140文字SS:フレッシュプリキュア!【12】
1.ラブせつで【 真っ赤なウソ 】/ねぎぼう
「真っ赤なウソ、か。君のダイヤの色に似つかわしい言葉だね」
「ふん、そんなこと。私はメビウス様のお役に立つことを為すだけだ」
(プリキュアを倒すのではない。プリキュアでなくすのだ。そうすればあいつを……)
ふと湧いた思念にかぶりを降る。
(馬鹿な。自分の嘘に自分が惑わされることなど)
2.ラブせつで『うん、知ってる』/ねぎぼう
「僕達の街にもプリキュアがいたんだよね」
「うん、知ってる!」
子供たちの話声。
悪の足音が遠くに去った今、プリキュアの存在はいわば『都市伝説』となっていた。
「あたし達も昔は……」
「今はもう普通の女子、というのね」
「そうだね。せつなもここではそうだもんね」
「ラブ!」
束の間の二人の時。
3.ラブせつで『永遠を現実にしてしまう人』/ねぎぼう
計画により永遠を現実にしてしまう人が支配していた世界。
その中で明日をも知れぬ私達は謂わば「鬼子」のような存在だった。
だから、あの時デリートホールで私達を消去しようとしたのかも知れない……
「せつな!明日はコレでお出かけ、しよ?」
ラブの手には1日フリー乗車券が2枚。
「ええ!ラブ」
4.ラブせつで【 こたえはここに 】/ねぎぼう
転入に際して過去の学習状況を把握するためのテスト、らしい。
せつなはその回答用紙を前に考え込んでいるようであった。
(答案の書き方がわからないのかも?)
「こたえはここに書けば……」
やおら鉛筆をとるとあっという間に解答欄が埋まっていった。
「(簡単すぎて)何か裏があると思ったの」
5.ラブせつで『一番厄介な存在』/ねぎぼう
不運なことに一番厄介な存在が潜んでいた。
しかしこれを乗り越えないと至福の時はやってこない。
目の前に救世主がいるではないか?
ここは全てを託すとしよう。
代償が伴うのも覚悟の上だ。
「せつな、ニンジン代わりに食べて!」
「ダメよ、ちゃんと自分で食べて」
「デザートのプリン半分あげるから」
6.ラブせつで『ちょっと黙って』2/ねぎぼう
33話でもしもピーチの参戦がもう少し早かったら
「そいつは裏切り者だ。また裏切るかもしれないぞ」
「せつなはね……」
「それってすごーく嫌な奴じゃないか?って、何だお前は!」
「ちょっと黙って聞いてたら、あたしのせつなに何て事言っちゃってんの!?
アンタなんか一緒にタコ焼きにしてやんよ!」
7.ラブせつで『長く一緒にいた影響』/ねぎぼう
「イースさんはどうしていつもそんなに頑張れるのですか?」
母国再建の難題多き中でも笑顔を絶やさず人々を勇気づけるせつなに尋ねた者がいた。
「どんなに苦しくても、貴女の笑顔には助けられていますよ」
(長く一緒にいた影響かしら……)
ピンクのブレスレットをちらりと見つめる。
「それはね……」
8.それぞれの未来で頑張る二人。/ねぎぼう
レッスンやステージでどんなに疲れていても、寝る前には机に向かうラブ。
クラスメートに借りたノートを書き写し、その内容を整理するのだ。
せつなが歴史だけは苦手としていたその訳を知っていたから。
せつな達の後悔を繰り返さぬためにももっと歴史を学びたい。
鉛筆を握るその手には赤いブレスレット。
9.ラブせつで【 一緒に住もう 】/ねぎぼう
あのときの「家においでよ」は行き場所を失ったせつなを助けるため、
お父さんとお母さんに頼んでの言葉だった。
今はお互い居場所も持っていることをわかっている。
それでも大切な人と帰ってくる場所と時間を少しでも共有したい。
真新しい部屋の鍵と共に決意を込めた言葉。
「せつな、一緒に住もう」
10.ラブせつで『運命という罠』&【 目と目が合った 】/ねぎぼう
駆け付けたラブは、せつなは自分が医務室に連れていくからシフォンを見失った祈里の所に行ってと言う。
せつなの秘密を垣間見た美希の目と目が合ったラブはあくまで『自分なら大丈夫』を崩さない。
ラブを、ラブの友情を信じたいという気持ちが戦士としての冷徹さを鈍らせた。
これも運命という罠。
最終更新:2014年11月18日 21:55