ねぎぼうの140文字SS【23】
1.ラブせつ(in NS3)で『夢だけの世界』Sideラブ/ねぎぼう
「全日本ダンスコンテスト優勝はクローバー!」
あたし達、ついに優勝したんだ!
美希たんとブッキーと、せつなと一緒に。
こんなに嬉しいことはないよ……えっ、何で?
恐る恐る訊いてみる。
「せつな……ラビリンスは笑顔でいっぱいになった?」
「いいの、そんなこと」
やっぱり、ここは夢だけの世界。
2.ラブせつ(in NS3)で『夢だけの世界』Sideせつな/ねぎぼう
ラビリンスは人々の笑顔で溢れていた、まるでクローバータウンストリートみたいに。
「よく頑張ったね、せつな」
そこにはラブがいた。
「もう、いいよね?あたしん家に帰っておいで。お父さんもお母さんも待ってるよ」
やはりここは夢だけの世界。
突き刺さる優しさは自らの弱音の裏返しだと気付く。
3.ラブせつで『頬に爪を立てる』(in NS3)/ねぎぼう
レッスンの帰り、あの黒猫がいた。
「きゃっ」
せつなの指にかみついたらしい。
「こおらっ、ダメじゃない」
やってきたラブの頬に爪を立てるとそのままガリッと引っかいて逃げ去ってしまった。
追いかけようとして転んで顔落ち。
「せつな、大丈夫!?」
「ラブのほうこそ……ごめんなさい、明日大会なのに」
4.ラブせつで『残された時間』(in NS3)/ねぎぼう
アクムとの戦いが終わり、暫しの再会を喜ぶも残された時間はそう長くない。
「一足先に帰るわね」
「元気でね」
ベリーとパインが飛び去る。
仲間たちもそれぞれの場所へ。
「せつな……やっぱり、夢の中だけでも一緒にいたい、そう思ったんだ」
「でも、叶えたい夢の中に私もいられて……嬉しい」
「!」
5.ラブせつで『縁のない話』(with セッチャン……もとい、マッサン)/ねぎぼう
朝の連続ドラマを観て、あゆみは異郷に旅立つ二人の娘を思う。
「ウチには縁のない話だと思ってたわ」
「お父さんは世界に通じるようにラブって名前をつけてくれたんだ。やっぱり縁があったんだよ」
「本当に不思議な縁ね。あのとき出逢った子が私たちのところに来て……」
「本当の娘になったんだよ」
6.ラブせつで【 音楽室でのひととき 】(with スマイル&ドキドキ)/ねぎぼう
補習を終えたラブがふと音楽室からの音色に気付く。
「せつな、ここにいたんだ?」
「エレンと真琴がセッションしようっていってくれたの。だから少しでもね」
そういって、コードを繰り返す。
手にはタコのようなものも見えた。
そんないつものせつながまた愛しく思えた。
夕映えの音楽室でのひととき。
7.ラブせつで『最初から最後まで』/ねぎぼう
「イースに戻ってしまって……皆がいなくなるのが怖かったんだ。
だから、もうイースじゃないって……ずっとせつなでいようって」
そんなイースの手をラブは力を込めて握る。
「今はこのままでいいよ。だって……貴女だから!」
最初から最後まで、そしてこれからも、イースで、せつなで、大好きな人。
8.ラブせつで『おいていかないで』/ねぎぼう
晴れやかな笑顔で、
「せつな、大好きだよ」
「私もラブのこと……」
一転表情が曇り、
「でも……ごめんね」
ラブは少年のような影に駆け寄ると、そのまま遠くに消えていく。
「ラブ、おいていかないで!お願いだから……」
――
また同じ夢を見てしまった。
「いなくなること」がより先鋭的になっていく。
9.ラブせつで【スキンシップじゃ足りない / 最後まで】/ねぎぼう
友達のままでいい、そう思っていたかった。
でももう抑えられない。
「せつなぁ、もうスキンシップじゃ足りないよ!
このままじゃあたし、せつなのこと……」
大好きなせつなを最後まで自分の欲になど染めたくなかった。
「ラブの……馬鹿!
どして……もっと早く来てくれなかったの?
もう……手遅れよ」
10.まこりつ=『悪癖』+「いつまでたっても変わらないな」/ねぎぼう
本を読んでいると、あの頃みたいにまこぴーが覗き込んでくる。
「どうしたの?」
「な、何でもないわ」
でも、また覗き込んできたんだけど、
その内寝ちゃうものだから肩を貸しっぱなしで動くに動けなかった。
(いつまでたっても変わらないわね……)
寝息を立てる貴女に今日は特別に膝を貸してあげる。
最終更新:2015年02月05日 20:34