アサルト・シャドーとの激闘!ミストラルシティ防衛線!

~ミストラルシティ~
ウルズ「なんだあの駆動鎧は?」
フリアーデス「よそ見をしている場合かしら?」
AS隊員たちが粒子ブレードを構えウルズへと襲い掛かる。
ウルズ「御雷!」


バギョォォォン!!

すさまじい衝撃音とともに粒子ブレードが破壊される。
フリアーデス「後方部隊射撃開始!」
AS隊員「はっ!」

ババババ!

ウルズ「無駄だ!御雷!」


バギョォォォン!!

銃弾はウルズの御雷によって防がれる。
フリアーデス「ふふふ。そうかしら?私の見立てではそろそろ…」
ウルズ「なんだ?」

バチバチ!

ウルズの右腕から煙が上がる。
フリアーデス「それだけの出力の兵器をそれだけ使えば限界が来る。これでもうあなたはそれを使えない」
ウルズ「くっ!万事休すか…」

バッ!

ウルズの前に彼をかばうように1人の女性が立つ。
昴「…」
ウルズ「昴!」
フリアーデス「あら…あなたが相手をしてくれるのかしら?」
ウルズ「これだけの数を相手に無茶だ昴!やめろ!」
昴「…」
昴はウルズの言葉に耳を貸さずにチャクラムを構える。
フリアーデス(彼女…こうして近くで見るとますます感じるわ。やっぱり…)

~~~

にろく「あの駆動鎧…アサルト・シャドーの隊長と名乗っていたな」
きゅっぱ「あいつがあんたらのボスってわけかい?」
ケビン「そうだ…」
立ち上がり武器を構えるケビン。
ツバメ「まだやる気なの?」
きゅっぱ「今のにろくにはあんたでは勝てないよ」
ケビン「それはどうかな?」

ギュィィン!

ケビンの体に再び光の線が入る。
にろく「やらせるか!」
ケビン「ふっ!」

シュン!

一瞬にしてにろくの背後へと回り込むケビン。
にろく「なっ!?」
粒子ブレードを構えにろくへと振り下ろすケビン。
にろく「くっ!」
トリガーオンの力により咄嗟に攻撃をかわすにろく。

シュン!

再びにろくのかわした先へと回り込むケビン。
ケビン「これなら避けられまい!」
きゅっぱ「なんだあいつ!さっきよりも早い!」
にろく「反射による反応速度を上回るだと!?」
ツバメ「『シークレットベース』!」
ツバメ、にろく、きゅっぱを囲うように空間が遮断される。

ガキン!

ケビン「なんだ!?」
粒子ブレードが遮断された空間により弾かれる。
ケビン「これも能力か…だが閉じこもっているだけではいずれ限界が訪れる。今のうちに隊員を招集させてもらう!奴らが出てきたときそれが奴らの最後だ!」

~~~

ガーランド「ゲイン。苦戦しているようだな」
ゲイン「ふん。だがまだこれからだ!」
ガーランド「残念だが今はここを占領するのが最優先だ。ヘレティス2の相手は私がする」
ゲイン「ちっ…了解した」
下がるゲイン。
十也「この駆動鎧に身を包んだ奴がアサルト・シャドーの隊長…こいつを倒せば!」
ガーランド「ヘレティス2。お前を排除する!」
十也「アクセラレート・シフトも起動している!このまま一気にいく!」

ブレオナクを構え、ガーランドへと突撃する十也。
ガーランド「ふん」

シュン!

十也「えっ!?」
十也の目の前にいたはずのガーランドが一瞬にして姿を消す。
ガーランド「こっちだ!」
十也の背後から声が聞こえる。その声のするほうに振り向く十也。
ガーランド「くらえ!」

ゴン!

十也「ぐはっ!」
十也の腹部へと駆動鎧の拳が撃ち込まれる。
十也「くっ!まだ!」
再びブレオナクを構える十也。
ガーランド「まだあきらめないか…ならばこのアーヴァヘイムの力を!MDS(マイクロ・ディメンジョン・シフト)システム起動!」

ヴン!ヴン!

十也「なんだ!?あいつの姿が…」
ガーランドの駆動鎧アーヴァヘイムが分身する。
十也「一気に10体近くに…!」
ガーランド「さぁ!絶望しろ!我がアーヴァヘイムの力に!はぁぁ!」
10体近くに分身したアーヴァヘイムが十也へと襲い来る。
十也「この数…だめだ!反応しきれない!」

ガン!ドン!

アーヴァヘイム達による攻撃が十也を襲う。
十也「がはっ!」
ガーランド「消えろ!ヘレティス2!」
アーヴァヘイム達が一斉に手刀を放つ。

ザシュン!

十也「がっ…!」
十也の体を覆うブラスト・リンカーが切り刻まれる。」
ガーランド「これで!」
最後の一体の手刀が振り下ろされる。それは十也の頭部を狙うように上から一直線に振り下ろされる。

「『クリュスタロス』!」

パキパキ!

ガキン!

