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明日は来るのか(中編)

91話 明日は来るのか(中編)

案内されたのは、先程まで居た無機質なホールに比べ、洒落ている風に見える部屋。
黒いカーテンが掛かった壁の前に対になるように置かれた二つの革張りのソファー、
赤い蝋燭が灯る燭台の乗ったガラステーブル、その下には絨毯が敷かれ、更にその下は大理石の床。

「どうぞ、座ってくれたまえ」

黒いカーテンの有る方のソファーに座るよう、平野が6人に促した。
大人しく6人がそのソファーに座る。反対側のソファーには平野一人がど真ん中に座り、
まひろとじゅんぺいは何故かテーブルの脇に二人並んで立っていた。

「これから俺達をどうするつもりなんだ?」
「そう焦る必要は無い、ノーチラス君。今すぐどうこうしようと言う気は無いから安心したまえ」
「……聞かせてくれ。この殺し合いの目的は何なんだゾ?」

MURが平野に殺し合いの目的を尋ねる。
答えは他の五人も気になる所である、きっとろくな物では無い、とも思っていたが。

「目的か。大した事では無いのだよ。はっきり言ってしまえばね」
「勿体ぶらずに言うんだゾ……」
「MUR君の世界には『BR法』と言う物が存在するだろう」

平野がMURに言う。彼の言う通り、MURの居る世界、と言うより日本には、
今回の殺し合いのような事を中学生のクラスにさせると言う「BR法」なる物が存在していた。
だがMURは、この殺し合いが「BR法」による物では無いと判断していた。

「ああ、でも、お前達は政府の人間には見えない……」
「その通り、この殺し合いは私個人による物だ。最近、これを読んだのだよ」

そう言うと、平野は懐から一冊の本を取り出した。
黒い表紙の分厚い文庫本。赤い字で「バトル・ロワイアル」と書かれている。

「それって……」
「知っているかね? サーシャ君。この本は君や、ノーチラス君、北沢君、貝町君の世界では、
遥か大昔の遺物、と言う事になっているようだが……まあそれは良い。
この本は『バトル・ロワイアル』、中学生がクラスメイト同士で殺し合うと言う内容だ……MUR君の世界の『BR法』、
ノーチラス君達や原小宮君が体験したような殺し合いと、同じ内容だよ」
「まさかそれを読んで自分もやりたくなったって事……!?」

樹里が語気を強めて平野に訊く。

「その通り。いつ死ぬか分からない極限状況の中で繰り広げられる人間模様、群像劇……実に魅力的だった。
是非とも私もやりたいと思ったのだよ……ふふふ……」
「ふざけないでよ! そんな、そんなふざけた理由で……しんのすけだって、その家族だって遊び半分で死んで行った訳じゃない!」

立ち上がり、声を荒げて平野に噛み付く樹里。
横に居たサーシャに宥められ、まだ何かを言おうとしながらもソファーに座り直す。

「気持ちは分からなくないが、このような催しの理由など大抵そんな、下らない物なのだよ。
人と言うのは平気で酷い事が出来るのだ」
「そんなの言い訳にならないゾ!」
「落ち着き給え、MUR君。北沢君。君達が今考えなければいけないのはそこでは無いと思うがね」

論点ずらしするな、と抗議しようとしたMURは出かかった言葉を飲み込んだ。
平野の言う通り、今の自分達は危機的な状況に置かれている。
敵地のど真ん中で武器も没収され丸腰、その上首輪を解除して反旗を翻そうとしていた事も露見しているのだ。
他の五人もそれは理解していた。

「さて君達をどうするかだが、首輪を自力で外し我々に反抗しようとしたその勇気は讃えるつもりでいる。
……これから殺し合いとは別のゲームをしよう。それをクリアすれば、君達は生かして帰そう。後ろを見てくれ給え」

