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一六◆6/pMjwqUTkgの140文字SS【1】


1.イース&ラブ 「馬鹿な子。」/一六◆6/pMjwqUTkg


馬鹿な子。騙されたとも知らないで。
馬鹿な子。友達と言っただけで単純に大喜びして。
馬鹿な子。こんな仮の姿に、あんな眩しいような笑顔を向けてきて。
全ての物の中で価値があるのは、メビウス様に選ばれた物だけ。
それなのに、あの子の笑顔が何度でも見たいと思ってしまうなんて、
本当に馬鹿な――。


2.せつな&ラブ 驚きの真実/一六◆6/pMjwqUTkg


「せつな、お願い!」
「しょうがないわね」
根負けした私の返事に、パッと輝く笑顔。これに弱い。
その後食べるニンジンは、いつもより甘く美味しくて。
もしラブがピーマン苦手だったら、私今より少しはピーマン好きになってたかも。
食事の味は時と場合により変わる。それもこの町で知った、驚きの真実。


3.せつな&あゆみ 「精一杯頑張るわ!」/一六◆6/pMjwqUTkg


「せつなちゃん、最近あゆみさんに似てきたねぇ」
そう言われて、夕方のスーパーが幸せ色に染まった。
どこがですか?って訊きたいのに、嬉し過ぎて言葉が出ない。
「そうやってニンジンを籠に入れてラブちゃんをたしなめる口調なんか、そっくりよ」
ラブ、覚悟してね。
これからも私、精一杯頑張るわ!


4.せつな&圭太郎 「父さん幸せだなぁ!」/一六◆6/pMjwqUTkg


「お父さんは昔から好き嫌い無かったの?」
「うーん、むしろ今の方があるかもなぁ」
え?と驚くせっちゃんにニヤリと笑いかける。
「好きなものが増えたのさ。このコロッケなんか最高だ。父さん幸せだなぁ!」
嬉しそうに微笑む娘にいつか伝えたい。
一番の幸せは、大切な家族が増えたことだよって。


5.マナ&六花 「いつもスマンねぇ」/一六◆6/pMjwqUTk


生徒会の仕事を肩代わりしてあげる。
スケジュールを管理してあげる。
宿題を教えてあげる。
「いつもスマンねぇ」
ニヘラ~と笑った顔がキラリと輝く。
「六花!明日のカルタ大会、桃まん持って応援に行くから!今度こそ優勝間違いないよ!」
「ありがと」
結局わたしの方が、いつもマナに力を貰ってばかり。


6.美希&せつな+祈里 「美希はそういう子よ」/一六◆6/pMjwqUTk


「美希はそういう子よ」
せつながそう言ったと聞いて、思わず頬が緩みそうになった。
以前は全然わかんなかった彼女の気持ちが、今は少しわかる――そう思ってたけど、
アタシよりせつなの方が完璧だわ。
「幼馴染みによく言うわよね」
「美希ちゃんったら」
慌てて作った呆れ顔に、ブッキーが優しく笑った。


7.祈里&せつな 「吹き荒れよ、幸せの嵐!」/一六◆6/pMjwqUTk


「吹き荒れよ、幸せの嵐!」
パッションの技を初めて見た時、何故だか静けさと清らかさを感じたの。
わたしたちの中で一番激しい技なのにって不思議だった。
でも、俯いて軽く目を閉じ、一心に回転する彼女の姿を見て分かったの。
あの技は、誰よりも幸せを願う、せつなちゃんの祈りと誓いの儀式なんだね。


8.ミユキ&ラブ 「プリキュアだったの!?」/一六◆6/pMjwqUTk


彼女たちがプリキュアだと知った時、だからラブちゃんは私を助けてくれたんだと思った。
でも違った。
「あれがキッカケでピーチはんはプリキュアになったんや。
あんさんを助けた時はただの女の子やで」
ただのダンサーである私が、本気でプリキュアのコーチになろうと思ったのは、
多分この話を聞いた時。


9.ラブ&美希 「心を鬼にして・・・」/一六◆6/pMjwqUTk


パジャマパーティーからの帰り際、ラブが駆け寄ってきた。
「美希たん、さっきはありがとう。それとゴメン。手、痛かったよね?」
心を鬼にして友達の頬を張った。
その手の痛みは、彼女の方がよく知ってる。
「なぁに言ってんの!」
ポンと叩いた肩の向こうで、ラブが拳で想いを伝えた少女が微笑んでいた。


10.ラブせつで『夢、だったりして』/一六◆6/pMjwqUTk


「せつな」
「ん?」
「せつな」
「なぁに?」
何度呼んでも足りない。大好きなせつなと一緒に暮らせるのが嬉しくて。
その名前は舌で甘く溶け、少しだけ胸がキュンと痛む。
(夢、だったりして)
「せつなぁ!返事して」
「ずっとしてるじゃない」
だから確かめさせて。
この幸せが、ちゃんと現実だってことを。
最終更新:2015年02月04日 01:01