全般


軍事全般

国連の平和維持活動って平和維持軍だけがするものなの?(489a:469)


カンボジアで日本人が犠牲になったので(日本では)有名な「文民警察官」という人達
なんかもいるので、軍隊だけが行っているわけではない。
(489a:470)

「兵は拙速を尊ぶ」
とよく言いますが、コレって誰の言葉なんでしょうか?(489a:168)


孫子の兵法。

ただし、正確には
「兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるを賭みざる成り」
で、「拙速を尊ぶ」というのは誤訳。

ちなみに元の言葉の意味は
「戦争が「適当にやったら早く終わった」という話はあっても、「計画的に長引かせることに成功した」
 なんて話は聞いた事がない」
で、要は「ダラダラと戦争をするな」という訓。

ちなみに、「拙速を尊ぶ」の元ネタ、というか出典は桓武天皇が征東将軍 紀古佐美に
蝦夷征伐中に送った叱責文の中の一句。

お前は陣だけ敷いて延々と動かずなにやっとるんだ、というお叱りの言葉だったが、
この叱責文に慌てた紀古佐美は無謀な総攻撃を強行、待ち伏せてた蝦夷勢に包囲されて
大損害を出して敗走した。

拙速イクナイ。
(489a:171,172)
171-172横から蛇足的に補足
他の解釈の一つとしては、孫子が別の章では戦争に重要な要素として「タイミング(天の時)」
も述べていることから合わせて、多少準備が整ってなくても
行動すべきタイミングで行動した方が良い、というのがあるね。

あと、巧久じゃなく巧遅じゃなかったか?
(489a:177)

敵を撃ったら敵も撃ち返してくるので撃ちにくいと思うんですけど
軍隊の練習ではそういう状況はどうやって再現するんですか?(488:823)


一例だが、
判定官というのが見ていて、「機銃に撃たれたら確実にアウトな身の晒し方」を
していた迂闊な奴に死亡判定を与える、というのもある。

最近は、銃にレーザー等を出す送信機と、兵士側の体にその受信機を付けて、
それで発砲時の命中判定をする(相手側のレーザーを受信すると撃たれた事になる)
といった機材を使って演習している事もある。

あとは、野外演習ではあまりやらないが、電動ガンのBB弾等で再現っていうのもある。
(488:854)

遺伝子操作された兵士ってどっかの国で研究してるのですか?(488:537)

もちろん試験管ベイビーから

クローン人間の研究自体、まだ倫理面で問題視する意見に押されてあまり進んでおりません。
研究の最前線については科学板へどうぞ。
(488:539)

戦争映画なんかで出てくる 「fire in the hole」 ってどういう意味でしょうか?(488:465)

日本語字幕だと「爆発するぞ、伏せろ」って感じだけど、fireはともかくなぜに穴(hole)

適当にwikipediaを見たら二つの説があって、
炭坑夫が「坑道(=穴=hole)に爆薬を仕掛けたぞ!」っていう警告から来たって説と、
大砲用の火薬を大量に積んでいる木製の軍艦の「デッキの下(in the hold)に火が付いたぞ!(Fire in the hold!)」から来たって説があるみたい。
(488:468)

戦争と紛争に、明確な線引きはないのですか?(488:240)


軍事的には、例えば米軍はこんな感じで定義を行っている。2-1ページ
戦争(war)と紛争(conflict)の違いは強度に求められているので、線引きが難しい場合もあるだろう
http://www.fprado.com/armorsite/US-Field-Manuals/FM-100-5-Operations.pdf

ただ確か国際法か何かの分野では、紛争って用語は違う意味だったような気もする
(488:244)

戦う人ってどうやって敵味方を区別するんですか?(488:229)

航空機や艦船には識別装置が広く普及し、近年は車両にも装備されつつある様ですが
戦う人はみんな同じような背格好、同じような制服、同じような携行装備品で
どうなるんですか?
視界の悪い戦場で味方だと思って近付いたら敵兵だったのでびっくりして撃ち合いになるとか
想像するとゾーッとするんですけど。そんなことないですよね。戦う人の識別手段は?

