太平洋戦全般



アメリカにとって陸戦限定でドイツと日本どちらが辛かったか?

欧州戦線での戦死者は、太平洋戦争での戦死者の2倍
実質的な戦闘期間は、欧州戦線の方がかなり短かったので、どちらが激戦だったかは明らかかと
(457:969)

太平洋の場合は島嶼の争奪戦だから
一度制海権を失うと戦力の投入も移動も困難になる(夜間であったとしても)
(457:972)

真珠湾奇襲攻撃で「第一次攻撃隊」「第二次攻撃隊」のように複数回に分けて攻撃を行ったのはなぜですか?

二回目の攻撃ともなれば、敵も準備してくるわけで攻撃隊の危険度も大きいし、攻撃は集中して一回で行ってもよいような気がします。
つ発艦能力
第一波で抵抗拠点を潰して第二波で戦果拡張
(377:906)

まず攻撃時の混乱で十分な戦果が挙げられない可能性が一つ。
例えばもう十分にダメージを与えた目標を引き続き攻撃してしまうとか。

だがそれ以上に、物理的に全機を一度に投入することができないのである。
正規空母クラスは大体搭載量の半数強くらいしか一度に発艦させられない。
発艦スペースとその後方の駐機スペースの兼ね合いから。
(377:907)

一隻の空母から艦載機が数十分の間に発艦できる数には限りがあります。
一攻撃隊の発艦に何時間もかかっていたのでは先に発艦した攻撃機の燃料を無駄に消費してしまうだけでなく、攻撃隊全体の滞空時間を著しく下げてしまうからです。
一攻撃隊の数は空母の数と発艦能力、それと目標までの距離(滞空時間)の兼ね合いによって自ずと限界が決まってしまいます。
(377:924)

南太平洋海戦後に、一時的に日米の空母戦力が拮抗しましたが、今の内にアメリカと講和をしようという考えは日本にはなかったんでしょうか?

アメリカにその意思が無いから無理。
色々と戦略眼の無さが指摘される日本海軍and陸軍だが、
アメリカが戦力を整えるまで、守りに入っている事だけは認識していた。
(377:261)

あ号作戦を、攻撃隊のパイロット達は「この作戦は失敗する、あほう作戦だw」と揶揄していたそうですが、何故パイロット達は作戦が失敗すると分かっていたんですか?

操縦桿を握った事も無い(飛行機の操縦が出来ない)高級将校が
飛行機のカタログスペックの航続距離だけ見て立案した作戦だった為。

確かに、当時の日本海軍空母機の航続距離だけ見れば、
アウトレンジ作戦は可能と言えるが、これだけの長距離を飛ぶと
ちょうどパイロットの疲労がピークに達した頃に敵艦隊の上空に到達する事になる。

酷評すれば、ヒューマンファクターというものを全く考慮していない
スペック厨ミリオタ的発想のDQN作戦だったわけですな

実際にマリアナ沖海戦に参加したベテラン艦爆乗り・阿部善次氏曰く
「真珠湾のベテランが揃っていたって絶対無理」
(378:545)

アメリカはどのようにウラジオストクへ物質を輸送していたのですか?

ソ連船籍の船で輸送していた。
1941年12月8日以降日本にとってアメリカは敵国だったが、ソ連とは不可侵条約を結んでいたので公海を行くソ連船を止めることができなかった。
実際にはソ連の旗を掲げたアメリカ船も多かったらしいが。
(377:182)

ごく普通に千島を抜け宗谷海峡を通っていた。
上で出てるような理由で日本側は手出しができないので。

ちなみに、間宮海峡(タタール海峡)は冬は凍るので、船は通れなくなる。
(377:198)

米軍はなぜ空襲する前に警告のビラを空から撒いたのか

 都市空襲だけ見ると市民を焼き殺すのが目的に見えるが、ビラを撒く=脅迫する事で得られる効果もある。
 例えば、
1)都市郊外に避難させることで、都市近辺に集中する重工業・工場の労働者(や家族)を減らしたり、避難のため労働効率を落とさせることが出来る
2)米軍が好き勝手に行動できる=日本軍はあてにならないといった不信感の醸成、戦争に勝てないといった不安の醸成(厭戦気分ってやつです)

 ビラ単独で何かの効果を得るものでも、都市空襲での免罪符を得るつもりのものでもなく、いわばタイマンで殴りあいしていても、拳(爆撃)を振るうだけでなく、口(ビラ)ででも追い込みかけるようなものと見てみれば良いかと思われ
(456:249)

太平洋戦争の終戦時、米軍は原爆を何発持ってましたか? 落とす気になってたら八月九月で何発投下できたのでしょうか?

0発。ウラニウムは製法自体もまだ統一されておらず、供給が間に合いません。
プルトニウム(ファットマン型)は、爆弾のパーツ自体はすでにティニアン島に届いていました。
肝心のプルトニウムコアも8月13日には完成しており、ティニアンに運んで組み立てればいい状態。
といっても1週間程度かかると考えると、3発目の使用は8月20日以降。
どう急いでも8月15日の終戦には間に合わなかったでしょう。
(456:50)

アメリカ海軍の護衛空母はどうしてあんなに大量に建造されたのでしょうか?

(質問の続き)大西洋ではエアカバーのギャップは大きくないし、44年には解消されています。
太平洋でも日本潜水艦の戦力では船団に大きな脅威にならないのではないでしょうか?

航空機をアメリカから、ヨーロッパや、太平洋の各戦線へ輸送するのに便利だったのと
大量の船団に護衛としてつけるため。
アゾレスや、アイスランドに基地作ってエアギャップをなくしても常時、船団にエアカバーつけ
れるわけじゃないので。
(458:559)

あと、同盟国(主にイギリス)に提供するためにっていうのもある。

でも貰ったイギリスは「内装が自国の求める仕様に達していない」と、半年あれば
完成するものを3ヶ月掛けて改造するとかいうよくわからんことをやっていた。
(458:575)

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最終更新:2008年07月12日 13:38
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