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佐倉 亜理沙/ベルセフォネー - (2006/05/05 (金) 16:58:09) のソース

■ベルセフォネー
-デメテルとゼウスの娘。(デメテルはハデスを愛していたが、それを快く思わなかった事とデメテルの美貌とが理由でゼウスによって手折られてしまう。)デメテルにとっては目の中に入れても痛くないほどの愛娘。

-ハデスとの最初の出会いは、幼少時、花を一人で摘んで遊んでいたとき。(見た目の年齢は人間の年に換算すると5歳ぐらい)
母デメテルを尋ねてきたハデスに連れ添っていたケルベロスに吠え掛かられ、それを止めたハデスに肩車でデメテルの神殿まで送ってもらうが、ハデスをいたく気に入る。(2巻内「偽りの星座宮」より)

-成長後(見た目の年齢は15-16ほど)、母の病状を憂い、ハデスに母への面会を願おうと冥府へと降りる。その後レアの忠告によってやってきたゼウスにオリュンポス側へ取り込まれそうになるものの、ハデスと結婚する発言。
「あたしじゃ冥府の女王になれない…?高望みだと思う…?」
「いやお前のような跳ねっ返りにはぴったりだ」
は名シーン。 (2巻内「偽りの星座宮」より)

-ハデスの花嫁として冥府へと下るが、その勢いたるやミノースも驚くほど。 (2巻内「偽りの星座宮」より)

-穏やかな生活は長く続かず、ゼウスの陰謀によって遣わされたヘルメスにオリュンポス側へ連れ去られる。それを追ってきたハデスを護るため、ヘラの刃の前に自らを投げ出して倒れる。ハデスが本当に愛していたのはデメテルだと誤解したまま息を引き取る。
「次に生まれ変わるときは、きっとあたしを見つけてね… 誰よりも…母様よりも早く…」
は「アリーズ」におけるベルセフォネーを象徴する名台詞  (2巻内「偽りの星座宮」より)

- 死後はデメテルの手によって牡羊座(Aries)の星座へと変えられる。(2巻内「偽りの星座宮より」)



**しかし転生後は宇宙の意思ガイアに運命を託され、全ての渦の中心となる牡羊座(アリーズ)として生まれる。

■佐倉 亜理沙(さくら ありさ)
*亜里沙視点重視の為、記憶の無い彼女が知らない人物は前世名か、形容詞のみで表記させて頂きます。ただし、現世名が分かっている場合は一応カッコ書きで前世名も表記。
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-17歳。3月21日生まれ、牡羊座。O型。好きな色は、淡いピンク。
-母は有名な占星術師、父は小さい頃に他界。趣味は、星占い。(5巻内「悪戯の星座宮」後キャラプロフより)

-亜里沙の名前の由来は、牡羊座生まれのため、それを意味する「アリーズ」から母がつけている。 (2巻内「偽りの星座宮」より)
 
-肩くらいの長さの髪の毛。ウェーブがかかっている。

-「アリーズ」のヒロイン、ベルセフォネーの生まれ変わりであり、ティターン復興の鍵を握る乙女。

-私立聖和学園高等部二年生。勝ち気な美少女。星座宮クラブの部長をつとめる。その性格故か美少女という設定でありながら、作中ではよく崩れる(笑)後半部に入っては哀しげな表情を浮かべることが多い。

-当初は記憶を失っているため、本人は理由の分からないままが、色々な陰謀や愛憎に巻きこまれ、その度に、ハデスの生まれ変わりでクラスメートの天野に助けてもらう。


-ゼウスと手を結んだ松本(ヘカーテ)から、母事故の報を聞かされ、麻宮(ヘルメス)によって、オリンポスへと連れ去られてしまう。その時に、泉や小さな少女から、前世を思い出すよう言われ困惑するが、天野(ハデス)と共に潜入した一条(ポセイドン)と共に無事に脱出。 (4巻内「嘆きの星座宮」より)

-オリンポスに誘拐された件で、自身の周りでの出来事に疑問を持ち、天野(ハデス)に問いただすが、うまく話しをはぐらかされてしまう。 (5巻内「輝きの星座宮」より)