出くわした拍子の撃ち合いや誤認による味方殺しは山ほどある
これはどんな戦争でも一定の割合で発生し、大体死傷者の15%ほどは味方によるものだといわれてる
識別手段は、相手方が来た方向とか装備とか。
この辺りの識別手段は作戦や任務によっても多少かわってくるだろう。
(488:230)
兵士個人レベルだと軍服とか装備とかで見分けをつけるが、
やはり時々誤認は起こり、味方か?と思ったら敵だったとか
逆に敵だ!と思ったら味方で、危うく撃ち殺すところだったというのは
昔から現代にかけて、よくある話。

見えるけどどっちか判別できない状況のために、符丁とか合言葉とかノックの回数とか、
味方同士で通じるものでやり取りしてから接近するって方法をとった事もある。

つーか、素人には迷彩服とか装備とか、みんな同じように見えるんだろうけど、
各国の兵士を並べて見ればそれぞれ区別付くようになってるし、
区別が付けられるように、兵士は敵味方の違いを頭に叩き込むものだよ?
(それでも誤認が起こる分には…まあ仕方ない)
(488:231)
 陸兵は服装で判断できるからまだマシな方ではないかな。
だから、相手国の軍服を着て行動するのは条約違反になる。
海と空は、シルエットを覚えて対応する。識別帳なんかを配布する。
 でもな、実際問題同士討ちなんていくらでも起きてるよ。
見方の浮上している潜水艦を攻撃してしまったくらいなら可愛いほうで、
砲撃してくる敵艦を味方と勘違いして 必死に発光信号だしてたりとかw
視界が悪いとか夜だとかだと、自分の部隊のつもりで敵軍と一緒に行動してしまうとか。
ならんで・・しゃがんで雉撃ちしてたら、横は敵兵だったとか。
 よって合言葉ってのがよく使われる。
戦国時代から、現在でも^^;
(488:232)
少なくとも航空機に関しては、質問電波を送信して応答電波を返す敵味方識別装置(IFF)というものがあるが、
無線封鎖下じゃ使えないし「私はここにいますよ」と敵に教えるようなもんだし、応答がなくても
装置が故障してる味方機かも知れんし‥‥というわけで、結局直接目視確認が義務付けられたりする。
(488:245)

兵士にしても士官にしても、基本的に男性より身体能力に劣り、
集団生活にもいろいろ制約のある女性を、軍人として採用する意味はあるのでしょうか?(487:467)

男性軍人の萌え要員や女性民間人のボディチェックくらいにしか必要性はないと思いますが。
劣るのは荷物を担いだり行軍したりする能力が主なので、それらがさほど必要でない任務なら問題ない。
人間の半分は女性なので、男性にこだわってバカをたくさん入れるよりは、まともな女性を入れる方が当然マシ。
(487:470)
現代の兵器は取り扱いについて身体能力より
特定の技術能力を必要とするものが増えた、ってことさ。
無論、身体能力をより重視する場面では女性兵士の進出が
それほど進んでいるわけではない。
(487:471)
男だけじゃ必要数を確保できないからだよ
民間企業と同じなのさ
(487:474)
女でも出来る仕事なら、
無能な男にやらせるよりは有能な女を採用したほうが
効率も良いんじゃ有るまいか。
(487:475)
言っとくが「それならニートの男を」とかはダメだぞ
理由は前の人が書いているように品質が悪すぎる
(487:476)
前線の陸士は男じゃないとまずいことが多いけど軍隊って半分ぐらい後方職種だからね。
専門職種は性別より意欲・能力が重要だし。
(487:477)
男性に比べて忍耐強い、女性の方が向いているとされる職種もあります。
(487:478)

敵国上空で撃墜され、脱出した戦闘機パイロットが、
下にいる敵兵や民衆にブチ殺された例はありますか?(487:262)

敵軍人ならともかく、
空襲で家族を失い、怒り狂った民衆に刃物を持って追い回されたりしたら、
拳銃一丁ではどうにもならず、国際法も話も通じずもう終わりなんてこともありえますか?

そんなものいくらでもある

第2次大戦中の日本だと、米軍のパイロットだけじゃなく、日本のパイロットまで、
興奮した一般市民に惨殺されていたり
(487:263)
リチャード・コリアーの「空軍大戦略」にも英本土に降下脱出したドイツパイロットが
民間人に殺された例が載ってたな。
空軍大戦略はノンフィクションだから信憑性はあるだろう。
(487:300)
ドイツ軍の対ソ連戦、いわゆる東部戦線ではソ連側の戦線の後方に不時着した多数の
ドイツ軍パイロットがその後消息を絶っています。
捕虜になったものもいたかもしれませんが、その多くが地上で敵兵やパルチザンに
惨殺されたであろうことは想像に難くありません。
一例を挙げると、188機のスコアを上げて柏葉騎士十字章を獲得したヨアヒム・キルシュナー大尉は
1943年12月17日に撃墜されてパラシュートで脱出しましたが、降り立ったクロアチア地方で
パルチザンに捕われ射殺されています。

ついでに。
日本では本土防空戦で落下傘降下した戦闘機搭乗員が、住民に敵兵と思われて襲撃され
死亡するという事件がおきています。
これは昭和20年2月17日のことで、殺害されたのは横須賀空の山崎卓上飛曹です。
このため、3月には陸海軍共に味方識別のために飛行帽や右袖に日の丸を縫いつけることが
通達されました。
(487:337:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

日本人がむやみに軍服を着て、外国の都市を歩く行為はやはり危険を伴うのですか?(487:124)

昔のTV番組で、ナチスドイツの軍服を着た軍服マニアにフランス人が激怒したシーンがあったのですが、
日本人がむやみに軍服を着て、外国の都市を歩く行為はやはり危険を伴うのですか?
それとも、「ああ、アホな日本人がいるな」程度の認識ですか?

