140文字SS:フレッシュプリキュア!【19】
1.ラブせつで『ひねくれた告白』/ねぎぼう
『ラビリンスをこの街のように笑顔でいっぱいにしたい』
そう言ったせつなの目は、ラビリンスの人たちの笑顔をこれからも見たいという夢への決意の証。
あたし、本当に嬉しかったんだ。
でも、もう一人のあたしが「それでいいの?」って。
「本当に行っちゃうの?」
あたしにしてはひねくれた告白なのかな?
2.ラブせつで【あやまち / 声をあげたいのにかなわない】/ねぎぼう
「ノーザ!」
「イース、私はお前の犯したあやまちに罰を与えてあげる。
でも、お前がどんな痛みにも耐えられることは知っているわ」
縛めの蔓がせつなの体を覆い尽くす。
「私はこんなことに……うぐぅ」
声をあげたいのにかなわない。
自分が自分でなくなっていく恐怖。
(ラブ!)
思わず心で助けを求めた。
3.ラブせつで【 困ってる顔がすき 】/ねぎぼう
「もうすこしこのうちにいたいでしょ?」
ってきいたときのせつなのね、困ってる顔がすき……きすしちゃおうかな?
ちゅ。
でもね、わかっているんだ。
向こうにはせつなの大切な人たちが待っているから。
だから笑ってばいばい、またねって。
あたしが泣いてるときのせつなの困ってる顔はみたくない。
4.ラブせつで『どんな言葉よりも』/ねぎぼう
あたしはもう逃げない。
目を背けない。
だから、今ここにいるんだ。
説得なんてのは、やっぱりあたしじゃ出来そうにない。
だから、こうするしかないんだね。
手加減なんて……出来ないくらいイースは強いけど。
今はどんな言葉よりもせつなの気持ちが伝わってくるから!
「ラブちゃんが、泣いてる……」
5.ラブせつで【 今日が終わる前に 】/ねぎぼう
今日が終わる前にどうしても伝えたい。
できれば声でね。
ああ、異世界通信って何でこんなに安定しないの、というかまだ仕事しているのかな?
もう、こんな日にまでせつな頑張りすぎだよ……なんて思ってたら繋がったみたい。
「ラブ、どしたの?」
忘れちゃったのかな?
「せつな、誕生日おめでとう!」
6.ラブせつで『しゃらっぷ、きすみー!』/ねぎぼう
些細なことでラブと言い争いになる。
「もうラブはいつもいつもそうだわ!」
「せつなだって!」
「でも私は……」
「そんなの……」
……そしたら突然壁ドンして
「しゃらっぷ、きすみー!」
どこでそんな言葉覚えて来たのかしら?
ってラブ、タコみたいな口をしているのはどして?
タコが怖いのは美希よ?
7.ラブせつで『傘の下で』/ねぎぼう
ひとり傘の下で待つ。
雪が降ってきたのに傘も持たずに出るなんて、風邪をひいてしまうじゃない?
「せつな、傘持ってきてくれたんだ?」
「今度はちゃんと自分で持って行くこと」
「たはは、ごめん」
「いけない、これお父さんの傘」
「じゃあ、お父さんも待ってよっか?」
「ええ」
同じ傘の下で待つふたり。
8.ラブせつで【 はじまりのキス 】/ねぎぼう
1日のはじまりのキスはね、とっても大事なんだよ。
だから、せつなが一心不乱のガチ磨きをしたあとは心をこめてするの。
よく頑張ったねって。
そのためにはあたしも寝坊は出来ないし。
まあ、たま~に寝坊した時はその分おやすみのキスを……
でもこれはせつなとのひ・み・つ
「ピーチはん、バレとる」
9.ラブせつ=『古傷』+「痛くない。大丈夫」 /ねぎぼう
ラブはせつなが少し足をかばっているように見えた。
「せつな。膝痛めたんじゃないの?無理しちゃダメだよ?」
「心配させてごめん、ラブ。今はもう痛くないわ。大丈夫よ」
精一杯笑ってみせる。
パラレルワールドで戦っていた頃に痛めた膝がここにきて悲鳴を上げている。
お願いどうかもう少しだけもって!
10.ラブ&せつな「たまには、いいよね?」 /ねぎぼう
最近、ラブの視線が私の胸にあるような気がする。
「せつな!」
「どしたの、ラブ?」
「……な、何でもないよ」
――
「せつなは……もうイースには……戻れない、の?」
「何言っているの?」
「たまにはイースになってみて欲しいな~?って」
「もう、ラブったら……スイッチ・オーバー」
ぎゅっ
「きゃっ」
最終更新:2015年01月18日 21:31