ねぎぼうの140文字SS【1】
1.ラブとせつなで『死ぬまでの君を全てください』/ねぎぼう
落ち着ける場所を得て眠りについたせつな。
枕元に座して黒い髪を撫でるラブ。
ふと前に読んだラノベに出てきた言葉が浮かぶ。
(死ぬまでの君を全てください)
それを打ち消すあの時。
(あんなのはもう嫌!)
でもこれから沢山の今日と明日を一緒に積み重ねられたなら。
(死ぬまでのあたしをあげるよ)
2.ラブせつで『一緒に帰ろう』/ねぎぼう
補習授業を終えたラブ。
「すっかり遅くなっちゃったなあ……」
教室に戻るとそこには心配顔のせつながいた。
苦手にしていた歴史の勉強を手伝ってくれて、
そのあおりでラブが数学の試験で赤点を取ったのだと気にしていたのだ。
「(ごめんね、今度はちゃんと頑張るから)一緒に帰ろうか」
「ええ」
3.ラブせつで『なんだって知ってた』/ねぎぼう
「スーパーでカップラーメン積み放題なんだって知ってた?」
「ええ、チラシであったわね」
「やってみようよ」
「本当にやるの?」
……
「精一杯頑張ったわ、ラブ」
「嘘っ!」
目の前にあったのはカップ麺で出来た2メートルの塔。
「この納豆餃子ラーメンも乗るかしら」
乗せると同時に突風が。
「あっ!」
4.ラブせつで『どうせ無意識なんだろ』/ねぎぼう
急場ごしらえの得物を闇雲に振り回すだけであった少女が、
変身後は一転して見事な体さばきを見せ瞬く間にナケワメーケを倒す。
(どうせ無意識なんだろう)
「貴様とは長い付き合いになりそうだ」
去り際戯れに残した言葉。
あの時水晶玉の告げた未来、その先の暗示には……
いや占いは変わるものだ。
5.ラブせつで『手だけつないで』/ねぎぼう
せつな、勝手に入ってきてごめんね。
ラビリンスに帰るっていうなんて思っていなかったよ。
でもそう決めたんなら、あたしは応援するよ。
友達で……家族だもん。
でも本当は……
「やっぱり行くの止める」なんて言うわけないってわかっていたけど。
だから今夜はずっと手だけつないでいて、いいかな?
6.ラブせつ(&ハピネスチャージ)で『箝口令』/ねぎぼう
「神様って『プリキュア内での恋愛は絶対禁止とする』とおっしゃってたのよね?」
「めぐみちゃんからもそう聞いたよ」
「これって、男女間だけじゃないのよね」
「確かにプリキュアって女の子だけだもんね」
「と、言うことは……」
「ラブちゃんとせつなちゃんのことも?」
「箝口令よ」
「箝口令ね」
7.【四葉財閥からの請求書 その後~if~】/ねぎぼう
ごめんなさい、せつな。
私、誤解してた。
マナがレジーナのことで悩んでいるのを知って、声をかけてくれたのね。
自分には昔のこともあるから力になりたいんだってラブからもきいたわ。
でも、本当はつらい記憶だったのでしょ?
それなのに明るく励ましてくれたって。
私からも本当にありがとう。
8.ラブせつwithエレン『物仕掛けと色仕掛け』/ねぎぼう
「友達の振りをして近付いたのに気が付けばラブのことが……」
「そうなのね」
「今思えば、カオルちゃんのドーナツを食べるまでは、こんな世界なんてって思っていたわ」
「音吉さんの本にも書いていたわ。物仕掛けと色仕掛けにしてやられたということね」
「エレン、その言い方ちょっと違うと思うわ」
9.かれミル『頑なに拒む両手』/ねぎぼう
ミルキイローズとしての戦いに疲れたミルクが体を預けてきたのはやはりかれん。
ミルクであることに気付けなかった自分が許せず、
かつてのよう背中から抱き締めることを頑なに拒む両手。
夢なのか「かれんは……このミルキイローズが守る、ミル」
かれんはミルクを包み込む。守りたい心は一緒だ、と。
10.ラブせつ(ハピネス32話リンク)で『一番厄介な存在』/ねぎぼう
「あまずっぱーって俺達の台詞をパクっているぞ、イース!」
「うるさいわよ」
「テレビは黙って観るものだよ」
地球のTV番組を見る3人。
(あんな子がいると一番厄介な存在になるわね。それにしても神様も黙認って何?)
ふと一人の野球少年のことが頭に浮かんだ。
(まあ、あの子なら心配いらないわ)
最終更新:2015年02月04日 00:33