たいていの国では、その国の公務員に紛らわしい服装を着用していれば
逮捕拘禁されます。
(487:126)
その軍服とその国次第。笑いを取る、痛がられる、拍手喝采から、
路地裏に連れ込まれて帰ってこなくなるまで、さまざまでしょう。

例えばナチスの軍服を着てパリの町中を闊歩したら敵対的な反応を招くでしょうし、
それが治安の悪い地域だったら暴力沙汰になり得るでしょう。

「マホメットは馬鹿」と書いたプラカードもってイランの町中闊歩と類似点が多々。
(487:127)
TPOをわきまえないと危険。

ドイツでは着用しているとタイホですが所持だけなら問題はありません。
ドイツ以外だったら法的制限はありません。
イギリスじゃWW2の軍装を楽しむイベントがあったりしますし、
そこでイギリス人がナチSSの制服を着てはしゃいでたりします。
(487:144)

「戦争」は数ヶ月や数年で終わり「紛争」は根本的な問題が解決されない限り続きがち、
って認識でOK?(486:864)

一般的に正規軍同士や正規軍同士のような「戦争」は数ヶ月や長くても数年で終わり
「紛争」は10年でも20年でも根本的な問題が解決されない限り続きがち
って認識でOK?

いや、国際法上は、宣戦布告のあるものが「戦争」で、それ以外のものは「紛争」

何年も続く戦争もあるし、すぐ終わる紛争もあり、期間の長短は関係ない
(486:868)
その認識は正しくない
正規軍同士の戦いでもだらだら続く事はある。
例としては日中戦争やイランイラク戦争。
一次二次の世界大戦もあの規模にしては前代未聞の長さで参加国みんながボロボロになった。
正規戦は不正規戦闘に比べれば指揮系統がはっきりしてルールに従う分双方ボロボロになる前に矛を納めやすい傾向があるってだけ。
(486:869)
イランイラク戦争は10年越したと思うな
中世欧州ではry
(486:874)

ある程度以上の規模での戦闘の後には、大雨が降るという話が小説とかに出てきますがこれは科学的な
根拠があったりするんでしょうか?(486:827)


火薬の燃焼後の煙に含まれている化学物質や、細かな煤が、空気中の水分の凝縮を助け、雨が降りやすくなる

詳しくは人工降雨に関する本を読むと良いかと
(486:828)
必ず降るのではなく、雨が降りやすくなる程度の話なら、科学的にも証明されてる
(486:834)

前線の戦場で戦う兵士は人間の死体を見る機会も多いでしょうが、
そういう状況も大抵の兵士は慣れられるものですか?(486:285)

「俺は死体の前でメシが食える」
「生きてる敵兵に比べれば、死体の方がよっぽど可愛い」

なんて言っている兵士の話も聞いたことがありますが、
特殊な例でもなく、実際こういう感じですか?

例えば医療関係者は死体や死を見慣れています。身近な人間の死や死体でない限り、

「死体の前でメシが食える (あまりおいしい気はしないが)」
「生きてる難しい患者より死んだ患者の方がよっぽどかわいい (自分の責任で死んでなければ)」

てな話も、特に特殊ではありません。死体は無害なものです。
(486:288)

素朴な疑問なんだけど、軍隊(自衛隊含む)って、有給休暇ってのあるの?(486:230)

突然風邪ひいたとかで、休むことってできるんかいな?

有給休暇については詳しくないが、風邪のほうについては、
体調が悪い場合医務室に行って診察してもらい、
休んでいろと言われれば、その日は休ませてもらえる。
大したことが無ければ休ませてもらえないのは当然だが。

余談、風邪と診断されても薬はなかなか処方してもらえない。
(酷い場合や、どうしても必要な場合にお願いするときは別)
一般の医者と違って、不必要に薬を買わせて儲けにする必要が無いのと、
そもそも風邪程度は薬を貰わなくても治る病気だから。
(486:233)

軍の格闘術などの教官って軍人なんですか?
それとも民間の人を採用してるんでしょうか?(486:149)