-負傷している天野(ハデス)の世話をしに行った所、毒蜘蛛使いに襲われる。輝(アポロン)が間一髪助けてくれ、天野(ハデス)と共に屋上に逃れる。しかし、この事で自身が一連の事に関係あることを確信。天野(ハデス)を問い詰める。
「オレを信じろ」
「いいわ――― 信じてあげる  でも あんまりハラハラさせないでよね」
現実ばなれした事象や、自分が知らない事のへの不安とは裏腹に、即答で信じると言った彼らの間で、確かに絆が見えた瞬間だろう。 (5巻内「輝きの星座宮」より)

-ディオニュソスの策略のせいで、心が石と化す呪いを受けてしまう。 (7巻内「召喚の星座宮」より) 

-亜里沙(ベルセフォネー)の呪いを解くべく、ディオニュソスに戦いを挑んだ天野(ハデス)。エリス・麻宮(ヘルメス)の助力を得て、ディオニュソスの両目を潰すことに成功し、亜里沙(ベルセフォネー)の呪いは無事解けた。 (8巻内「反撃の星座宮」より)

-呪いが解け、自分がどんな状態だったのか記憶に無く、何故そんなことになったのかに悩む。ふと窓の外には時空の歪が…そんな時、天野(ハデス)の声が頭に響いて、思わずとびだすとワケの分からないままに、傷だらけの天野(ハデス)に抱きしめられた。 (8巻内「奸計の星座宮」より)

-自分が元気になってくれたことを喜び祝ってくれる、母と叔母ゆりえ(デメテル)。亜里沙(ベルセフォネー)は、心配かけたことを謝りつつ、ゆりえ(デメテル)が一条(ポセイドン)と知り合いだったことに改めて驚く。また、あれっきり別れ、相変わらず何も話してくれない天野(ハデス)に対してや、何故麻宮(ヘルメス)が一緒だったのか。他にも一緒だった少女など疑問は膨らむばかりだった。 (8巻内「奸計の星座宮」より)

-天野(ハデス)の怪我の具合が気になり、家を尋ねるがエリスと同居していることを知り、ショックを受ける。改めて、自分と天野(ハデス)との関係を考えてしまう。 (8巻内「裏切りの星座宮」より)

-レアに番犬扱いされ、逆上したディオニュソスに襲われるが、既に天野(ハデス)が守るために側に居てくれた。2人共に暗黒神殿ニューサへと異動させられる。そこで、改めて今迄もずっと天野(ハデス)が、自分を守ってくれていたのだと気付く亜里沙(ベルセフォネー)だが、それがどうしてなのかは、怖くて聞けないでいた。 (10巻内「告白の星座宮」より)

-自分を守り庇っているため、攻撃に転じられない天野(ハデス)を見て、自身の無力を痛感する。とうとう、まともに攻撃を食らって倒れてしまった天野(ハデス)を抱きしめながら、無意識に“誰か”に助けを求めていた。救援の想いを、ニューサへの道を迷っていた麻宮(ヘルメス)とエリスの、エリスが感知。2人ともニューサへと辿り着く事ができた。 (10巻内「侵入の星座宮」より)

-麻宮(ヘルメス)に守られつつ、ディオニュソスと闘う、天野(ハデス)の姿を見ながら、共に戦えるエリスを羨ましく思い、自分が足手まといだとこぼしてしまうが、麻宮(ヘルメス)には、「ハデス様は君がいるから戦えるんだ」と、だから頑張れとはげまされる。 (10巻内「壮絶の星座宮」より)

-ディオニュソスがエリスと共に逝って、ニューサからは開放された物の、いまだに、何が起こっており、どんな渦中にいるのかも分からないままだ。校内教室で…、できることと言えば、悩み苦しむ天野(ハデス)の姿を、少し離れてそっと見守ろることだけだった。 (10巻内「覇王の星座宮」より)

-プロメテウスとアルテミスは、彼女が亡くなればゼウスの野望も終わると考え、薬入りのお茶を飲ませた。そのせいで、一時は永遠の仮死状態であったが、その効力をプロメテウスが肩代わりし、目覚めることができた。(12巻全編「月光の星座宮」より)

