アットウィキロゴ

ねぎぼうの140文字SS【7】


1.ラブせつで『君の傍』/ねぎぼう


サウラー君の傍受したというリンクルンの通信データというのはこれね。

“せつな!今補習が終わったよ”
“もう家に帰っているわよ”
“ほんと?ごめん……”
(ノイズ)

インフィニティの話はさすがにしていないようね。
でも、サウラー君いい仕事してくれたわね。
特定できたわ。あの子たちの住家も……


2.ラブせつで【 無理しちゃって 】/ねぎぼう


大会以来久しぶりにせつなとラブに出会った美希。
「せつなにはね、四つ葉町の楽しい思い出をたっくさん持って行って欲しいんだ」
ラブの明るすぎる笑顔。
「この街をよく見ておきたいって言ったら付き合ってくれたの。悪いことしたわ」
名残惜しさと二人でいる喜びを申し訳なさで隠す。
(無理しちゃって)


3.ラブせつで『人生で一番』/ねぎぼう


突然出逢って、探していた夢が見つかった。
再び出会えて、一番美味しいドーナツと幸せの素を知った。
本気で心配してくれた。許してくれた。やるべき事を知った。
そして、苦しんでいるのが……貴女だった。

何も出来ない?いや、そんなことない!
全てをかけるよ。
人生で一番好きになった貴女だから。


4.ラブせつで『誰にも渡さない』/ねぎぼう


“誰にも渡さない……”

「ピーチはん、昨日はえろううなされとったで?大丈夫なんか?」
「……大丈夫!元気一杯だよ」
「やっぱり、パッションはんのこと……」
「わかってる。せつなの夢だもん。応援するのが家族でしょ?勿論タルトの夢も、だよ!」
(ピーチはん、家族やったらそうなんやろかなあ)


5.ラブせつで『未送信メール』/ねぎぼう


『ラブ、補習お疲れ様(^-^)』

せつなからメールが入っていた。
返信を打ち込んでいると、
「ラブ!」
「せつな!待っててくれたんだ」

 ――

(そろそろスマホかなあ)
未送信メールがあることに気付く。

『ありがとう(^O^)すぐ帰るね!せつなだいすき』

あの日の思いもメールボックスに残ったまま。

 *6はこの続きです。


6.ラブせつで【 もう会えないひと 】/ねぎぼう


この未送信1件が気にかかったまま何日かが過ぎた。
そんなある日、けりをつけるように最後の送信ボタンを押した。

 ――

「ただいまー!あいぽん5にタダで機種変できたんだ」
「ラブ!すぐ帰るって言っていたわね?」
「あ!ごめん、そのまま送っちゃってた」

(今は、もう会えないひとじゃないんだ)


7.ラブせつで『ちょっと黙って』/ねぎぼう


「冷蔵庫の限定秋栗ドーナツ、まさか?」
「私、食べていないわよ。名前書いてたんでしょう?」
「前に読めなかったって言って食べちゃったじゃん」
「読める字書かないと」
「んも~」
「ピーチはんもパッションはんもそないに……」
「タルトはちょっと黙ってて!って、その口元に付いてるのは何?」


8.ラブせつで『迷子のお知らせ』/ねぎぼう


“迷子のお知らせです”

「ママー!」
「ありがとうございます」
「よかったね」

 ――

「あたしも小さいころ迷子になっちゃってね。優しいおねえさんが一緒に探してくれたんだ。恩返し、かな?」
「あの子のお母さん、そのおねえさんじゃないのよね?」
「うん、でも、応えられるような気がするんだ」


9.キュアミューズ(黒)×キュアエース/ねぎぼう


キュアミューズ(黒)とキュアエースがフュージョンしたら?

 ――

「もう少しで5分よ」
「ミュースショット!ばきゅ~ん!1、2、3、フィナーレ!」

”ラーブグーグー”

ネガジコチューは浄化された。
キュアミュースはロックを外す。

カチャ、プシュー!
「ぷはぁ~」

マスクの下から汗だくのア久里の笑顔。


10.ラブせつで【 それ、半分ちょうだい 】/ねぎぼう


ラブが最後の1個というカボチャのケーキを私にくれた。
じっと見ているから
「それ、半分ちょうだい」
とでも言うのかと思って割ろうとしたら、
「ダメ!そのケーキはね、二人で半分こして一緒に食べたら幸せになれるんだよ。
だから、これは持って帰って……待ってる人とね」
優しい顔で、言われたの。

※カボチャのケーキはぴかりが丘のアレです。

最終更新:2015年02月04日 00:36