現役の軍人の教官の場合もあるし
退役した元軍人の教官の場合もあるし
彼らから「講習して教官としての資格を取得した」民間人のインストラクターもいる。
(486:157)
最近話題になったニュースだが、イタリア軍には77歳日本人女性の格闘術教官がいるw
http://2books.blog110.fc2.com/blog-entry-334.html
(486:155)

マスケット銃を使ったデモンストレーション演技って、今でも伝統なんですか?(485:747)

若かりしトム・クルーズが出てたアメリカ映画(タイトル失念)で、マスケット銃を使ったデモンストレーション演技のシーンがあったのを覚えています。
隊列を乱さず、巧みに振り回し、整然とポーズを決めていく姿は見事なものでした。
あのマスケット銃を使ったデモンストレーション演技って、今でも伝統なんですか?
それと、あの動きは実戦に基づいた接近戦用の作法も兼ねてたりするんですか?

それはドリル演奏といって、陸自の駐屯地公開や、自衛隊の教育施設公開などで
M1ガーランドをつかってよくやってる。
(485:749)
前半、南北戦争あたりの記念とかで、あちこちでやってる。

銃好きで、しかも歴史がないアメリカ人にとっては、古くて(米的に)しかも銃が出てくるおいしい機会らしい。

後半はその映画見てないから知らないが、上記のショーなんかではけっこう実戦っぽいこともしてる。
(485:750)
行事なんかで演じてるのはリエナクターというアマチュアの人たちがやってる場合がある。
要するにコスプレなんだが、金のかけ方とか本気度が段違いで、銃器はもちろん戦車や装甲車まで持ってる人やグループもある。
種類や時代も様々で、古代ローマ軍団から独立戦争やナポレオン時代、第二次大戦のドイツ軍までいる。
アトラクションやセレモニーに参加するほか、戦争映画でモブで出てくる兵士役をやったり、歴史ドキュメントに協力したりしてる場合もある。
(485:753)

企業などが利権を目的に暗躍して戦争・紛争が生起したことはあるのでしょうか?(485:351)


ハワイ併合。
(485:353)

どうして軍板ではwikipediaはソースとして通用しないのでしょうか?(484:915)

私自身も、結局は素人が書いたものですし信用している訳ではないのですが。

そもそもWikipeは複数人がまとめた概要であって資料じゃない
資料は示されている参考文献の欄にあるもの
(484:917)

軍事板に限らず、WikiPediaは誰でも自由に書き換えられるので、情報の
信憑性がない。
勿論あまりにも酷いものは大概詳しい人が直してるが、気がつかれないまま
放置されてるのも多く、1次情報として扱うには無理がある。

ただ、英語版はそこそこマトモなことが書いてある事が多いので、可能ならば
極力英語版の方を読むべし。
(484:920)

wikiが元でもそこから種々のソースに当たれるなら信用できる。
そこしか引っ掛からないような内容なら与太の確率が高まる。
(484:921)

すくなくとも大学生は結構注意される機会はあると思う>Wikipe

結局のところ
どこのだれが何を目的に書いたのか判らんものは資料にはならんって事だな。
(484:929)

ひどい例になると、
kmとnmが逆とか、航続距離と戦闘行動半径が混同されてたりと
よくやるミスがそのままだったりする
(前者はF-22の記事で。たくさんの人が見てる記事のはずなのに・・・・・・)

導入部としては悪くない記事も結構あるんだが、
そもそも良い記事か悪い記事かを見極められるのなら、その人は既に入門者じゃないわけでして
これから○○について調べたい!!ってな人には勧めにくい面がある
(484:932)

自分の住んでいる都市が空爆されていたら一番安全なのはお風呂ですか?(484:819)

※ちなみに個人用シェルターは持ってないです
↑家の中で、の話です (484:820)
何回も訂正ごめん。マンションなんだ・・ (484:823)

窓から一番離れた部屋が正解。ただし、ドアが開かなくなると逃げられなくなるから、
ドアは開けておく。で、ドアからも窓からも一番離れた部屋に机でも持ち込んでその下に潜る。

もちろん正解は一階まで降りて、開けた場所にでも逃げること。よほど頑丈でない限り、
建物はトラップになりかねない。地下鉄に潜れたら最高だが。
(484:824)

窓ガラスに目張り。ガムテープなどをサッシの上から貼り、ガラス面にもくまなく貼り飛散を防ぐ。
インフラ、ライフラインが途絶する可能性があるから水道の水を風呂桶や台所の食器、鍋釜の類に
溜めておき、精神面の安定のために柘植久慶著のサバイバル本などを読みリラックスする。

PCや家電製品で常にコンセントを繋ぎっぱなしにしているものがあれば、コードを抜いておくこと。
これは突然の停電や逆に過大電流が流れることで家電製品やパソコンが破壊されることを防ぐため。

