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シュレーゼン

惨劇と恐怖は人々の足下で深く静かに・・・・

ミサミ・サ共和国の地方都市
さしあたって特筆すべき特徴の無い平均的なサミサール建築の街並が続く街だが、古くから活用されてきた強固で街の隅々にまで張り巡らされた地下水路が特徴と言えば特徴か
以前までは人々の自分たちの街を語る上での数少ない自慢だったが、シュレーゼン事件以降は逆に忌むべき場所として近寄る人は少ない

シュレーゼン事件とは?

今からおよそ30年前、とある錬金術師が暴走し手に負えなくなったキメラ「W-13」を地下水路に廃棄したことが発端とされる。
その個体は死ぬこと無く成長し、都市の地下という劣悪な環境で変異を繰り返し醜悪な怪物へと変貌し水路に巣食い、水路の管理人やシュレーゼンの犬猫、時には子どもなどが次々に行方不明になる事件が発生。
地下水路に怪物が出るという噂は熱病の如く広まり、地元政府は5名の魔法使いと水路の案内人2名を投入し調査及び駆除に当たらせた。
当初は凶暴化した野生動物の仕業とも考えられていたが、彼らが地下水路で見たものは卵を産んで繁殖し、コロニーを形成するまでになったキメラの群れであった。
この事件で案内人2名と魔法使い3名が死亡し、2名の魔法使いがキメラを駆除し生還するという結末を迎える。

尚、当事件に関してシュレーゼンの地下に潜んでいたのは軍が研究していた魔法生物であり、シュレーゼン事件を扱った書籍を出版した出版社が謎の倒産をした等、怪情報が飛び交うなど未だに一部ではしばしば語られることの多い出来事となっている。

また、このを題材にした戯曲「哀しみのシュレーゼン」は傑作悲劇とされ、娘を失った女錬金術師と彼女が作りだし一度は棄てられた異形のホムンクルスが地下道で再会し、親子のように抱き合いながら炎の中に消える場面では誰もが涙するという。

関連項目


初出 魔法学園107 その2

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最終更新:2009年06月19日 06:41
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