【21】花びら撒き散らして
ビキニアーマーの少女、リューレンは展望台の駐車場部分にてゲームスタート。
露出の多い格好の彼女に潮風に近い展望台は些か寒い。
「寒っ、早い所ここから離れ……」
「あぁあぁああぁああああああぁあああぁああああぁあ!!!!」
「い!?」
突然頭上から響いた絹を裂くような悲鳴。男の物だった。
男性がこのような悲鳴を発するなど只事では無い、リューレンに緊張が走る。
「るんるん」
暫くして展望台から出てきたのは、大きな牡馬。人間の言葉を解するようで楽しげに鼻歌を歌っていた。
しかしリューレンが目を奪われたのは股間にぶら下がる勃起したままのモノ。
先端が大きく開いており行為を終えた後らしいのはすぐに分かった。良く見れば赤い血のような物も付着している。
「ん?」
「うっ」
「うーん、女の子かぁ。悪いけど用は無いんだ。じゃあね」
牡馬はそう言うとさっさと行ってしまった。
「女の子に興味は無い? って事は……男好きなのかなあ……」
先程の男性の悲鳴、そして今の牡馬の言動や股間の様子から牡馬は同性愛者なのだろうとリューレンは結論付けた。
そして悲鳴の主が気になり展望台最上階へ向かい、そこで尻から夥しい量の血を流し息絶えた青年を見付け、
リューレンは「ぎゃー」と軽く悲鳴を上げた。
一方、牡馬の小久貫琉璃男。
「さて、どこに行こうかな」
次の行き先を思案する。
股間のモノは元の鞘に収まっていたがすぐにでも臨戦態勢は整うであろう。
【明朝/D-2展望台】
【リューレン】
[状態]健康
[所持品]基本支給品一式、不明支給品
[行動指針]殺し合う気は無い。
【明朝/D-2展望台周辺】
【小久貫琉璃男】
[状態]快感
[所持品]基本支給品一式、不明支給品
[行動指針]男のケツを掘りまくる(相手が死のうが知った事では無い)。
【リューレン】
ビキニアーマーロリ巨乳の冒険者。13歳。身体能力や戦闘力はそれなりに高い。
欲求発散に狼型モンスターをねじ伏せて無理矢理行っているとか。
GAME START |
リューレン |
次:[[]] |
前:転がる石になれ |
小久貫琉璃男 |
次:[[]] |
最終更新:2016年10月05日 22:45