平野の言に6人は後ろを向いた。
黒いカーテンが自動で開き始める。

数メートル先に、大きな木製の扉が存在していた。

「どうぞ」

平野がそう言った途端、扉から鍵が開く音が響く。

「あの扉の向こうに進み給え。分かっているとは思うが拒否権は無い。拒否すれば……」

脅すように言う平野の背後にはいつの間にかまひろとじゅんぺいが立っており、その手には短機関銃と思しき物が持たれている。
指示に従わなければ蜂の巣にするつもりであろう事は明白だ。
6人は渋々、扉に向かって進む。平野とまひろ、じゅんぺいも続く。
MURが、恐らく真鍮製と思われる豪華な装飾の施されたドアノブに手を掛け、扉を開けた。

「何なんだこれは……?」

扉の先で6人を待っていたのは、恐らく100メートルはあろうかと言う長大な奈落と、その上に渡された細長い足場。
良く見るとそれは、小学校の体育で使う平均台に酷似していた。

「これって、平均台~? すっごい長いけど」

怪訝な表情を浮かべる巴。

「だな、平均台に見えるけど……ちょ、ちょっと待て、まさか、おい」

平野がこれから自分達にさせようとしている事を察したノーチラスが、平野の方を向く。
そして平野はにやりと笑い、6人に宣告した。

「君達にはこれから『競争』をして貰う。名付けて『平均デスレース』……平均台を渡り、向こう岸のゴールに辿り着け。
そうすればクリアだ。元の世界に帰してやろう」
「……但し」

平野の宣言に付け足すように、まひろが口を開く。

「クリア出来るのは、最大で、先着3名様まで、とさせて頂きます。
3人目のクリア者が出た時点で、残りの方には、申し訳有りませんが、お亡くなりになって頂きます」
「そんな!」

サーシャが抗議の声を上げた。
ここまで生き延び、今の今まで協力し合ってきた仲間達と争わせようとする冷酷さが耐えられなかったのだ。
そんなサーシャにじゅんぺいが嘲笑を向ける。

「当たり前だろ? 6人全員タダで帰すと思ってんの? そんなんじゃ甘いよ」
「それは……」
「さあ、スタート地点に着き給え。6人共」

平野がサーシャの言葉を遮り命令を下す。有無を言わさぬ構えだ。
まひろとじゅんぺいも短機関銃を構えて6人を脅し付けた。
厳しい表情を――巴はやはり無表情だったが――浮かべながら6人は、それぞれのスタート地点に向かう。
いや――ノーチラスは、向かおうとしなかった。

(……折角、ここまで来たのに、最後までこいつらの言いなりになるなんて)

ノーチラスは心底悔しかった。このまま平野達の言いなりになるがままなのは耐えられなかった。
きっと、他の五人も同じ気持ちだろう、だが下手に逆らえば殺されるだろうから、やむなく従っているのだろう、とノーチラスは思う。
一度目の殺し合いでは自分の欲望に負け無様な死に様を晒した事も有って、二度目となった今回は、
仲間達と共に何としても運営を打倒しようと思っていたと言うのに、今からその信じ合った仲間達と殺し合いでは無いにしろ、
生死を賭けた競争をさせられようとしている。

一矢報いてやりたい。ノーチラスはそう思った。

(……はは、やってやるか)

そして彼は決意した。恐らく、いや、間違い無く自分は死ぬ事になるであろう、しかし彼にとっては最良と言える行動を取る事を。
仲間達と争わされる位ならば、仲間を犠牲にする位ならば平野達に一太刀浴びせてやろう――――。

「ノーチラス?」

MURがノーチラスの異変に気付いて話し掛ける。

「……MURさん、サーシャ、貝町、北沢、巴」

ノーチラスが五人の名前を呼んだ。
MUR以外の四人がノーチラスの方へ振り向く。

「……生きろよ」

そう言った直後。

ノーチラスは近くに居たじゅんぺいを思い切り殴り飛ばした。

「があっ!?」

まともに顔面に殴打を食らい、倒れ伏して伸びてしまうじゅんぺい。そしてノーチラスがじゅんぺいの持っていた短機関銃を奪い取る。

「ノーチラス何を!?」
「ノーチラス!?」

MURとサーシャが叫ぶ。ノーチラスのしようとしている事は分かったが何故それをしようとしているのかが分からなかった。
下手に逆らえば殺されてしまうのに何故? それ故に二人は叫んだ。だがノーチラスは止まらない。

