一六◆6/pMjwqUTkgの140文字SS【3】
1.いおなとひめ/一六◆6/pMjwqUTk
彼女に「いおな」って呼ばれると、
嬉しさと申し訳なさが心をキュッと締め付ける。
話も聞かず一方的に怒って、大切な仲間と引き離そうとした後悔。
そんな私を友達にしてくれた喜び。
一緒に世界を守って、一緒に願いを叶えると誓った。
だから私も笑顔で「ひめ」と呼びかける。
誓いを込めて。友達として。
2.ハピネスチャージ34話より/一六◆6/pMjwqUTk
「氷川君も、このゲートを?」
「私は手伝っただけで、これはひめが」
私の返事に生徒会長がニコリと笑う。
「白雪君は、仲間たち皆で作ったって誇らしげでしたよ」
へぇ。いいところを見せたいなんて言ってたひめが?
「白雪君は、いい仲間を持っていますね」
今度は私が微笑む番だった。
「ええ。私もです」
3.『しあわせごはんあいのうた』/一六◆6/pMjwqUTk
「いただきますとぉ~ごちそうさまぁ~」
ステージ衣装でアイドル目線のめぐみ。
「ひめ!ガツガツ食べ過ぎですわ!」
お小言を言いつつ小さなおにぎりを頬張るりぼん。
呆れた顔で卵かけご飯を作るいおな。
「ご飯足りるかなぁ」
ゆうこが弾んだ声で言った。
『しあわせごはんあいのうた』毎度幸せな副作用。
4.その後の話(ハピプリ35話)おばあさんバージョン/一六◆6/pMjwqUTk
「外で食事なんて何年ぶりだったかねぇ」
「マッタクモー!」
「まさかあの子に誘われ――店に連れて行かれるとはね。あの文句の多い子達も一緒に」
「マッタクモー!」
「全くもう、余計なこと言うから」
「マッ?」
「お前のことだよ」
「……」
「次はここに招待――来させるかね。お前は店に行けないから」
5.ひめとめぐみ「パーティーだよぉ!」44話より/一六◆6/pMjwqUTk
ゆうこはお菓子作り。
いおなは飲み物を買いに。
そして私はパーティーの主役、パジャマを選ぶ。
見ただけで心が弾む、明るい色で可愛いのがいいよね。
そして少しでも心が和むように、軽くあったかく包んでくれるヤツ。
よぉし、これ!
めぐみ、今夜はずーっとつき合うからね。
だから早く元気になって。ね?
6.その後のユメタとマアム/一六◆6/pMjwqUTk
「やった!もう少しだ!」
そこで悪夢獣が反撃に出た。
襲いかかる緑色の大きな体。
怖い。怖い。怖い。でも負けるもんか!
必死で睨みつけ、尻尾に力を込めて吸い込んだ。
「よくやったわ」
僕の頭を撫でてくれるママの手が震えてる。
そうか、手を出すのを我慢して見守ってくれたんだね。
ありがとう、ママ。
7.マナりつで『関は許さじ』/一六◆6/pMjwqUTk
「六花ぁ!開けてよぉ!」
「後で必ず行くからぁ」
「ねぇ六花様~!」
『夜を込めて鳥の空音ははかるとも世に逢坂の関は許さじ』
「何事?マナが六花の用事を忘れてたの?」
「六花ちゃんがインフルエンザの予防接種の予約を取ったのに、
マナちゃんがその日にソフト部の助っ人を引き受けちゃったんですわ」
8.[競作2015]なぎさ&ほのか「大切な場所」/一六◆6/pMjwqUTk
なぎさと初めて喧嘩した場所に一人。
こうしていると、電車の轟音まで蘇ってくるみたい。
でも私たち、あの後本当の友達になれた。
「やっぱり。ここに居ると思った」
二日ぶりに聞く声が近付く。
もしかして同じこと考えてた?ここでなら、仲直りできるって。
二人向き合うと、自然に声が揃った。
「ごめん」
9.[競作2015]ゆうこ&いおな「大切なご飯」/一六◆6/pMjwqUTk
ご飯を宝物のように口に運ぶ。
次はおかず。食べている時のゆうこは、本当に幸せそう。
「明日、お姉ちゃんが帰ってくるの」
そう言うと、さらに輝く表情。
「じゃあ明日は『おおもりご飯特製・家族仲良し弁当』……」
「の、作り方を教えて?」
「喜んで!」
幸せ大盛りてんこ盛りの笑顔が、辺りを照らした。
10.[競作2015]響&奏「大切なモノ」/一六◆6/pMjwqUTkg
「もう!私もエレンも仲間のこと書いたのに、響ったら」
「ヒドいよ奏。人の作文、盗み読みして!」
「最初の方だけ見えちゃったの。大体なんで“大切なもの”ってテーマで、響が“ケーキ”なんて書くわけ?」
「だってぇ。ケーキってさ、奏との絆みたいな物でしょ?仲が悪かった頃も、ずっと」
「響……」
最終更新:2015年02月08日 12:19