また、万が一火災となり、室内で放水する場合、危険だから。

そして、あとは好きな本でも読んでるしかない。ラジオについては鉱石ラジオなんかを趣味にすると
いいかもしれない。一応電気が無くても使えるラジオってのはある。

ちなみにイラク戦争でも誤射は起きてますし、軍隊がどう都市に対して振舞うかは正直分からない。
幹線道路沿いのマンションで怪しげなバルコニーなどがあって、そこからTVカメラを構えたり、
双眼鏡で戦車を覘いていると戦車砲で撃たれる可能性があるので注意してください。
(484:845)

戦争の最初の犠牲者は真実だ、と言いますが今まで双方の軍・政府・メディアが虚報や歪曲やプロパガンダをやらなかった戦争って有りますか?(484:564)


程度の差はあっても、そのような広報活動が無い戦争なぞ存在しない
(484:565)

複数の国の軍人が一堂に会したときの席次には階級順・年齢順・在任期間順・アルファベット順などの基準があるのでしょうか。(484:129)

各国ごとの都合によって変化するのであれば、日本の場合はどうなのでしょうか

特別の配慮を伴わない儀礼的な席の場合、まず階級が優先されます。
各国の階級制度は完全に同じものではありませんが、
この国のこの階級はこちらの国では大体これぐらいの階級だろう、
という目星を付ける事は十分に可能です。
ただし時には「自分は○○相当の階級だと思ってたのに
訪問先では◇◇総統の敬意しか払われなかった。不愉快だ」って事態も起こってます。
自衛隊の場合は同じ階級でも役職によって実質の階級が変わったりと厄介ですので。
階級が同じ場合、先任順、つまり在任期間が問題になります。
無論、在任期間が長いほど、より多くの敬意を払われます。
(484:535)

横からの追加だが、複数国が一堂に会す場合、議長の選び方から、国ごとの席の並びまで、
それだけで時間をとられる場合がある。
(484:544)

勲章を付けて戦闘しますか(第二次大戦以降~)?(482:497)

記録映像や映画を見ると連合軍側兵士はつけていないようですが、
ドイツ兵なんかはネクタイのノットが来る所に十字(鉄十字章?)のような物や、
身頃の合わせ目にリボンのような物を付けてますよね。あれは勲章なのでしょうか(無くすじゃん!)
旧日本軍はどうだったのでしょうか?

勲章には「正授」と「略綬」っていうのがあって、正の方は軍装してる時でも
「正装」や「礼装」の時しかつけないのが普通。
通常の軍装(制服)には「略綬」の方だけをつける。
よく軍服の胸のところにカラフルな長方形の布がついてることがあるが、
あれが「略綬」。
いわゆる戦闘服(野戦服)には略綬も色の地味な専用のものをつけるか、
省略するかのどっちか。

ドイツ軍は野戦服でも略綬をちゃんとつけていた。
(482:500)
普通は制服と野戦服が別れてるのつけて戦闘しない。
WW2のドイツは制服と野戦服が兼用だったので、つけてた。
騎士鉄十字章は、全軍でも7000人弱にしかもらってない戦功に
対するものなので、一種のステータスとしてつけてた。
(482:501)

観戦武官について質問です(482:27)

 1. 彼らは戦場のどこで観戦するんですか?、
   車で乗りつけて危ないとこらへんででしょうか?、
 2. 今もいるのでしょうか?
 3. 体験記とか、詳細な本ご存知であれば教えてください

よろしくお願いします…

艦に乗って戦場に同行したり爆撃機に同乗して爆撃作戦を見学したり戦車のジャンプシートに座ったり
命懸けの仕事なんだよ
体験記ないくつか読んだが、例によって書名が…
中東戦争をイスラエル側でみたインド軍将校の回想がネットにあったが、まだあるかな

あ、ソ連から日本に来た交換士官は九五戦に乗って出撃したらしい。もちろん戦闘には加わってないが
このエピソードは日本側航空兵のだれかの回想録の冒頭部分に書いてあった
(482:31)
あー、軍事研究だったと思うが、陸自の元駐在武官がシリア軍との戦闘を見に行った話を書いていたな
もちろんドンパチ自体は終わった後だが
(482:39)

部屋に軍事関係のポスター(主にプロパガンダの物)を貼りたいのですがこういったポスターは何処に行けば売っていますでしょうか?