「死ね! 平野ぉぉぉおお!!」

牙を大きく剥き出し絶叫しながら、ノーチラスは短機関銃を平野と、傍に居るまひろに向けて掃射する。
ダダダダダダ、と無数の拳銃弾が平野とまひろに向かって撃ち放たれた。

「ああっ――――」

まひろは反撃する間も無く、全身のあちこちから鮮血を噴き出し奇妙なダンスを踊った末に、床の上に仰向けに倒れて血溜まりを作り動かなくなった。
平野は――――居ない。

「……何??」

何が起きたのか理解出来ず固まるノーチラス。
短機関銃の引き金を引き、銃口から無数の銃弾が放たれたその瞬間、まひろの隣に居た筈の平野の姿が「消えた」。
放たれた銃弾はそのまままひろを貫き彼を死に至らしめたが、肝心の平野はどこへ?
いや、間違い無く今まで「そこ」に居た筈の平野が忽然と姿を消したのはどういう事か?
ノーチラスも、他の五人も困惑していた。

「――――いけないなぁ、ノーチラス君、そういうズルをしちゃあ」

ノーチラスの首が後ろから誰かに掴まれる。そして聞き覚えの有る声。

「えぇ……?」

樹里が思わず声を漏らす。
何しろ、ノーチラスの背後に平野が突然「現れた」のだから。
全く以て、理解不能、説明不能の状態である。強いて言うならば「平野が瞬間移動した」と言えば説明した事になるだろうか。

「平野……ど、どうして」
「……一度目のズルは見逃した。だが、二度目は……無い」

ボキィ!!

酷く鈍い音が響き、ノーチラス身体がビクンと大きく跳ねた。
平野がノーチラスの頚椎をへし折ったのだ。
持っていた短機関銃を床に落とし、操り人形のように両手と両足をだらんとさせるノーチラス。
その目は虚空を見詰め、鼻と口から血が垂れる。

「……あ、あ、の、ノーチラスぅぅう!!」

サーシャが悲痛な叫びを上げた。
運営に、平野に一矢報いようとした狼の少年は、二回目となる死を迎えた。


【まひろ@ニコニコ動画/真夏の夜の淫夢シリーズ  死亡】

【ノーチラス@パロロワ/自作キャラでバトルロワイアル  死亡】



屍となったノーチラスを放り投げ、残された五人の方へ向き直る平野。
その双眸には言い知れぬ威圧感が有り、巴以外の四人はたじろぐ。

「ちょっとしたハプニングが起きてしまったが、まあ良い。さあ、スタート地点に着くんだ」

気絶しているじゅんぺい、死亡したまひろの事を特に気にする様子も無く、平野は再び生存者達に命じた。

「サーシャさん……」
「う……う……ノーチラス……」

ショックを受けるサーシャを介抱して立たせる樹里。

「ノーチラス……どうして無理をしたんだゾ……」
「……」
「あーあ」

MURはノーチラスの行動の意味を量りかね、ト子は無言、巴は残念そうな声を出す。
平野の得体の知れない力を目の当たりにしてもう誰も反抗する者は居ない。
五人はそれぞれスタート地点に着いた。直後、五人の背後に青白いレーザー光線が出現する。
シャッターのように、何本ものレーザーが並んでいた。

「そのレーザーには触れないように。簡単に切断されてしまうぞ」

警告する平野。後戻りさせないと言う事だろう。
ト子が奈落の底を覗き込むが、真っ暗闇で何も見えない程深い。
吸い込まれてしまいそうな錯覚に陥りト子は奈落から目を背ける。

