アットウィキロゴ

ねぎぼうの140文字SS【25】


1.ももゆりで【いじられて / うわごとのように】/ねぎぼう


ももかの肩口に額を預け、
「しばらくこうしてて、いい?」
承諾するようにゆりの背中を撫でると、安心して顔を押し付ける。
ゆりはただ髪をいじられ、ももかの胸で安らぎのひととき。
「……ロン」
くぐもってはっきりとは聴こえないが、うわごとのように繰り返されるのは、名前?
でも今はこのまま……


2.[競作2015]あかね(&みゆき)「大切になった場所」/ねぎぼう


みゆき、そない泣きそうな顔せんといて。

ホンマはな、最初ここ来たときめっちゃ大阪帰りたかってん。
ナントカしちゃってさーとか、絶対あかんわ思てた。
でもな、自分と友達になって、プリキュア一緒にやって……
大阪の高校に誘われて行きます言うてんけど、こない行くのが辛なる思てなかったわ。


3.[競作2015]いおな&ひめ(&まりあ)「大切なお姉ちゃん」/ねぎぼう


「『お姉ちゃん、朝よ!』
『もう少しこのまま寝かせてムニャムニャ……』
『もう、お姉ちゃんったら!』
……なあんていいかもって思ってなぁい、いおな?」
「そ、そんなこと……あるかしら」
「まりあさんって、寝起き悪いんだ?」
「たまーによ!
普段はびっしり朝稽古なんだから、勘違いしないで!」


4.ラブせつで【唇を重ねたまま / 無自覚な色気】/ねぎぼう


「いいよ、せつなだから」

その身を預けたラブと唇を重ねたまま、
せつなはラブに桃色の戦士のヴィジョンを見る。

(無自覚な色気を撒き散らかす、そんなお前を見ていると無性にイライラする!
女の色気に命を賭した戦士のまでも?
リンクルンさえ奪ってしまえば、私の記憶の中だけに封じておけるのに)


5.[競作2015]ラブ&せつな「大切だから、大切なのに」/ねぎぼう


あたしはせつなのほっとした顔が好き。
「お帰りなさい」ってお出迎えしたときの
「お家に帰ってきたんだ」って顔。

あたしはせつなの困った顔がすき。
「もうラビリンスに帰っちゃうの?」ってきいたときの、
本当はもう少しいたいという顔。

そんな困った顔をみてほっとしているあたしの顔は……

嫌い。


6.まこりつで【押し倒して / イイ子にしててね】/ねぎぼう


誰もいないロッカールームに貴女と二人。
何故か傍にあの子がいない。
「今日は、ひとり?」
寂しそうな瞳。
耳に翼の生えた強欲の化身はもう眠りについた筈なのに……
気がつけば押し倒していた。
「イイ子にしててね」
自分勝手に思いを遂げようとしておきながら、
貴女にそれを求めるなんて虫のいい話だわ。


7.[競作2015]ラブ&せつな 「大切な夢だって、わかってる」/ねぎぼう


別れの辛さがラブの心を軋ませていた。

「わかってる。せつなの見つけた夢だもん。
でも、痛いよ。胸の奥が痛いよ」

せつなはラブの胸に手を当てて、おまじない。

「いたいの、いたいの、とんでいけ」

不思議と痛みが和らぐ。

「ありがとう、せつな。皆、このおまじない知ってるの?」
「うん、何故かね」


8.[競作2015]ラブ(&せつな)「大切な人がいない夜」/ねぎぼう


あゆみは遅番のため、圭太郎と二人での夕ごはん。
「ちゃんと食べてるかなあ」
「……大丈夫さ」
あゆみもいたら、1つ空いたテーブルに
もっと心が押し潰されそうになっていたかもしれない。

あゆみへの作りおきに添えるメモ。
『お母さん おつかれさま ラブ せ』
書きかけて
「やだ、あたし……」


※せつながラビリンスに旅立ったその晩の桃園家の食卓での一幕


9.ラブせつで【 おやすみ 】/ねぎぼう


特訓のことでせつなと気まずいままだけど、
帰るのはやっぱり同じ家。
今日の夕ごはんはせつなの当番だし、ここで……

「せつな、何か手伝おうか」
「……」

結局最後まで気まずいまま、
部屋の前で「明日も寝坊しないこと」
それだけ言われてバタン!
おやすみ、って言葉も言わせてもらえないなんてね……


10.ラブせつで『黙って泣きやがれ』/ねぎぼう


プリキュアウィークリーでは秘蔵VTRとして、
キュアラブリーと誠司との闘いが映されていた。

「うっわーん、めぐみー」
「ぐすっ、ラブとあの時やりあったときを思い出すわ……」

(泣くのは勝手だが、ちょっとは黙って泣きやがれ、なあんていえないよなあ……)
(あの星にカメラ入ったのかな?)
最終更新:2015年02月14日 08:21