140文字SS:スイートプリキュア♪【1】
1.ハミィ&エレン 「ハミィはただの猫ニャ」/一六◆6/pMjwqUTk
「にゃーにゃー、ハミィはただの猫ニャ」
「違う!コイツ喋れるぞ!」
子猫を取り囲む少年たちに、立ちはだかる少女。
「ええ、ただの猫じゃないわ。私の大事な大事な親友よ!」
少年たちが後ずさったのは、エレンの剣幕に恐れをなして?
それとも真っ赤に染まった彼女の顔に、毒気を抜かれてしまったから?
2.ハミィとエレンで「もし」/makiray
ハミィの友達で「長老」と呼ばれていた猫が息を引き取った。
ハミィはずっと泣き通しだ。
私の胸も痛い。原因は長老のことじゃない。
もしハミィがいなくなったら。
そう思うと、胸のビートが激しくなって、涙があふれる。
こんな顔じゃハミィに会えない。
ごめんね。そばにいてあげたいのに、できない。
3.ひびかな【横たわり… / 唇を重ねたまま】/ねぎぼう
「今日は朝5時から起こされたから超眠いです」
そのまま響は奏の膝を枕にして横たわり……すうすう寝息をたてる。
「響、風邪ひいちゃうわよ」
仕方なく奏はコートを脱ぎ響に掛けた。
あどけない寝顔に思わず奏は……
(二人は本当に仲がいいんだね)
唇を重ねたままの二人は見ないふりする王子先輩だった。
4.ひびかな【唇を奪われて / イケナイ子】/ねぎぼう
「もーらいっ!」
いつものように響は奏の作ったケーキを盗み食い。
でも、今日のは……
(あれれ、変だよ……)
――
唇を奪われても気付かない。
その甘い香りに奏自身も酔いそうになる。
「ケーキを盗み食いするイケナイ子には、たっぷりお仕置きしてあげる」
そう言うと、リボンをしゅるんとほどいた。
5.ひびかなで【だっこしたまま / もっと開いて】/ねぎぼう
「足くじいた。おんぶして」
いつかの意趣返しを目論んだ響。
するとあろうことか奏は響を前から抱えようとする。
「奏、これじゃ『だっこ』……」
奏は響をだっこしたまま座り込んだ。
響の両足で奏を挟ませる。
「もっと開いてよ」
まさに「だいしゅきホールド」の体勢となり、響の顔は真っ赤になった。
6.ひびかなで【指先が / イイ子にしててね】/ねぎぼう
指先で響のお腹を撫でる。
「あんなに私のケーキを盗み食いしてるのにずるいわ」
「奏のはぷよぷよな調べ!」
「その口で言うんだ?」
指を響の唇に押し当てると、そのまますっ、と口の中に。
「甘ぁい……大好き」
響は美味しそうに奏の指を吸う。
小指で顎を撫でながら
「イイ子にしててね?」
響が頷く。
7.[競作2015]スイートプリキュア・あこ『大切な仲間』/mizuiram
「響のバカっ!」
「奏のわからず屋!」
…またやってる。
「喧嘩するほど何とやらじゃな」
呆れ顔の私に、お祖父ちゃんが微笑む。
「私には縁のない話よ」
私ならもっとオトナの対応を
「あこ助けて!」
「ちょ!?」
「卑怯よ響!」
「~もう、いい加減にしなさい!」
お祖父ちゃん、笑ってないで何とかしてっ!
8.[競作2015]響&奏「大切なモノ」/一六◆6/pMjwqUTkg
「もう!私もエレンも仲間のこと書いたのに、響ったら」
「ヒドいよ奏。人の作文、盗み読みして!」
「最初の方だけ見えちゃったの。大体なんで“大切なもの”ってテーマで、響が“ケーキ”なんて書くわけ?」
「だってぇ。ケーキってさ、奏との絆みたいな物でしょ?仲が悪かった頃も、ずっと」
「響……」
9.[競作2015]ベストカップルの基本/アクアマリン
「ねえ、響。1つ聴いていい?」
「どうしたの、アコ?」
「何で奏といる時にいっつも恋人つなぎしてるの?」
「えー別にいいじゃん。わたしと奏の仲だし」
「そうよ。それに響と手をつなぐ時は10年くらい前からずっとこうしてるわ」
(じゅ、10年間も続けてるの!)
10.[競作2015]セイレーン「大切な親友」/mizuiram
「重いわよハミィ。太ったんじゃない?」
「成長したと言って欲しいにゃ」
温かな膝の上、寝転ぶハミィを苦笑して見下ろす。
…もう、同じ視線で笑えない私なのに
「セイレーンの傍が一番ポカポカ気持ちいいにゃ」
ハミィの温もりは変わらない。
「…私も、あったかいわ」
寄せた掌に、小さな肉球が重なった。
最終更新:2015年02月13日 00:12