「それじゃあ……よーい、スタート」

大して抑揚の無い声で、平野が号令を掛けた。
ゴールの有る対岸の壁に設置された大きなディスプレイに10分のタイマーが表示されカウントダウンが始まる。

「え、制限時間有るの!?」
「くっ……とにかく行くゾ!」

何の説明も無かった制限時間の出現に戸惑う樹里と逡巡しつつもやむを得ず皆に進むよう促すMUR。
平均台の上を五人はバランスを取りながら歩き始めた。

「うう……!?」

平均台の上を歩くなんて何年ぶりだろうか、という呑気な思考をサーシャはほんの一瞬だけ持ったがすぐに吹き飛んだ。
自分の足先より少し太いかぐらいの幅の足場、その下には漆黒の闇の奈落。

「下見るな……下見るなよ……」

MURがサーシャに忠告する。

「で、でも、下、見ながらじゃないと……歩けない……!」
「あっ……そうだよ……!」

サーシャに返された言葉を聞いて、MURがこのゲームの巧妙さに気付く。
平均台の上を少しでも安全に渡るには、見なければならない。自分の足元を、足場の下に広がる奈落を。
恐怖心を否が応無しに煽られる仕組みになっているのだ。

「くそ、平野もこんな事良く考えるな……! 本当に趣味が悪いゾ!」
「褒め言葉をありがとう」
「褒めてない……!」

平野のふざけた言葉に苛立ちながら何とか先へ進むMUR。それに続くサーシャ、樹里、ト子。

「よいしょ、よいしょ……っと」

巴は既に十数メートル進み、トップに立っていた。

「怖くないのあの子……度胸有るなぁ……」

特に恐怖を感じているようにも見えない巴にある種の感心を抱く樹里。
やがて会話も無くなり、五人はひたすらに平均台の上を進む。

(でも、このまま行ったとしても……生き残れるのは三人だけ。残りの二人は死ぬ。
その前に誰か落ちてしまうかもしれない……仲間の死ぬ所を見るのは、もう嫌だゾ……!
みんなが生き残れる方法は無いのか……!?)

MURはまだ、仲間全員が――ノーチラスは死んでしまったが――生き残れる方法が無いか模索していた。
だが、何も浮かばない。武器も無い、平野は超人的な能力を持っている、自分達は分断され虚空の上の平均台を渡らせられている。
全く以て絶望的。覆す方法は何一つ見付からず、MURは唇を噛んだ。

「うわ、あ」
「!」

MURの思考はサーシャの声で中断される。
焦りと恐怖の滲んだ声に、サーシャの方へ目を向けると、バランスを崩し大きくよろける彼女の姿が。

「サーシャ! 耐えろ!」

MURが叫ぶ。他の三人もサーシャの方へ目をやる。

「サーシャさん!」
「あ、あ!!」

樹里が声を掛けるのと、サーシャが倒れ込んだのはほぼ同時だった。
誰もがサーシャの落下、そして死を疑わなかった。

「ぐうう!!」

しかしサーシャは機転を利かせた。咄嗟に平均台の足場にしがみつき、落ちずに済んだのだ。
ほっと胸を撫で下ろすMURと樹里。心中で安堵するト子。特に表情を変えない巴。

「あ、危なかった……死ぬかと思った……!」
「サーシャ! 大丈夫か! ゆっくり上に上がるんだゾ!」

慎重に足場の上に戻ろうとするサーシャ。
一先ずサーシャは助かった、誰もが、本人も、そう思っていた。

ドス。

サーシャの心臓の辺りに、銀色に光る矢のような物が突き刺さった。
硬直するMUR、樹里。息を呑むト子。少しだけ目元を動かした巴。
口の端から赤い筋を垂らし、そしてサーシャはぐらりと身体が傾いたかと思うとそのまま奈落の底へと消えた。