アーヴァヘイムの手刀は突如現れた氷の壁によって防がれる。
ガーランド「なんだ?」
アーヴァヘイムの分身が消え一体に戻る。
カレン「よくも私の部下をこんなにしてくれたな」
そこに現れたのはカレンだった。
ガーランド「なんだお前は?」
カレン「私はEGOミストラルシティ支部長官カレン・ネティス。EGOの名をかたるお前たちをここで捕縛する!」
ガーランド「ふん。いいだろう。相手をしてやる!」
十也「カレン長官…」
カレン「今は休め。こいつらの相手は私がする!」
十也「すみません…」
気を失う十也。
カレン「いくぞ!『アイスバレット』!」
氷の弾丸を飛ばすカレン。
ガーランド「きかん!」

シュン!

瞬間移動のように氷の弾丸をかわすガーランド。
カレン「ならば!これなら!」

パキパキ!

ガーランドの足元から氷が生成され、アーヴァヘイムの足が凍りつく。
ガーランド「動けん!」
カレン「もらった!」
氷の剣を生成しガーランドへと切りかかるカレン。

ザシュン!

カレン「なに!?」
しかしカレンの攻撃は空を切る。先ほどまで目の前にいたはずのガーランドがいないのだ。
ガーランド「氷を生成する能力か」
ガーランドはいつのまにかカレンの背後へと移動していた。
ガーランド「強力な能力だが、MDSシステムの前には!」
カレン「くそっ!」
ガーランド「お前がこの支部の隊長ならば!お前を落とせばここを掌握したも当然!いくぞ!」

ゴゴゴゴ!

ガーランド「リミット解除!コード・『轟塵(ごうじん)』!!」

ヒュン!

カレン「なっ!」
一瞬にしてカレンの眼前と迫るガーランド。
ガーランド「ふん!」

ゴン!

その拳がカレンへと打ち込まれる。
カレン「がっ!」
ガーランド「まだだ!」

ドン!ドン!ドン!

そのままガーランドは分身し、連続で攻撃を仕掛ける。
カレン「ぐはっ!」
膝をつくカレン。彼女の眼前には無数のアーヴァヘイムの姿が!
ガーランド「地獄へ落ちよ!」
抜き手を構えカレンへと突撃するガーランド。
カレン「くっ!(だめだ!避けれない!)」

ボン!ボン!ボン!

突如ミストラルシティの上空から無数の閃光弾が降り注ぐ。

カッ!!

あたり一面が強い光に包まれる。
ガーランド「なんだ!?」
アーヴァヘイムのセンサーが光に包まれカレンの姿を見失うガーランド。
ガーランド「どこにいった!」

~~~
ケビン「さーて。部隊もそろった。」
ケビンとその背後にAS隊員たちが銃を構える。
ケビン「いつまで閉じこもっているつもりだ?」

カッ!

突如あたり一面が閃光に包まれる。
ケビン「な、なんだこれは!?」

きゅっぱ「いまだ!」
ツバメ「えぇ!解除するわ!」
にろく「あっちの方角だな!」
3人は光の中を突き進む。

~~~
カッ!

あたりを包む激しい光。
ウルズ「こいつは…!」
フリアーデス「閃光弾!?くっ!」
ウルズたちの姿が見えなくなる。
フリアーデス「彼女だけでも!」

ガッ!
フリアーデスは腕をつかむ。
昴「…」
フリアーデス「昴…といったわね。私と一緒に来てもらうわよ」

~~~
カレン「これは…」
あたりが光に包まれ突然の状況に驚くカレン。

ピピピ!

カレンの持つ通信機に通信が入る。
マードック「カレン長官!」
カレン「なんだ?これはいったい?」
マードック「今は説明している暇がありません!十也たちと一緒にこのポイントに向かってください!」
カレンの持つ通信機にポイントが示される。
カレン「くっ!わかった!」
倒れている十也を抱えポイントへと向かうカレン。

~~~

マードックに言われたポイントへと向かったカレン。そこには…
カレン「これは…飛行戦艦!?」
結利「カレン長官!」
カレン「結利!」
結利「早くこの戦艦に!」
カレン「だがミストラルシティ支部の隊員たちを置いて逃げるというのは…」
マードック「大丈夫ですよ、カレン長官」
戦艦から顔を出すマードック。
カレン「マードック!お前もここにいたのか!」
マードック「隊員たちは全員収容しました。あとはカレン長官と十也だけです!」
カレン「そうか。わかった!」
戦艦へと乗り込もうとするカレン。その時!
ガーランド「みつけたぞ!」
その背後にガーランドたちアサルト・シャドーが迫る。
カレン「くっ!」
ケビン「逃げられると思うな!」

ギュゥゥン!!

空間が歪む。

ガーランド「なんだ!」
ゲイン「これは…」

空間の歪みから鎧人形たちが現れる。
ゲイン「こいつらはあの時の!」
鎧人形「…」
鎧人形たちはアサルト・シャドーへと攻撃を仕掛ける。
ガーランド「各員!鎧人形を排除しろ!」
カレン「なんだかわからんが助かったみたいだな…」
戦艦に乗り込むカレン。その直後戦艦は発進する。
ガーランド「くっ!ヘレティスシリーズを取り逃したか…だがまあいい。ここの占拠は完了した。まずは目前のこの鎧人形を始末する!」

ミストラルシティから脱出した十也たち。そしてアサルト・シャドーにより占拠されてしまったミストラルシティ。
彼らの運命は一体どうなるのか…

to be continued

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最終更新:2017年09月24日 14:24