アンクルサムのポスターなら雑貨屋で見たことがありますが、それ以外の物は見かけませんでした。

自衛隊のなら地連でいくらでもくれるよ
アメリカの戦時中のもんなら向こうのネットオークションで年何回かは出るみたい
大して興味がないんで価格はさっぱり記憶にない
ソ連のはロシアで最近ブームなんで、モスクワの古書店の目玉商品になってるって話をN9でやってたな
日本で手に入るかどうかはわからない
(479:46-47)
下北沢にB-Maniacs(ビーマニアックス)という店があるので、
そこの店長に相談すると、変なものがいっぱい出てくるぞ。
(479:48)
アメリカのなら西村直紀がかなりの数収集してグリーンアローから本にしてる。
A3サイズぐらいまでなら拡大コピーでイケると思うが、それ以上は無理だろうなぁ。
たしか折り込み付録ででかいのもついてた記憶がないでもないが。
編集部に問合せてみてはどうか?
(479:68)
ソ連のはここのとか面白いのだが
ttp://www.flickr.com/photos/bpx/sets/72057594117941491/
さすがにポスター大に印刷は無謀だな
(479:91)

軍産複合体は儲かってないって話ホント?


ヒント:軍縮

よくいわれる邪悪な死の商人ってイメージで陰謀やりまくりな感じに儲かるってのは嘘。
しかし需要はあるので普通の産業の一つとしてなら企業ごとに儲かったり儲からなかったりする。
ただ、軍需産業はその性質上、多くてもその国のGDPの3%程度の市場しかなく
顧客も異常なほどに限られている為、産業としての規模は非常に小さい。
つまるところ軍需産業が強力な力を発揮できるのは、
冷戦期のように国家の強力な後押しがあるのが大前提。

軍事産業にとって都合がいいのは
どう戦うべきかはっきりしている明確な仮想敵国がいて、
適度な緊張状態の中で軍備の開発と増強競争で予算が大盤振る舞いされて、
しかも他に予算を回される心配のある緊急事態に至っていないこと。
具体的にいえば90年以前の冷戦時代のような状態。

まあ多少儲かったり赤字になったりの浮き沈みはあるけど
人類が軍事力を手放さない限り、一定の需要、つまり食い扶持だけは失わない
って点では旨みのある分野だよな(それはそれとして新製品競争に敗れて潰れる企業は出るが)
政治屋と利権で繋がってたりするとなおさらだが
(472:490-495)

戦争が始まった日の株式市場とか恐ろしいことになりそうだ。

日本オワター。
第一次世界大戦でも第二次世界大戦でも、参戦国の株式市場は開戦の日の朝から閉鎖されました。
再開されたのは、戦況についての情報が世間に行き渡って、民心が少し落ち着いてからです。
そうすることによって、パニックによる暴落だけは避けたわけですね。
(378:571)

究極の軍事とはなんでしょうか?

戦争しないこと。
軍隊を持たなくても国家の独立と国民の財産と生命が守られること。

「究極の勝負とは、戦わないことである」
(378:415)
どれだけ効率的にやっても軍備は結局非生産行為だから、国家を富ませない。
よく軍備を整えることを公共事業になぞらえる奴がいるが、どうせ公共投資
するなら軍備よりも投資効果が高い分野は無数にある。

「戦わなくても済む」「軍備を整えずに済む」方策があるならそれに越した
ことはない。
非武装中立こそ理想です。
(378:426)
人類史上最大の軍事兵器である核兵器を腐るほど突き合わせた
人類史上最大の危機、冷戦は、双方が「やったら必ずやられる」軍備を手にした結果、
互に「この相手には使えない」状態になって終結した。

こちらの軍備を見て、相手が結果にびびって仕掛ける気を無くす状態、これが最高の軍備。
但しそれは傍目には、国威を用いた弱い者虐めでしかない。
(378:429)

軍政

欧米で暴動が起きた場合、軍隊は出動するのでしょうか?(488:557)

http://jp.youtube.com/watch?v=HJoFM8ynyMQ
 ↑
この動画見て欲しいのですが

1欧米でこのような暴動が起きた場合、軍隊は出動するのでしょうか?
2軍隊が出動した場合、どういう装備でいくのでしょうか?
3射殺する場合、どういう場面で射撃命令が出るのでしょうか?個人の判断?


軍隊ではなくて、機動隊に相当する暴動鎮圧専門の警察、準警察組織が出動。

決め手は覆面刑事。暴動者に入り混じり機動隊に物を放り投げた者を複数で囲んで拘束。

射殺というか射撃の判断については回答者が無知なため知りません。
(488:559)
欧米には国家憲兵とか警察軍といった治安維持用の準軍事組織を持ってくる国が多いのです。
それを軍隊といっていいのなら軍隊が出てくることがあります。
でも中国みたいに正規軍を投入して発砲してでも治安するとかいうのとは全然違うので混同ないでください。
あくまでも警察式のやり方で暴徒を鎮圧します
(488:560)
もちろん暴動が火器などで武装して警察の手に負えないほどの自体になったら
それは暴動ではなく内乱ですので軍隊が出てきて鎮圧します。
これは何処の国でも同じです
(488:561)