-自分の前世がギリシア記憶を取り戻すため、天野(ハデス)と共に、ギリシアへ行くことに。 
「思い出してくれ―――――おまえの前世を」
「前・・・世?あたしの・・・」
これまでこの話はコチラが話すのを待てと言っていた天野が言った言葉は、亜里沙にとって重く聞こえただろう。 (13巻内「前兆の星座宮」より)

-最終的に様々な陰謀を経て、仲間になったのは前世のポセイドン・アポロン・アルテミス。

-記憶は失っているのではなく「3つのカギ」によって封印されていた。記憶の封印を行なったのは、叔母のゆりえ(デメテル)によるものだった。 
:3つのカギとは・・・|
 1つ目 天野(ハデス)の前世の記憶を消すこと。(14巻内「誘引の星座宮」で判明)
     実際にレテの水で消えた記憶は、前世のハデスの記憶のみ。
     現世の天野の記憶は残った。 (14巻内「陥穽の星座宮」封印解除)
 2つ目 天野(ハデス)の消えた記憶を亜里沙(ベルセフォネー)が蘇らせること。
     (15巻内「造反の星座宮」封印解除)(16巻内「反旗の星座宮」で判明)
 3つ目 天野(ハデス)自身の手で、大母神レアを殺すこと。
     (16巻内「反旗の星座宮」で判明)(17巻内「使命の星座宮」封印解除)

-1つ目のカギが解けた後、冥府の国のコトのみ思い出す。そして、冥府にある黒ポプラの森の光で天野のハデスの記憶を取り戻そうとする。冥府の門(アイデース)から、冥王に仕えていた者を名乗る、謎の人物が助け手として現れ案内をしてくれる。 (15巻内「開路の星座宮」より)

-化け物に怯えつつ道を進むと、記憶が次第に鮮明になっていき、近道まで思い出した。やっと辿りついた森は何故か枯れていて、唯一の希望をたたれたショックを受けて座り込んでしまう。しかし、そんな彼女がついた手が触れてる部分から光り、森は蘇った。 (15巻内「消光の星座宮」より)

-2つ目のカギを解いた後、オリンポスへと連れ去られてしまう。3つ目のカギが解ける直前に、叔母ゆりえ(デメテル)が自分を庇って逝ってしまった。天野(ハデス)以外のことは既に思い出しいる為、嘆き悲しむ。その頃天野(ハデス)は、3つ目の封印をそれとは知らずに解いていた。

*以降、全ての人を前世名で表記します

-完全に前世の記憶が蘇ったが、オリンポス潜入に成功したハデスやアルテミス達にやることがあるからと、別れを告げた。
「でもあたしは佐倉亜里沙のまま あなたのそばにいたほうがよかったのかもしれない」
「?!」
  ―――――――  中略  ―――――――
 ハデス・・・どうか忘れないで あたしが愛するのはあなただけ・・・
 あたしにとって――― あなただけが真実―――    (17巻内「昇華の星座宮」より)
  
-オリンポスに残ったのは、記憶と共に、世界の命運をかけられた使命をも思い出したためだった。
:再興のカギとしての使命とは?|
 ティターンの、神の歴史を完全に完成させること。(17巻内「昇華の星座宮」より)
 魂が眠っている間に知らされたのは、
 「おまえが愛し愛され心を通じさせる者に無限の力を贈れ」――――ということ (17巻内「錯誤の星座宮」より)

-前世での記憶通り、ハデスが愛しているのは、デメテルだと誤解したままだった。
「でも…ハデスが真実愛しているのは あたしじゃないわ  彼が本当に愛したのは デメテル母様だけ あたしにむけられる瞳も 母様の面影を見つめているだけ ベルセフォネーじゃないわ… あたしじゃないのよ」
「思い出さなければよかった… こんな悲しい気持ちは…」 (17巻内「錯誤の星座宮」より)
このセリフからも、ベルセフォネーの哀しみの深さが伺えるようだ。

-ハデスがデメテルの二の舞にならないように、婚礼の夜にゼウスを殺そうとする。しかし、すぐに阻まれてしまい反対に襲われそうになって、風の刃でゼウスをしりぞけた。同質の術は返せない。前世でゼウスの娘だったことが幸いした。 (17巻内「錯誤の星座宮」より)

