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ねぎぼうの140文字SS【4】


1.ラブせつで『きっとそれで正解』/ねぎぼう


「きっとそれで正解だよ!」
「どして?」
「せつながそれでいいと思ったんだよね?だから、大丈夫だよ!」
「……そうね、ラブ。精一杯頑張るわ!」
迷う私をこうして引っ張ってくれた。
正解があるとは限らない、この世界で知ったこと。
自分が選んだ答えを信じて頑張る、この世界で学んだ大切なこと。


2.ラブせつで【 ひとめぼれ 】/ねぎぼう


「あの子が近い内に私達の敵になる」
『水晶玉』の表示は元々長期戦による疲弊に対する警告。
ならば、変身アイテムを奪うことで「長い付き合い」も絶ち切れるし、ゲージも満たされる。
「あの子と戦わなくて済む」という甘い感傷、
ましてやそれが「ひとめぼれ」によるものでは断じてない、筈だった。


3.ラブせつで『そうだったっけ、覚えてないや』/ねぎぼう


「そうだったっけ、覚えてないや。あたし頭悪いし」
(私がラブを傷付けていたのに)
「せつなはあたしのことで悩まなくていいんだからね」
優しさと強さを湛えた目。
かつて正視できなかったその目が今は滲んで見えない。
「せつなって、泣き虫だね」
涙声のラブ。
「何いってるの?ラブもじゃない……」


4.ラブせつで『一行の空白』/ねぎぼう


古びたピンクの携帯電話が着信を告げる。
“スマホは難しそうだから”と周りにはとぼけてはいるが、本当の理由は今着たメールのため。
決定ボタンを押すのももどかしくメールを開く。
笑顔の増えていく日常にうなずいていく中での重大報告。
返信に万感の『おめでとう!』直後の一行の空白にのせた……涙。


5.ラブせつで『君とならできる』/ねぎぼう


「東君とならできる、そう思うんだ。考えておいて欲しい」
プリンスとも呼ばれているテニス部のエースから、突然の混合ダブルスパートナーへの誘い。
「せつな、すごいよ!プリンスからの直々のスカウトだよ!?」
ラブにとってもこの「大抜擢」が純粋に喜ばしいようだった。

(ラブ、本当にいいの?)


6.ラブせつで『もう一度、恋をしよう』/ねぎぼう


初めて貴女を見た時、胸騒ぎを感じたの。
敵になるから?
再び出会って抱きしめられた時に感じた鼓動。
何かがおかしくなっていたのだと思ってたけど、あれが……恋?
今、貴女の側には私。でもこれってあまりに虫がよすぎるわね。
もう一度、恋をしよう。そして、最初からちゃんと貴女と向き合いたい。


7.ラブせつで『この、リア充が』/ねぎぼう


「ねえ、その後どうなの?おねえさんだけに話してみなさい。この、リア充が!?」
久々に会った美希たんからの追求をはぐらかす。
ゴメン、あたしには大切な約束があるんだ。

   ***

「あたし、パラ……レルワールドでイチバンのダンサーになる!ラビリンスにも行っちゃうから!」
「ええ、待ってるわ」


8.ラブせつで『どうでもいいよ、そんなこと』/ねぎぼう


「ごめんなさい。私の勝手で……」
「どうでもいいよ、そんなこと」
「えっ?」
「せつなが今こうして生きている。それだけで嬉しいんだ」
「ラブ……」
常に落命をも厭わぬ日々。
プリキュアになってもそれは変わらなかった。
そんなせつなが生きていたいと願った。
目の前の瞳をもう曇らせたくないから。


9.ラブせつで『唯一の、嫌い。』/ねぎぼう


ニンジンわざと代わりに食べてくれない時はちょっと嫌いになるかも?
でも本当はあたしのことを思ってしてくれているんだってことはわかってるんだ。
ただ、今でも「自分の命に代えても」と思ってたのはショックだった。
もうあんなことは嫌。
せつなが先に逝ってしまうこと……それが、唯一の、嫌い。


10.ラブせつ「二人だけのハイタッチ」/ねぎぼう


♪未来へハイタッチ!とともに本来とは逆向きのステップを踏んだ美希と祈里。
突然のアドリブを受けたせつなとラブも逆のステップを踏むと、正対した美希達がウインク。
その意図を感じた二人は内側に振り向くと、たった一度きりの“二人のハイタッチ”。
離れても求める手と離れようとしてためらう手。
最終更新:2015年02月04日 00:35