警察の手に負えないほどの自体になったら

欧米ではこういう事例ってあるの?
途上国に多そうだけど(488:562)

あんまり聞いたこと無いな…

安保闘争時代の日本ですら、結局自衛隊の治安出動は無かったし
そういうことが起こったら先進国失格のような気もする…
(488:563)
ギリシャとかはデモの鎮圧に軍隊出動させてたような・・・。
結局それでデモ隊に多数の死傷者が出て軍事独裁政権がコケたけど。

あと「暴動」ではないけど「ハンガリー動乱」や「プラハの春」はそうなんじゃ?
(488:564)
日本や欧米は豊かな国かつ民主政の国なので反政府活動があまりもりあがりません。
それでも警察の後ろ盾が軍であることは間違いありません。
反政府組織や犯罪組織は警察との戦闘に勝っても、軍隊がでてきて鎮圧されることが分かってるので
ガチでやりあう事がないのです。
ちなみに有名なシチリアマフィアを警察が一掃したときは本土から陸軍歩兵連隊を送り込んで睨みをきかせました。
(488:566)
ロス暴動の時に州兵が投入されてる。
(488:568)
想定してるのが西欧先進国であれば
  • フランスの国家憲兵隊(伝統的な位置付けの為)
  • イタリア(フランスと同様だが治安が少々悪いのでもっとガチ)
  • イギリス(あの国の水面下のやばさは想いっきりガチ)

中欧・東欧諸国だと軍が治安を担うのは相変わらず日常茶飯事な国も少なくない
(488:569)

防衛大臣、長官に求められる政治家の資質というのはありますか?(487:646)

他の国務大臣とあまり変わらないでしょうか?
もしあるなら、教えて頂きたいのとそれに最近、過去の政治家では誰が一番近いでしょうか?

自衛隊の職務に理解があり
口を出さず
有事には責任をとってくれる人
もちろんマスコミに突っつきまわされる奴は論外
(487:647)
軍事は外交の一部であり、政治の下、さらに経済の下流です。

したがって基本的に要求されるのは、国際感覚、経済感覚であり、
日本がどのような外交圧力の下にあるか、他国間はどのようなバランスになっているかを
常に客観的に認識し、現実の変化に伴って常時その感覚を更新していく能力です。

省内的には他の大臣同様、コンセプトを明確にし、官僚的便宜性や慣習に囚われず、
はっきりした優先順と、さまざまな裁定の理由と賞罰を明確にすることです。

軍事的な知識などは枝葉末節でよいのです。

で、一番近い政治家は、他の国務大臣もだが、私は誰も思い当たらない(泣)。
(487:648-649)

傷病

軍隊の医療についての質問なのですが、大隊規模の部隊の場合、軍医(医師免許所持)や衛生兵(医師免許なし)は何人くらいいるんでしょうか(489a:675)


前者だけだが手元にあった資料から引用

第7師団(昭和19年8月20日現在)
歩兵第26聯隊
 聯隊本部 軍医大尉(1)、軍医少尉(1)
 第1大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 第2大隊本部 軍医大尉(1)、衛生見習士官(2)
 第3大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 歩兵砲大隊本部 軍医中尉(1)
歩兵第27聯隊
 聯隊本部 軍医大尉(1)、衛生見習士官(1)
 第1大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 第2大隊本部 軍医中尉(2)、衛生見習士官(1)
 第3大隊本部 軍医少尉(1)、衛生見習士官(2)
 歩兵砲大隊本部 軍医中尉(1)
歩兵第28聯隊
 聯隊本部 軍医大尉(1)、軍医少尉(1)
 第1大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 第2大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 第3大隊本部 軍医中尉(1)、衛生見習士官(2)
 歩兵砲大隊本部 軍医中尉(1)
(489a:698)

昔の時代でも、野戦病院などでは、
若くてそこそこ可愛い看護婦は、傷病兵にモテたのですか?(486:970)

士官クラスでも、ベテラン鬼婦長には頭が上がらなかったというエピソードも聞いたことがありますが、
そういうこともありえたのですか?

おんなっけのない軍隊生活から、若い女性ばかりの病院に行けば
ちやほやしたくなるだろ。
それに病院で婦長さんって、実質的なナンバーワンだぞ。
ペーペーの士官が逆らえるわけないだろ。
(486:975)
どの位昔かが判らないが(まあ、少なくともクリミア戦争以降だろうが)
そこそこ可愛くない看護婦でもモテた
女っ気の乏しい戦場で、怪我や病気で意気消沈している兵士にとっては
看護婦の存在だけで救いになった。

太平洋戦争末期の日本軍で、薬品どころか食料も無く、ろくに看護できなかった野戦病院で
看護婦が病室(として使っていた坑道)を見回るだけでも患者の励みになった、という話がある。
(486:976)

砲弾の破片とかで下あごが吹っ飛んでも、人は生きていけるものですか?(485:690)


医学が発達していなかった時代でも、それで生き延びる人はいたのでしょうか?

