140文字SS:フレッシュプリキュア!【22】
1.ラブせつで『こっち見てよ』/ねぎぼう
『メビウス様、私を見て!』
「せつな~こっち見てよ」
(私は……メビウス様に見てほしい、ただそれだけのために笑顔を憎んで、壊してきた)
「せつなったら~」
(こんな私にやり直すことで果たして赦されるのだろうか?)
ちゅっ
「ち、ちょ、ラブ!?」
「もう、全然気が付いてくれないんだもん!」
2.[競作2015]フレッシュプリキュア・せつな【大切な友達】/mizuiram
誰もいない夕暮れの放課後って寂しい。そう呟いたら、いつもみたいに笑ってくれた。おかげで綺麗な夕日を二人じめだよ、幸せゲットだねって。
「…あたし」
指が絡んだ
「せつなに会えて幸せ」
力がこもる
「ずっとずっと、幸せだよ」
もう、明日から会えなくても。
呑み込まれた言葉に、握り返す指が震えた。
3.ラブせつで『きっとそれで正解』/ねぎぼう
「まさか?」
「一人で占い館に?」
駈けていった先には占い館はなくって、ラブはイースと睨み合っていた。
「ここはあたしに任せて!」
ラブは一人で背負うことを選んだわ。
殴る拳の痛みも殴られる痛みも、ね。
きっとそれで正解、なんてことは言えない。
でも、ラブがこの子のために選んだ回答、なのよね?
4.ラブせつで『嫌味なくらい、できたやつ』/ねぎぼう
理不尽にも映る教師の態度ではあった。
「誰も後片付けしていないの?」
「ごめんなさい、あとはちゃんとやります」
せつなの、この場を収めるためにも自分が一歩退くべきだと考えての行動。
「嫌味なくらい、できたやつだな、東って」
「嫌味って、どういうこと?」
ラブが男子生徒に食って掛かった。
5.[競作2015]ラブせつで【ベランダで / あふれる…】/ねぎぼう
ベランダで星空を見ていた。
少し寒くなってきたので二人は肩を寄せ合い、一枚の毛布を纏う。
「暖かい……」
「もっと暖かいこと、しよっか?」
頬を寄せ合う。
あともう何日?そう思うと、あふれる……涙。
二人の大切な時間にはもう泣かないと誓ったのに。
「ラブ、どしたの?」
「たはは、花粉のせいだよ」
6.ラブせつで【 瞬間、求めたもの 】/ねぎぼう
「さあ、幸せを掴みとって!」
手を伸ばす。
この身はなお幸せを求めていると言うのだろうか。
踏み潰してしまったあの幸せを……
ならば、最期はお前のくれた幸せと共に浄化されよう。
それが私の願い。
「時間です」
その瞬間、求めたものは闇に染められた。
やはりないものだな、そんなの虫のよい話は。
7.ラブせつで【唇を重ねたまま / 無自覚な色気】/ねぎぼう
「いいよ、せつなだから」
その身を預けたラブと唇を重ねたまま、
せつなはラブに桃色の戦士のヴィジョンを見る。
(無自覚な色気を撒き散らかす、そんなお前を見ていると無性にイライラする!
女の色気に命を賭した戦士のまでも?
リンクルンさえ奪ってしまえば、私の記憶の中だけに封じておけるのに)
8.[競作2015]ラブ&せつな「大切な宝物」/一六◆6/pMjwqUTk
「あ!」
二人同時に声を上げた。
今年も始まったんだ、商店街の福引き。
そっと隣を窺うと、
せつなは少し辛そうに、でも愛おしそうに会場を眺めてる。
よぉし!今から買い物行ってコインを貰おう。
そしてもう一度二人で、せーので指差そう。
景品は毎年変わる。
でも何が当たっても、今度は二人の宝物だよ。
9.[競作2015]ラブ&せつな「大切だから、大切なのに」/ねぎぼう
あたしはせつなのほっとした顔が好き。
「お帰りなさい」ってお出迎えしたときの
「お家に帰ってきたんだ」って顔。
あたしはせつなの困った顔がすき。
「もうラビリンスに帰っちゃうの?」ってきいたときの、
本当はもう少しいたいという顔。
そんな困った顔をみてほっとしているあたしの顔は……
嫌い。
10.[競作2015]ラブ&せつな 「大切な夢だって、わかってる」/ねぎぼう
別れの辛さがラブの心を軋ませていた。
「わかってる。せつなの見つけた夢だもん。
でも、痛いよ。胸の奥が痛いよ」
せつなはラブの胸に手を当てて、おまじない。
「いたいの、いたいの、とんでいけ」
不思議と痛みが和らぐ。
「ありがとう、せつな。皆、このおまじない知ってるの?」
「うん、何故かね」
最終更新:2015年02月13日 00:22