夏希◆JIBDaXNP.gの140文字SS【2】
1.【桃園夫妻】/夏希◆JIBDaXNP.g
「仲がいい」
せつなには桃園夫妻は理想の夫婦に思える。
「昔は喧嘩もしたのよ」
いつからか以心伝心で通じるようになった。
「人が喧嘩するのは、相手のわからない部分が不安だからなの」
「ならそれを知れば」
「だから衝突しても嫌ってはダメ。仲良くなる勉強と思いなさい」
「はい」
きっとラビリンスも。
2.せつなとラブ「自然のメッセージ」/夏希◆JIBDaXNP.g
ラブ「最近、天候が不安定だと思わない? 急に雨が降ったり止んだり」
せつな「異常気象ってこと? ラビリンス育ちの私にはわからないわ」
ラブ「そっか、変化があるだけいいのかな」
せつな「そうは言わないけど、天気が自然のメッセージなら、この世界の人はまだ耳を閉ざしていないんだと思う」
3.せつなとラブ「「はやぶさ2」打ち上げ成功おめでとう!」/夏希◆JIBDaXNP.g
ラブ「はやぶさ2打ち上げ成功おめでとう~」
せつな「感動したわ。6年も宇宙を旅するのに、1秒も遅れずに打ち上げるなんて」
ラブ「なんて?」
せつな「30分で終わる宿題を、1秒でも先延ばしにする誰かとは大違い」
ラブ「今からやるってばー」
せつな「私たちも負けない6年にしましょう」
4.せつなとラブ「神戸ルミナリエ開幕」/夏希◆JIBDaXNP.g
ラブ「わっはー、人がいっぱい」
せつな「これっきりよ? アカルンを使うなんて」
ラブ「ごめ~ん」
せつな「でも、とても綺麗。まるで消えない花火みたい」
ラブ「悲しい由来もあるの」
せつな「震災で犠牲になった方々への追悼と鎮魂の祈りよね」
ラブ「そして復興への誓い、希望の灯なの」
5.ラブせつで『来世でもよろしく』/夏希◆JIBDaXNP.g
ラブ「離れていても心は繋がっている。あたしはいつもせつなと一緒だよ」
せつな「そうね、ラブ。死が二人を分つまで」
ラブ「ううん、ずっとだよ。来世でもよろしくね」
せつな「フフフ、イースの予感が当たっちゃった」
ラブ「?」
せつな「あなたとは、長い付き合いになるって、そう感じたの」
6.ラブせつで【熱いカラダを… / 可愛い声が聴きたい】/夏希◆JIBDaXNP.g
ラブ「熱いカラダを……汗もびっしょり」
せつな「ごめんなさい。今日はお出かけの約束なのに」
ラブ「いいの。たまにはせつなの可愛い声が聴きたいし」
せつな「もう、それじゃいつも私が憎まれ口叩いてるみたいじゃない」
ラブ「大丈夫、毒舌なせつなも可愛いもの」
せつな「そこは否定してよ」
7.【めぐみの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g
“プリキュア・ロケットパンチ”
本屋の片隅で、めぐみが右手を突き出す。手には『スーパーロボット武装解説』という本。周囲の白い目に耐えて少年が声をかけた。
「あっ誠司。新しい技を考えてたの」
「おかしな技の正体はその本か……」
「変形合体ってどうすれば再現できるかな?」
「しなくていい!」
8.【ひめの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g
“プリキュア・ガトリング”
「なんてどう?」
「似た技があるから却下ですわ」
「じゃ、ミサイルランチャー」
「物騒すぎますわ」
同じ本屋の片隅で、ひめは軍事本を読む。
「どうして、ひめの技は飛び道具ばかりなのです?」
「うーん、直接殴るのはしんどいし、怖いじゃない」
「そんな理由でしたか……」
9.【ゆうこの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g
“トンカツ、から揚げ、コロッケ、天ぷら。油のリズムに衣のダンス~♪”
料理本を手に、ゆうこが口ずさむ。
「また変な歌を……」
「変とは酷いな、相楽君。楽しいと歌いたくなるものじゃない?」
「それはいいけど、みんなで新しい技の研究に来てるんだろ」
「いいの。腹が減っては戦はできないってね」
10.【いおなの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g
「それ、チャッチャッチャ。リズムに合わせて腰を振るんだぜ」
「わかってる。お尻を丸く柔らかく使うのね」
いおなが手にしたのは『タンバリンリズム絵本』。面白がって子供達も一緒に踊る。
「氷川まで遊んでる。最近、性格変わったよな」
「私は大真面目よ?」
「わかってる。強いチームになるわけだ」
最終更新:2015年02月04日 00:50