容姿
身長133cm、体重28kg、見た目は9歳程の少女。
風を受ければ綺麗に靡くセミロングの黒髪、修道服として着用する白いヴェールを被る。
既に光を失っている金色の瞳に良く整った鼻、唇を乗せた大人しそうな顔立ち。
純白の修道服を常に身に纏っており、腰にはガーネットの宝石を嵌めた銀色のロザリオを下げている。
性格
悪意を嫌い、戦いを嫌い、死を嫌う温和で臆病な性格。
少し口下手でおどおどとしている嫌いがあるが、自らの理屈などは強く主張する面もあり、芯は強く持っているようだ。
特に神と人間の戦争を忌み嫌っており、聖別の能力で皆を思いとどまらせようと奮闘中。
特技/能力<Nazarenus>
━━━━ナザレの神は其方を愛す。
恒久の平和を願う少女に与えられた、悪を救い又悪を滅する力。
自らの肉体、自らの武器に聖別と神罰の力を与え、頽廃の世界に光を与える。
聖別は悪を救う力、神罰は悪を滅す力。
救いようのない悪に相対した時、聖別による救済を諦めた彼女の手によって、神罰はこの世界に顕現するだろう。
聖別
黒く染まった世界を祓う、善の光を纏う力。
その光は善人に救済を与え、悪人に出口を示すだろう。
善と悪とは即ち、無闇に命を奪うか否か、奪わぬ者には治癒を、奪う者には勧告を。
もし君が善人ならば、彼女の光は君の凡ゆる傷を、凡ゆる病を治してくれる。
多少の時間はかかろうが、無機物ですらも癒す彼女の力はきっと君の役に立つはずだ。
もし君が悪人ならば、彼女の光は君の悪意を切り裂き、そして消し去ろうと試みる。
殺したい、嬲りたい、そんな邪な気持ちを無くしたいと心の奥底でも思っているならば、きっとその悪意は消え、君は悪人から脱出することになるはずだ。
もし君が、心の奥底まで完全に、邪な気持ちに囚われているのならば、そのときはきっと、何も起こらない。
或いはほんの少しの気の迷いによって殺しを中断することもあろうが、それは飽くまで一時的なもの。
少し経てばまた、彼女の意思など放って悪人としての道を歩むことになるはずだ。
君の心はどうだろう?答えは必ず君の中に存在する。
その答えの結果が、神罰を招くようなことにならないことを願う。
神罰
聖別で救えなかったものに振るわれる、死によるもう一つの聖別。
彼女の全身は神々しき金色に染まり、彼女の武器は殺戮の意思を抱くだろう。
神罰は常に無慈悲、彼女の一挙手一投足に莫大なエネルギーが発生し、彼女の意思によって凡ゆるものを破壊する。
それは到底少女が出せるような威力ではなく、正しく神と呼べる異様な力。
そのエネルギーは纏うに留まるため、彼方を破壊することは不可能、しかし彼女はそれを補って余りある程の身体能力がある。
振るわれるは神の罰、何の手段も講じずに受ければ、待つのは文字通りの消滅だ。
装備
<神器:無貌の手>
この世の何でもない不可思議なマテリアルから創られた、決まった形を持たない神器。
この武器は凡ゆる存在に適応し、所持者の意思によって自由に形を変える。
武器にも防具にも、果てはちょっとした便利品にまで、所持者が望むのであればどんな存在にもなるだろう。
現在の所持者はサヤとして設定されており、彼女が呼べばこの武器はすぐに彼女の手の内に現れる。
<神器:熾天のロザリオ>
エデンの地より採られた魔法金属を、鍜治の神の手によって加工して創られた神器。
少女の手のひらでも問題なく持てるサイズであり、持ち運びには苦労しない。
神の力を宿したこのロザリオは、彼女に神に相応しき身体能力と把握能力を与える。
このロザリオが有るからこそ彼女は、盲ていて尚普通の神とほぼ変わらぬ挙動が出来るのだ。
現在はガーネットの宝石も嵌められており、彼女が
ノアの方舟に所属していることの証明となっている。
履歴
戦争の始まる前に「世界を平和に保つのが神の役割だ」と学んだ神の少女。
人間や悪魔の友達と一緒に、将来誰もが仲良くなれる平和な世界を作ると誓い合った事がある。
その友達が全員戦争の渦中に消えた今も、少女はあの時の約束を忘れない。
人と神の為に動く組織があると聞けば即座に入った、殺人鬼の噂を聞けば即座に鎮静に走った。
希望の船にも乗った、救う力も手に入れた。
後は、我を通すだけだ。
備考
中立です、盲ていますがロールにはあんまり関係ありません。
人でも神でも悪魔でも日常でも戦闘でも何でもござれなオールラウンダーです。
が、戦闘の場合必ず相手を善人にしようとします、即ち聖別を扱うということですが、聖別に対しての反応はどんなものでも構いません。
聖別された、興が削がれて戦いを辞めた、何も変わらなかった、他各々の反応をどうぞ。
最終更新:2016年05月23日 20:57