-自分の救出のため、ワザと囚われの身となったハデス。意識の無いハデスの治療をしようとするが、ゼウスが彼女の悲哀の心にさらに追い討ちをかける言葉を吐き、彼女の哀しみを煽る。ゼウスの術で、体が動かなくなった彼女の目前で、ハデスが殺されそうになるのを見て、瞬間移動させる。 (18巻内「覚悟の星座宮」より)

-慣れない神術を急に使い、意識を失っていたが、その間に、ハデスが、ポセイドン・アポロン・アルテミスを呼び寄せたと知る。彼女は(一方的な誤解から)彼らに合流もできない。だが、ハデスの傷の深さが心配で祈った時、その姿はデメテルとなって、ハデスの傷を癒していった。 (18巻内「憐愛の星座宮」より)

-ヘルメスに監視されていたが、ポセイドンの部下達が上手く、宮殿を抜け出すのを助けてくれる。 (18巻内「真理の星座宮」より)

-自分やハデスをはじめとして、ティターン一族全員が、総母神ガイアよりティターン一族へのメッセージを受け取った。
「ようこそ 我が愛し子達よ!  ――――― 中略 ―――――  ハデス ベルセフォネー 一族の歴史を完結させなさい そのためにすべきことを忘れずに――― 私はあなた達ふたりに賭けたのです!!」 (19巻内「真理の星座宮」より)
妙に納得してしまう、ガイアの言葉だった。

-ガイアからのメッセージを受け取った後、宮殿から抜け出し、アポロン・アルテミスと合流。しかし、その直後アポロンの刃を受けたアテナは、執念で自身の身体を捨て、ベルセフォネーの意識を支配し、身体を乗っ取ってしまう。 (19巻内「真理の星座宮」より)

-ポセイドンの死で大きな精神的ダメージを受けたハデスは立ち上がる気力さえ失っていた。そこへ、ベルセフォネーの意識を乗っ取ったアテナが忍びよるが、ハデスの姿を見た途端、哀しく重い感情に苦しみ、身体からはじき出されてしまった。(19巻内「抱擁の星座宮」より)

-アテナが去った後、こちらに来るハデスの傷をデメテルの姿で癒そうとするが、ハデスはそれがベルセフォネーだと分かっていた。再度出会えた二人だが、デメテルが死んだのは自分のせいだと、ハデスに謝り、二人の仲をまた引き裂いたと懺悔する。しかし、反対に誤解させたことを詫びられ、自分を愛していることを告白される。
「オレがおまえを守りたいのは おまえがデメテルの娘だからではない 愛している 愛している ベルセフォネー」
「う…うそ…」 (19巻内「抱擁の星座宮」より)

-ハデスへの想いが通じた瞬間、ハデスの中に大きな力が宿った。しかしこれ以上、ハデスが戦うのは嫌だと、「行かないで!!」と止めてしまう。(19巻内「抱擁の星座宮」より)

-ゼウスとの決着をつけに行ったハデスと共に戦う力が無いことを、もどかしく思いつつ
足でまといだけは避けたいと、自分に出きること…すなわちアテナによって次元の狭間に飛ばされたアポロンとアルテミスを捜し、導くことだった。 (19巻内「決戦の星座宮」より)

-天空神殿崩壊とハデスが迎えに来てくれたことで、どちらの勝利かを知る。ハデスに守られながら、地上に降りるとヘルメスがゼウスの後を追おうとしていた。ベルセフォネーは来世でまた会えるのだから、残された者の務めとして今の世界を美しく残さなくてはと説く。
「あ… 会…える…? ゼウス様に… もう一度…」
「だいじょうぶ 必ず会えるわ」 (20巻内「明日の星座宮」より)
ベルセフォネーが言うと妙に説得力があるのは彼女の優しげな雰囲気のおかげだろう。

-日本に帰る前にハデスと共にポセイドン神殿のある海辺を訪れる。ハデスを庇って、逝ってしまったポセイドンに日本帰省の報告をし、感謝の意を捧げる。そして、次代に目覚めるまで安らかにと・・・・・・・。今迄、ハデスの現世名は“天野”で呼んでいたがここではじめて“翔”と呼んでいる。 (20巻内「明日の星座宮」より)
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