ができたわけではない。ブルースカイ王国の大使館では、めぐみと ひめと ゆうこが幻影帝国との戦いについてブルーやリボンと頭をひねっているだろう。それに参加します、などと軽々しくは言えない。
 困っているのなら手を貸すつもりはある。おそらく、「思いを届ける」プリキュアには、その思いがすぐに届くことだろう。
 だが、そういう毎日を送る、という決心はまだできなかった。あゆみにはまだ「戦い」というものがわかっていないようだった。
(今回もうまくいかなかったしね)
 キュアエコー登場で悪夢との戦いの流れは確かに変わったが、決定打にはならなかった。
 そして、バクの妖精の親子の行き違いは、キュアエコーが仲介する必要もなかった。自分の力不足にはため息が出るが、あるいは、親子の間というのはそういうものなのかもしれなかった。
 プリキュアたちの手伝いをしながら、少しずつ進んでいこう。そしていつか、先輩たちに胸を張って「私もプリキュアです」と言えるようになろう。
「あゆみは、そのキュアデコルで変身するのか?」
「グレル、『あゆみちゃん』って言おうよ。会ったばっかりなんだから」
「いいんだよ。俺たちは友達でパートナーなんだから」
「ふふ。『あゆみ』でいいよ」
「ほらみろ」
 そしてもう一人、フーちゃん。
 まず、そこから始めよう。私たちは、四人でプリキュアなんだから。
「ね。
 このキュアデコルはね」
最終更新:2014年05月13日 23:10