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ねぎぼうの140文字SS【6】


1.ラブせつで『痛いの痛いのとんでいけ』/ねぎぼう


元気さを装うラブだったが古傷の痛みでステップもままならない。
駆けつけたせつなも見ているのが辛くなる。
ミユキと競演できる最後の舞台を目前にせつなにだけ見せた心。
「あたし、怖い」
せつなはラブの手を取る。
「痛いの痛いのとんでいけ」
祈るその肩をそっと抱き寄せる。
「ありがとう、せつな」


2.ラブせつで『何を今更、』/ねぎぼう


「せつな……怒ってる?」
本当に怒っているわ。
「本っ当にごめんなさい!」
何を今更、謝っても無駄よ。もう口をきいてあげないから。

“ちゅ”

「せつながこうして食べさせてくれたらニンジンも好きになるかも?」
「……夕ごはんにね」
「わーい!」
これじゃ怒っていられないじゃない?
ずるいわ、ラブ。


3.ラブせつで『No thank you』/ねぎぼう


"No thank you. We should battle by ourselves."
"I got it. Good luck!"
 ――
「せつな、カオルちゃんと何か話してた?」
(ごめんなさい、ラブ。貴女が大好きなこの街の人たちをこれ以上私達の戦いに、罪に、巻き込みたくないの)


4.ラブせつで【 きっとだいじょうぶ 】/ねぎぼう


ラビリンスに行くことを決めた後も時々不安そうな顔をするせつな。
でもね、そんな顔をしてちゃいけないんだよ。
「きっとだいじょうぶだよ、せつなならラビリンスを笑顔でいっぱいにできるから」
そう、まずはせつなが笑顔にならなきゃ!
せつなにはいつも笑っていてほしい。
あたしも……笑顔でいるから。


5.ラブせつで『1+1=1』/ねぎぼう


『1+1=1』
せつなはさっきからこの数式を前に頭を抱えている。
すると、ラブがその数式の頭に『1+1+』と書き加えた。
「あたし達って四人で一人前、だよね」
「もっと強くならないとダメなのね」
「ううん、誰がいなくなってもダメってこと」
この式に込められた思いに気付くせつなであった。


6.ラブせつで『貴方の心臓が欲しい』/ねぎぼう


“貴方の心臓が欲しい”夜のテレビ映画。
余命少ない魔王がヒロインに迫る。
「心臓を渡せといわれたらそうするつもりだったの、あの頃は。
でも、寿命が終わると知ったときは……」
同じ毛布の中で震えるせつなをラブが強く抱きしめる。
「せつなの心臓、ドキドキしてる。今、こうしているからだよね」


7.ラブせつで『幸せになってよ』/ねぎぼう


「やっぱり勝手にお店は閉められません!」
「そうだね……アジの干物の煮込みとお銚子一本」

 ――

「その子は遠い国に行っちゃったんだ」
「せっかく家族になったのにですか?」
「夢を見つけたからね。幸せになってよかった……」
「うわー、きれいですね」
「笑顔で一杯でしょ。ごめん、画面濡らして」


8.ラブせつで【 アメとムチ 】(組曲チャージ!)/ねぎぼう


「最近ラブがちょっと甘えすぎなの」
「しつけにはアメとムチが効果的だと音吉さんの本にも載ってたわ」
「ありがとう、精一杯頑張るわ!」

――アメはこの間ゆうこがハニーキャンディーの作り方を教えてくれたわね。あとムチは……あっ!――

「ラブ、ちょっといい加減にして!スイッチ・オーバー!」


9.ラブせつで『そのセリフ、そっくりそのまま返す』(withハミエレ)/ねぎぼう


「せつな、ラブ、おはよう!」
「あけましておめでとう」
「え?」
「あけましておめでとうニャ」
「今年もよろしくね」
「こちらこそ今年もよろしくニャ」
「そのセリフ、そっくりそのまま返すのね?」
「そうニャ」
「何か違うわ」
「そうそう、これが日本の文化だよ!」
「ラブまで……やはりそうなの?」


10.せつエレで【吐息まじりに / ベランダで】/ねぎぼう


ベランダで夜風を求めてたたずむエレンが吐息まじりに吐露する。
「私は自分の弱さゆえにハミイや響達を苦しめることを選んできたの。
そう生きていくしかなかったせつなとは違うわ」
「私は……取り返しのつかない破壊を繰り返してきたわ。
本当はやり直すでは済まない。それでも……やり直すしかないの」


最終更新:2015年02月04日 00:36