アットウィキロゴ

140文字SS:フレッシュプリキュア!【16】


1.ラブせつで『手繰り寄せた糸の先』/ねぎぼう


四つ葉町中を駆け回る。
もう一度その手をとるまでは……。
夕暮れになっても見つからず途方に暮れる。
それでも見えない糸口を手繰り続けた。

 ――

行くあても帰る場所もなく途方に暮れていた。
信じていた光も遠く閉ざされていく様に感じられた。
でも本当の光は……
――手繰り寄せた糸の先にあった光。


2.ラブせつで『愛してる、って言ったら満足?』/ねぎぼう


「愛してる、って言ったら満足?」
(この世界の人間など……)
「そうだったらあたし本当に嬉しいよ!だってせつなが大好きだもん!」
まさかラブの背中にはまだあの羽根が?
「でも、せつなにもきっと大切な人がいるから……だから、言わなくてもいいよ」
そんな『天使』に目を背けるしかなかった。


3.ラブせつで【いつもとは逆の立場で / 吐息まじりに】/ねぎぼう


「新井白石が行った政治改革は何?」
「え~っと、しょ、しょ、『聖徳太子』!?」
「よく覚えていたね。でも、正解は『正徳の治』だよ」
「あ、そうなのね……」

せつなに勉強を教えるラブ、いつもとは逆の立場の二人だった。
吐息まじりに「はあ……歴史って難しいのね」

(せつなもたまにボケるなあ……)


4.ラブせつで『隣の人』/ねぎぼう


隣の人はその肩にもたれて気持ちよさげに眠っていた。

(起こすのも可哀想だけど、このままじゃ風邪をひくわ)

せつなは毛布をかき集めてラブにかけると、頭を膝枕する。
そして自分は壁にもたれ掛かった。
「眠れなかったわね」
でも、この温もりがずっと続いてくれるなら……眠れないことも悪くない。


5.ラブせつで『ご機嫌取りも楽しみのひとつ』/ねぎぼう


「今日もそのペンダントでお出掛けかい?ご機嫌取りも楽しみのひとつのようだね」
「馬鹿なことを。私はメビウス様のお役に立つことを成しとげる。ただそれだけだ」
「ほう。ならそのタートルネックの服はなんだい?」
「こ、これは……作戦のひとつだ」
部屋ではウエスターが鼻血を噴いて倒れていた。


6.ラブせつで『愛に近い執着』/ねぎぼう


「まあいい、これでいつでもあの子に近づける」
「まあいい、次はあの子の変身アイテムを奪ってやる」
「まあいい、次は……」

“イースさん、まさに愛に近い執着ってやつですか?”

「ふん、愛などと虫酸が走る。そもそもこんなものがあるからいけないのだ、こうしてやる!」
「せつな~!」
「ラブぅ」


7.ラブせつで【 特別なフリをして 】 42話のイメージで/ねぎぼう


「ニンジン代わりに食べて、お願い!」
「もう、今日だけよ」
特別なフリをして、私の皿にニンジンのソテーを移させる。
「明日はちゃんと食べなきゃね、ラブ」
「明日もニンジン?」
「いいわね、ラザニアに入れちゃいましょう!」
「お母さん!?」

そうだ、明日から私は……

「お母さん、肩もませて」


8.ラブせつで『本当、だったり。』/ねぎぼう


「せつなの占い、ぜんぜんデタラメなんかじゃなかったよ」

(占いはデタラメ、だったり……時には本当、だったり。
時々は本当らしいことも混ぜたほうが騙すのに効果があるから)

「占いは当たるかも当たらないも本人しだいよ」

(どんなに騙しても……全部本当のことのなるのだから。羨ましいくらい)


9.ラブせつで『新婚ごっこ』/ねぎぼう


「ただいま!」
「おかえり」
帰ってきて、そこにせつながいるのはとっても幸せ。
でももう少し欲張ってもいいよね?
「『アレ』でお出迎えして欲しいなあ」
「もう、ラブったら」
そう、『新婚ごっこ』でね。
「お風呂にする?ご飯にする?それとも……わ・た・し?」
せつな、顔が紅いよ?
勿論答えは……


10.ラブせつで『どうせ嘘なんでしょう?』/ねぎぼう


「どうせ嘘なんでしょう? ウエスター。貴方の下手な嘘はもういいわ」
「ウエスターの言っているのは……嘘じゃないんだ、イース」
「サウラーまで!?」
「キュアピーチが……解放記念公園で踊っているんだ、今!」

せつなが窓から公園の方向に目をこらすと、観衆の取り囲む中央に確かにいた。
「ラブ!」

 ※崩壊したメビウスタワーの跡地が公園になっていそう、ということで。
最終更新:2014年12月21日 10:00