十六章 クイーンジコチュー
ジコチューを召喚したのは私です。
何を言っているの!?自分がジコチューを召喚したなんて。ジコチューでもないくせに!!
レジーナはエースの発言に戸惑いを隠せなかった。
エース「レジーナは気づいているハズです。」
でなければルストに協力するハズがありませんよね?エースは真剣に言います。
レジーナ「ジコチューを召喚出来るのはジコチューだけよ!!」
エース「確かに。ジコチューを召喚する力は本来ならばジコチューが持つ能力。私には縁のないハズです。でも、それはあなたにも言えるハズですわよ!!」
レジーナ「・・・」
エース「レジーナだってジコチューではないのです。あなたは元々は私と同じ、王女から生まれた存在に過ぎません。」
レジーナ「でも、それでも・・・あたしはジコチューと同じなのよ。あんたとは・・・みんなとは違う。」
エース「それは私達だって変わりません。ジコチューじゃない人なんていない。かつてあなたが真琴に言ったらしいですね。」
レジーナ「!!」
その言葉にハッとするレジーナ。確かに自分はそんな事を言った覚えもある。でもそれはジコチューが当たり前・・・そう 思っていたからに過ぎない。
エース「ジコチューと愛は表裏一体。レジーナは大切なものを守りたかっただけです。私も同じです。レジーナ・・・あながジコチューというなら私だって同じです。私はまた、あなたの事が守れなかった。またあなたを苦しめてしまったのです。」
レジーナ「違う!!あんたは悪くない!!」
悲しそうに言うエースに 反論するレジーナ。
レジーナ「あれは私が勝手にやった事よ!!私がジコチューだったのよ!!」
エース「レジーナ・・・もう、いいのです。もうあなたが苦しむ必要なんてないのです」
レジーナ「私は・・・私はあんたの事なんか・・・」
レジーナの目には涙が溢れていました。
アイちゃん「あ・・・あ・・・」
何か伝えたそうなアイちゃん。そこに
パチパチパチ
ルスト「素晴らしい茶番ありがとうございます(笑)」
レジーナ「ルスト・・・」
レジーナはルストを睨みつけました。
ルスト「お~怖い怖い(笑)」
エース「あなたがルスト!!」
エースも怒りの表情でルストを見ます。
ルスト「初めまして愛の切り札さん(笑)」
エース「ふざけないでください!!」
ルスト「これは失礼♪♪お遊びはこれくらいにして、本題にいきましょう(笑)」
レジーナ「何しに来たのよ!!」
ルスト「私にそんな口をきいていいんですかね~(笑)」
不気味な笑いを浮かべながらレジーナを見るルスト
レジーナ「くっ!!」
エース「やはり!!あなたがレジーナを・・・」
ルスト「その通りでございます♪♪いやはや彼女はよく働いてくれましたよ(笑)」
エース「これ以上、あなたの好きにはさせません!!」
レジーナとルストの間に割って入るエース。
ルスト「ご心配なく・・・今、用があるのはあなたのほうですから」
エース「!!ぐっ」
レジーナ「ちょっと!!この子は巻き込まないって約束でしょう!?」
エースに襲いかかるルスト。困惑するレジーナ。
ルスト「ですから、これまでは何も危害を加えませんでしたよ、約束通りにね(笑)しかし、あなたは馬鹿な人だ。」
レジーナ「どういう事よ!!」
ルスト「あなたは私にまんまと協力してくれました・・・。あなたのお陰で全て計画通り(笑)」
レジーナ「なん・・・ですって・・・」
自分が利用されていただけだと知りショックを受けるレジーナ。
エース「許せません・・・レジーナが・・・今日までどんな思いで・・・あなたに従っていたと思っているのですか・・・!!」
苦しみながらも、レジーナを利用し、苦しめたルストに激怒するエース。
ルスト「凄い怒りですねぇ~(笑)しかし、今の私にあなたが敵うでしょうか?(笑)」
エース「ぐ・・・」
ルストの力の前に何も出来ないエース。
レジーナ「だめえええ!!」
ルスト「おやおや、わざわざ自分から飛び込んで来てくれるとは・・・」
エース「・・・!!」
レジーナ「ミラクルドラゴングレイブ!!」
エース「レジーナ!!」
レジーナがエースを助けようとします。
ルスト「おやおや、とんだ邪魔が入りましたねぇ・・・でも、このジャネージは誰にも止められませんよ(笑)」
レジーナ・エース「きゃあああああ!!」
ルスト「二人仲良くジャネージに飲み込まれてしまいなさい(ゲス顔)」
二人はジャネージに取り込まれてしまいました。
アイちゃん「レジーナ・・・エース・・・わあああああん><」
二人を心配して泣き出すアイちゃん
ルスト「うるさい赤ん坊ですねぇ・・・」
ルストがアイちゃんに攻撃を放ちました。
閃け・ホーリーソード!!
