『取り返しがつかないのならば、全て作り直せば良い。』
| 名前 |
コキユ |
| 性別 |
男性 |
| 年齢 |
気の遠くなる程永く |
| 身長 |
188cm |
| 体重 |
78kg |
| 好き |
古き物、理想的世界 |
| 嫌い |
現世の全生命 |
| 特技 |
瞑想 |
| 二つ名 |
恒久不変の雷霆公 |
【服装】
蒼銀色をした長髪と瞳を持ち凡そ二十代後半程の青年の顔立ちをしている。額には第三の眼が開いており、睡眠中でも周囲の監視を行う。
古代インド風の露出の多い服装に身を包み、金銀様々な装飾品を全身に身に着けている。
【性格】
冷静かつ無情。神が決めた事に従い、そして今の世界にとってより良い行動のみを突き詰めている。
彼から見れば今この世界で最善の選択は「我欲に満ちた全てを無に還す」事であるらしく人間を含む全ての生物を消滅させた後自分を含む神も全て消し去るつもりらしい。
それまでは絶対に死ぬつもりは無いらしく彼が求める「完璧な無」が成就するまで非情に徹する。
またその性質から時には神とも敵対する場合がある。
【能力】
彼の周囲を覆う様に雷が具現化する。それらは絶えず放出され続け思うがままに様々な形を取る。
この力は神造兵器として作られた際に大幅に強化されており、雷霆と名がついているものの電気と炎の属性の物ならばどんな物でも操る事が出来る。
天空から雷を降らせる事も、周囲に存在する炎を一つに纏め使役する事であらゆる状況に対応する神らしい力。
又雷に硬度を持たせ周囲に張り巡らせることによって瞬時に結界を発生させる事が出来る。これは主に一対一での戦闘を行う時に他者の介入を防ぐ為にある。
電流を操る事が出来る、それは即ち現代において科学の核を為す電気信号による回線や電子機器を手中に収めたも同然……
自身の周囲にある機械や電子機器を狂わせる事でもし人間の都市に侵入出来た場合は一瞬でインフラを破壊する事が出来るらしい。
神等と本格的に戦闘を行う際に変異する戦闘形態。
それは神話に語られる力の顕現―――全身の装飾品に蒼い雷が宿り鋭く尖ったそれらは彼を守る鎧となる。
背には翼の如きマントがたなびき、その素材はどう言う訳か雷を集め加速装置の如く彼の飛翔速度を上げる。
周囲に白い大理石の様な素材で出来た巨大な四つの拳が現れる。彼の意思に従うそれらは純粋無垢に目前の敵を屠り去るのだろう。
両腕には金色に輝く二振りの槍杖を握っており、雷を更に強化する。槍は常に彼に付き従い、千里離れようとも彼の手元へと瞬時に戻って来る。
神話、寓話、お伽噺に語られる存在やその力を宿した者が使う事のある戦闘形態。その伝承の内容に即した姿へと変化し、また本人の経験や記憶に左右される場合もある。
一貫してどのような様相であれ 「豪奢で荘厳な姿」 な事に変わりは無い。
例えば北欧神話の神に関連深い物、オーディンであれば巨大な槍と眼帯、そして両肩にはワタリガラス、足元には二匹の狼と言った風に。
基本的には神性度の高い存在などが生まれつき持っている事が多いが、人やその他化物等も極限状態での覚醒や修行によって目覚める事がある。
これらによって神話正装に目覚めた神や神性存在以外の生物を醒めた者、聖者、己を征する者とかけ「征者」と呼ぶ。
また神話礼装には個別名称が存在しており同一の名称、見た目の神話正装は基本的に無いとされる。然し神話正装の譲渡によって他人と同一の名称の正装を纏う事は可能。
神話正装の譲渡の方法には諸説あるが、最も確実かつ効果的な方法は「受け渡される側が受け渡す側の命を奪う」事である。
これは生物における世代交代を表し、正装を持つのにより相応しい者が現れた時正装自体が真の所持者を決めようとするからだと言われている。
正装における武器等は初めから名称が決まっている場合がある。この場合正装を初めて使用した瞬間に直感的にその名前を知る事になる。これ等も伝承などに由来している場合が多い。
例としてはオロチの持つ黒い剣「ヴェーダ(vayda)」がそれである。
これは「知識」を意味し、また彼を構成する神話の一つ、バラモン教における聖典ヴェーダに彼を構成する数々の伝承を掛け合わせた物である。
本来のヴェーダがvedaなのに対しこれはヴリトラのv、アペプのa、八岐大蛇のy、ダのdaを重ね合わせてvaydaとしている。
この様に神話正装自体がその者自身を強力に誇示する傾向が強く、一部の魔術師や研究者からは「宇宙史上最大の自己アピール」とまで言われている。
【装備】
特に無し。
【履歴】
かつての英雄は腐りきった人と神に絶望し、ただ世界をやり直す事だけに心血を注ぐようになった。
かつての彼は誇り高く、勇猛な戦神だった。自らが歯が立たない程の巨悪にさえ立ち向かい、どんな事があろうと勝利を納め人々を救った。
然し、時が流れその信仰が薄れると共に本来の在り方、世界の流れから外れて行く生物達を見た彼は絶望する。
戦争、人種迫害、邪淫、独裁、奴隷、人身売買、人為的な種の根絶、この世界で起こるありとあらゆる負の流れを見た神は遂に決断する。
世界を無に……全てを無に還す事によって救いようの無い魂を今一度一つにし、そして作り直す。
それこそが彼を動かす最後の信念、恒久不変の中枢機関、必ずや生命を無に還す事を誓い、天空の落胤は殺戮を繰り返す。
【備考】
人類補〇計画神。人を見たら消す、神を見てもたまに消す。
オロチと面識有、但し世界を巻き込んだ殺し合い。基本的にはテクニック重視の大技で戦う傾向が強い。
最終更新:2016年05月05日 11:29