【サーシャ@パロロワ/自作キャラでバトルロワイアル  死亡】



「……サーシャああああ!!」
「そ、そんな……! どうして……」

悲痛な声を上げるMURと樹里。
そこへ平野の冷徹な声が響く。

「言い忘れていたよ。平均台に手を着いたり、座ったりした場合は、反則と見なしその場で処刑させて貰う」

それを聞いて、怒りに拳を握り締め、身体を震わせるMUR。
「言い忘れた」などと言っているが、十中八九わざとであろう。
だれかが平均台に手を着いたりするのを待っていたに違いない。

「これからは気を付けるよ。それはそうと、残り時間が5分を切ったぞ」

奥のディスプレイが表示している残り時間は確かに5分を切っていた。
サーシャの死を悲しむ暇も、平野に怒りをぶつける暇も無いのだ。

「行こう……」
「うん……」

悲しみを引きずり悔しさを滲ませながらMURと樹里は再び歩み始める。

一方、巴とト子は異変を感じ取っていた。

「あれぇ……」
「おい、巴」
「うん」
「どうしたんだゾ? 二人共」

何やら立ち止まる巴とト子に、MURと樹里が追い付く。しかしその辺りで二人も違和感に気付いた。
足場の幅が狭くなっていた。スタート時は足の幅より余裕が有った筈なのに今や、足の両端が1センチ弱はみ出る位になっている。

「嘘だよ!? 足場が狭くなってないか!?」
「いや嘘じゃないよ……狭くなってる」
「冗談じゃないゾ……ただでさえ、バランスを取るのが厳しいって言うのに……!」
「あー難易度たっかいね~何か昔ちょっと読んだ漫画でこんなの有った気がする」
「慎重に進むしか無いな……」

口々に細くなっている足場への不満を述べながらも四人は進む。
戻った所でレーザーシャッターで逃げ道は無し、残り時間も余裕が無い。
ディスプレイに表示されている残り時間は既に3分を切っている。
だが、残り3分でクリア出来そうな者が居るかと言うと、かなり微妙であった。
トップに立っているのは巴だが、それでもまだゴールまで20メートルは有る。それに加え足場が狭くなっているのを考えると、
3分以内にゴールに辿り着くのは非常に難しい。巴が難しいのだから他の三人は余計に難しい。

「みんな急、いや、無理だゾこれ、急げないゾ……!」
「ああ、これはもう駄目かも分からないねぇ」
「諦めるな巴……ッ!?」

ズルッ

ト子が足を滑らせた。
「あっ」と声を漏らす巴、硬直するMURと樹里。

「ぐっ!?」

先程のサーシャと同じように平均台の足場にしがみつくト子。落ちそうになれば至って普通の行動であろう。
しかし平野曰くこれは「ルール違反」であり、この時点でト子の失格、即ち「死」が確定した。
近くの壁面から、銃口のような物が現れ平均台にぶら下がるト子に照準を合わせた。

「やめろぉ!」

無駄だと知りつつも、MURが制止の声を上げた。

ドスッ

「が……は……」

銀色の大きな矢がト子の肉体を貫いた。
それでも暫くは平均台にぶら下がっていたト子だったが遂に力尽き、手を放して闇の底へと消えて行った。


……

……


(ああ、また私は死ぬのか)

落ちて行く中、薄れる意識の中、ト子は思う。
やはり自分は生き延びる資格など無かったのか。いやそうに違い無い。
かつての自分の行いを悔いてそれの償いの意味も含めてこの殺し合いに反抗し、仲間達と協力し合ってきた。
だが、以前は、自分の為だけに、同行者を裏切ったり、他人の命を奪っていた自分である。それ位で贖罪になどならない、と言う事だろう。

(今度は、あの世へ行ける、だろうか……そうしたら、テト、に……)

最後まで思考を繋ぎ止める前に、ト子の意識は途絶えた。


【貝町ト子@パロロワ/自作キャラでバトルロワイアル  死亡】



後編に続く(執筆中)




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最終更新:2015年05月31日 21:43