140文字SS:フレッシュプリキュア!【5】
1.ラブせつで『普通の尺度』/ねぎぼう
「ラブが今度ラビリンスでツアーだって」
「せつなちゃんに会うんだ?」
「その後はラビリンスの出身者がいる世界を回るから、せつなも帯同するって。
『世界に通じる愛』と『ラビリンスの皆を笑顔にする』って随分大きなスケールなのね」
「ラブちゃんとせつなちゃんにとってはそれが普通の尺度なのよ」
2.ラブせつで『それ以上は許さない』/ねぎぼう
キュアピーチに白い敵が次々と押し寄せてくる。倒しても倒してもその数は増えるばかり。
「覚悟しなさい」
「それ以上は許さないから!」
“ば○え~ん“
“うわあああ~“
――「私の勝ちね」
「パッション強すぎ」
すごろく空間でのぷ○ぷよ対決。敗者は一回休みか勝者の命令に従う。
勿論選んだのは……
3.ラブ&美希 「心を鬼にして・・・」/一六◆6/pMjwqUTk
パジャマパーティーからの帰り際、ラブが駆け寄ってきた。
「美希たん、さっきはありがとう。それとゴメン。手、痛かったよね?」
心を鬼にして友達の頬を張った。
その手の痛みは、彼女の方がよく知ってる。
「なぁに言ってんの!」
ポンと叩いた肩の向こうで、ラブが拳で想いを伝えた少女が微笑んでいた。
4.ラブせつで『嘘、だったりして』/ねぎぼう
「ごめんなさい、せつな。ニンジンもちゃんと買いました」
「おばさまにもね」
「ついでにピーマンも買いました」
顔が青くなるせつな。
「嘘、だったりして」
脱兎の如く逃げ出す。
「もーっ、私から逃げられるとでも思ってるの?」
「捕まえて、くれるよね?」
『こあくま』の悪戯に今度は顔が赤くなる。
5.ラブせつで『夢、だったりして』/一六◆6/pMjwqUTk
「せつな」
「ん?」
「せつな」
「なぁに?」
何度呼んでも足りない。大好きなせつなと一緒に暮らせるのが嬉しくて。
その名前は舌で甘く溶け、少しだけ胸がキュンと痛む。
(夢、だったりして)
「せつなぁ!返事して」
「ずっとしてるじゃない」
だから確かめさせて。
この幸せが、ちゃんと現実だってことを。
6.ラブせつで『嘘、だったりして』/一六◆6/pMjwqUTk
「せつな」
「ん?」
「せつな」
「なぁに?」
声も表情も全て嬉しそう。
私と暮らせて夢みたい?私こそ幸せ過ぎて現実感無いわ。
「せつなぁ!返事して」
「ずっとしてるじゃない」
(嘘、だったりして)
わざと心の中で呟いて思わず笑った。
ラブの嘘なんてこの現実よりずっとありえない――そう思える自分に。
7.ラブせつで『きっとそれで正解』/ねぎぼう
「きっとそれで正解だよ!」
「どして?」
「せつながそれでいいと思ったんだよね?だから、大丈夫だよ!」
「……そうね、ラブ。精一杯頑張るわ!」
迷う私をこうして引っ張ってくれた。
正解があるとは限らない、この世界で知ったこと。
自分が選んだ答えを信じて頑張る、この世界で学んだ大切なこと。
8.フレッシュプリキュア・イース「紅蓮」/一六◆6/pMjwqUTk
お七という少女が火事を起こし罰として寿命を奪われる――この世界の昔話。
恋人に会いたい一心?
嘘。本当は全てをぶち壊したかったのよね。
刹那の関係を。蘇る笑顔を。変わっていく心を。
だが私は違う!メビウス様のために今日こそ決着を付ける。
紅蓮の闘志に瞳が燃える。
それが哀しみの炎とも知らず。
9.ラブせつで【 ひとめぼれ 】/ねぎぼう
「あの子が近い内に私達の敵になる」
『水晶玉』の表示は元々長期戦による疲弊に対する警告。
ならば、変身アイテムを奪うことで「長い付き合い」も絶ち切れるし、ゲージも満たされる。
「あの子と戦わなくて済む」という甘い感傷、
ましてやそれが「ひとめぼれ」によるものでは断じてない、筈だった。
10.ラブせつで『そうだったっけ、覚えてないや』/ねぎぼう
「そうだったっけ、覚えてないや。あたし頭悪いし」
(私がラブを傷付けていたのに)
「せつなはあたしのことで悩まなくていいんだからね」
優しさと強さを湛えた目。
かつて正視できなかったその目が今は滲んで見えない。
「せつなって、泣き虫だね」
涙声のラブ。
「何いってるの?ラブもじゃない……」
最終更新:2014年09月06日 12:06