ルスト「おや?」
ソード「アイちゃん大丈夫?」
ダイヤ「あなた!!アイちゃんになんて事するの!!」
ハート「レジーナとエースは何処!!」
ロゼッタ「みなさん、あれを!!」
ロゼッタが叫びます。ハート達もそれを見て驚きます。
ダイヤ「ちょっと・・・何よアレ・・・」
それはまるでプリキュアのような・・・
ソード「エース・・・?」
ダビィ「少し違う気がするビィ・・・」
アイ「あ・・・あ・・・」
ハート「アイちゃん?・・・!アレはミラクルドラゴングレイブ!!」
ダイヤ「それじゃあまさか!?」
ロゼッタ「エースとレジーナさんなんですか?」
ルスト「流石は皆様。察しがよい(笑)」
ソード「二人に何をしたの!!」
ルスト「哀れにもこのお嬢さん達はジャネージに負けたのです。そしてめでたくジコチューになったのです♪♪」
ハート「違うよ・・・二人は絶対にジコチューなんかに負けたりしない!!私達が二人のドキドキを取り戻して見せる!!」
ソード「そうよ!!二人に何かあったら王女様に顔向け出来ないわ!」
ダイヤ「私達が必ず助ける!!」
ロゼッタ「大切な友達をあなたの思い通りにはさせません!!」
ハート達は二人を助ける為に戦います。
???「私はクイーンジコチュー。ジコチューの女王・・・あなた達は私には勝てない。」
ダイヤ「二人が合わさっただけに、流石に強い・・・」
ハート「でも、諦めない!!」
ロゼッタ「ええ!!」
手強いクイーンジコチュー相手に苦戦をするハート達。二人を助ける為に みんな諦めません。
ルスト「無駄な事を・・・いずれ彼女らは意思を完全に奪われ本当にジコチューになるのです。あなた達が足掻こうとどうにもならないのです。」
ソード「そんな事ない!!あぐりちゃんも・・・レジーナも・・・ジコチューになんかならない。二人には王女から貰った愛があるんだから。」
ルスト「くだらない・・・愛などと。その愛こそが彼女らを苦しめているのですよ(笑)」
ハート「そうだとしても・・・それは二人がお互いを思っているからだよ。大切だから、大事だから悩むんだよ」
ダイヤ「例え悩んだり苦しんだりしても、私は一人じゃない!!マナがみんながいるから愛を失う事はなかった。あぐりちゃんとレジーナも絶対にジコチューなんかにしない。私達がいる限り!!」
ロゼッタ「レジーナさんもエースもきっと頑張っているハズです。私達もここで諦める訳にはいきません。」
ルスト「何を言っても無駄なようですねぇ・・・(呆)」
クイーンジコチュー「消えろ!プリキュア!!」
四人「うわああああ!!」
シャルル「みんな!!」
ラケル「大丈夫ケル!?」
ランス「手強いランス~><」
ダビィ「みんな頑張ってビィ!!」
アイちゃん「レジーナ・・・エース・・・」
ダイヤ「大丈夫・・よ」
ハート「二人の事は必ず助ける。」
ロゼッタ「ええ!私達が絶対に!!」
ソード「このキュアソードが愛の剣で二人の苦しみを断ち切って見せる!!」
クイーンジコチューの攻撃をくらいながらも、みんな立ち上がります。そんな中、レジーナ達は・・・
レジーナ「・・・ここは・・・?」
あぐり「・・・どうやら私達はジャネージに取り込まれてしまったようですね。」
二人はジャネージの中にいた。まだ意識を保っているようだった。エースは変身が解けていた。
レジーナ「・・・ごめん。あたしのせいで、あんたまでこんな事に巻き込んじゃって・・・」
申し訳なさそうにするレジーナ。あぐりは言います。
あぐり「あなたは悪くありません。全てルストのせいです。」
レジーナ「でも、私が全て正直に話していればきっとこんな事には。」
あぐり「そうですね。でも、それはお互い様です。私達も結局はルストの策略にまんまとはまっていた訳ですし」
レジーナ「でも・・・」
あぐり「そんな悲しい顔しないで下さい。あなたが悲しいと私も悲しいです。」
レジーナ「あぐり・・・」
あぐり「私はあなたが大好きです。今でも大切な妹と思っています。」
レジーナ「・・・嘘、だからね・・・ムカつくとか大嫌いとか、姉妹じゃないとか・・・あんなの嘘なんだからね」
泣き出すレジーナ
あぐり「レジーナ・・・そんな事・・・とっくに気づいてましたよ・・・」
つられてあぐりも泣き出します。
レジーナ「でも・・・ひっく、ひっく・・・姉は私だから・・・ひっく、ひっく・・・」
あぐり「そんな姉がいてたまりますか・・・ひっくひっく」
レジーナ「ちょっとは場の空気読みなさいよ・・・ぐすん」
あぐり「嫌です(真顔)」
レジーナ「アンタって・・・本当生意気~」
あぐり「あなたに言われたくはありません・・・(呆れ)」
レジーナ「あ~また馬鹿にしてる~」
あぐり「全く・・・あなたこそこんな時に緊張感なさすぎですわよ」
レジーナ「だって~仲直りできたの嬉しいんだもん」
膨れっ面になるレジーナ
あぐり「なんですかその顔は・・・(笑)」
レジーナ「あ~!笑ったわね」
あぐり「だってレジーナが・・・ぷぷぷ」
レジーナ「緊張感ないのはどっちよ・・・アハハハハ」
二人はいつのまにか笑顔になっていました。
十六章 クイーンジコチュー・完
最終更新:2014年11月13日 00:43