運が良ければ、生き残れる。
現代の医学でも生き延びさせるのが難しいような傷でも、生き残った人の例はそれなりにあるよ。
(485:691)
沢山いらっしゃいますが、下あごと同時にノドまで傷が行き、エア漏れを起こすと助けられないようです。
下あごが吹っ飛んだら、口をまるごと包帯とテープで押さえエア漏れを避けて、
鼻で呼吸できるようにする。後は、止血次第。だ、そうです。
(血漿の体内循環量の確保と、呼吸運動の確保。)
(485:693)
下あごには大血管はないから、それだけで死ぬことはない。
近くに首とか脊椎とか脳とかあるんで、そっちに被害が及ぶとヤバいけど。

あごがない状態で長いこと生き続けることができるとかというと、
再建術がない時代だと難しそう。しかし、顎関節や筋肉が残っていれば
銀製のアゴでもつけてなんとか生きていけるかもしれない、てーかそんな話を見た憶えがある。
うる憶えだが、一次大戦時代だったか。
下あご全部ではなく、欠けた部分を部分的に補って、だったかもしれない。

極論すれば流動食でなんとかやっていけるかもしれない。
(485:694)

軍事条約

不可侵条約って別に物理的に制限がかかるわけではないのであまり意味があるとは思えないのですが(487:121)

(実際に不可侵条約があったのに戦争になった例もあるし)。
条約の一方的破棄はその国の対外イメージを大きく損ないますし、
不可侵条約を結んだという事実自体が、他国に対する牽制にもなります。
条約が生きている間だけでも、相手国や相手国を介しての貿易などが自由に行えることにもなり、
「破られるかもしれないぞ」という心の準備と軍事的備えがあれば、結ばない手はないだろう、という事。
(487:125)
ハードルを上げる意味はある
相手国がなりふり構わなくなったら効力が消えるという点では、確かに脆弱ではあるが
そもそもそれを言ったら、軍事力による抑止にしても破れる場合がある
(487:128)

捕虜に関する質問なのですが、何でまた、ハーグ陸戦条約?みたいな物があるんですか?(480:127)

双方、もしくは国際的な利害関係のためですか?
それとも人道的な配慮のためでしょうか、
素人考えですが、
  • 有る程度配慮して捕虜を扱うコスト≫・適当に殺すなり虐待するなりするコスト
だと思うのですが……。

自国将兵が捕虜になった際の待遇を担保するため。
また、相手が条約に違反した際に戦時報復される事を恐れさせる事で同じく担保させるため。
(480:134
もともとは、中世の捕虜の扱いが元になってる。
中世だと、騎士身分以上のものは、身代金目当て、平民身分のものは、
労働力としての奴隷としての価値があり、その扱いが元になってる。
だから、現在でも下士官以下の捕虜には、労働を割り振ることが認められてるが、
士官以上のものには、労働する捕虜の指揮は取れても労働させる事はできない。
(480:140)
元々、1874年に欧州16カ国の代表が総合的成文戦時国際法について討議する為に、
ベルギーのブリュッセルに集まったのが最初。
これの主唱者は、ロシアのアレクサンドルII世だったり。

この辺の捕虜の取り扱いを定めた規程は、南北戦争での北軍が1863年に発した「陸戦の
法規慣例に基づく軍隊の守るべき規則」(陸軍一般命令第100号)、通称、「リーバーコード」
と言うのが最初です。

1874年のそれは、リーバーコードを敷衍した内容で、条約としての発効は成りませんでしたが、
先駆けとなりました。
1877年に、そのロシアはトルコとの戦争に当り、「露国捕虜取扱規則」を定め、尊重します。

1899年には、こうした動きを受けて、ハーグで万国平和会議が開催されますが、これも提唱者は
ニコライII世です。
ロシアがこうした戦時国際法制定に動いていたのは、西欧先進諸国に対等の国として認められる
為に必要となった訳です。
謂わば、大国のエゴから始まった事だったりする訳です。

因みに、戦争を行うのにはお足が要ります。
そのお足を頂くのに、自国で賄いきれない場合は、各国の金融市場で資金を調達しなければなら
ない訳ですが、捕虜を虐待するような野蛮な行為を行っている事が知れれば、世論がその資金調
達に対する批判を強める事が考えられます。
そこで、捕虜の虐待は各国とも極力避けようとする訳です。
(480:233:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

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最終更新:2008年10月07日 23:47
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