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*M-Tea*3_32-現代語訳『古事記』(三)武田祐吉(訳) *2011.3.5 第三巻 第三二号 現代語訳『古事記』(三)中巻(前編) 武田祐吉(訳)    古事記 中の巻    一、神武天皇     東征     速吸の門     イツセの命     熊野から大和へ     久米歌     神の御子     タギシミミの命の変    二、綏靖天皇以後八代     綏靖天皇     安寧天皇     懿徳天皇     孝昭天皇     孝安天皇     孝霊天皇     孝元天皇     開化天皇    三、崇神天皇     后妃と皇子女     美和の大物主     将軍の派遣    四、垂仁天皇     后妃と皇子女     サホ彦の反乱     ホムチワケの御子     丹波の四女王     時じくの香の木の実      &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_32-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第三二号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496) ※ クリックすると購入サイトへジャンプします。 (624KB) &color(red){定価:200円} p.203 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(105項目)p.404 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 *ひきこもれ! 週刊ミルクティー*     美和の大物主  この天皇〔崇神天皇〕の御世に、流行病がさかんにおこって、人民がほとんどつきようとしました。ここに天皇は、ご憂慮あそばされて、神をまつってお寝みになった晩に、オオモノヌシの大神がお夢にあらわれておおせになるには、「かように病気がはやるのは、わたしの心である。これはオオタタネコをもってわたしを祭らしめたならば、神のたたりが起こらずに国も平和になるだろう」とおおせられました。そこで急使を四方に出してオオタタネコという人を求めたときに、河内の国の美努(みの)の村でその人を探し出してたてまつりました。(略)そこで天皇が非常にお歓びになっておおせられるには、「天下が平らぎ人民が栄えるであろう」とおおせられて、このオオタタネコを神主として御諸山(みもろやま)でオオモノヌシの神をおまつり申し上げました。(略)これによって疫病がやんで国家が平安になりました。  このオオタタネコを神の子と知ったしだいは、上に述べたイクタマヨリ姫は美しいお方でありました。ところが形姿・威儀並びなき一人の男が夜中にたちまち来ました。そこでたがいに愛でて結婚して住んでいるうちに、何ほどもないのにその嬢子(おとめ)が妊(はら)みました。そこで父母が妊娠したことを怪しんで、その娘に、「お前は自然に妊娠した。夫がないのにどうして妊娠したのか?」とたずねましたから、答えて言うには「名も知らないりっぱな男が夜ごとに来て住むほどに、自然に妊みました」と言いました。そこでその父母が、その人を知りたいと思って、その娘に教えましたのは、「赤土を床のほとりに散らし麻糸を針につらぬいてその着物の裾(すそ)に刺せ」と教えました。よって教えたとおりにして、朝になって見れば、針をつけた麻は戸の鉤穴から貫けとおって、残った麻はただ三輪だけでした。そこで鉤穴から出たことを知って糸をたよりにたずねて行きましたら、三輪山に行って神の社にとまりました。そこで神の御子であるとは知ったのです。その麻の三輪残ったのによってそこを三輪というのです。このオオタタネコの命は、神(みわ)の君・鴨(かも)の君の祖先です。  #ref(3_32.rm) (朗読:RealMedia 形式 520KB、4'12'') [[milk_tea_3_32.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=248&file=milk_tea_3_32.html]] (html ソーステキスト版 304KB) 武田祐吉 たけだ ゆうきち 1886-1958(明治19.5.5-昭和33.3.29) 国文学者。東京都出身。小田原中学の教員を辞し、佐佐木信綱のもとで「校本万葉集」の編纂に参加。1926(昭和元)、国学院大学教授。「万葉集」を中心に上代文学の研究を進め、「万葉集全註釈」(1948-51)に結実させた。著書「上代国文学の研究」「古事記研究—帝紀攷」。「武田祐吉著作集」全8巻。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(武田祐吉){武田祐吉}、『日本史広辞典』(山川出版社、1997.10)。 *底本 底本:「古事記」角川文庫、角川書店    1956(昭和31)年5月20日初版発行    1965(昭和40)年9月20日20版発行 底本の親本:「眞福寺本」 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1349.html NDC 分類:164(宗教/神話.神話学) http://yozora.kazumi386.org/1/6/ndc164.html *難字、求めよ 大和の高佐士野(たかさじの) 阿部の臣 阿倍か。 波美の臣 丹波のミチヌシの命 師木の玉垣の宮 鳥取(ととり)の河上の宮 尾張の相津 檳榔(あじまさ)の長穂の宮 菅原の御立野(みたちの) 石〓の曽の宮 いわくまの そのみや 出雲。 *スリーパーズ日記  うお〜っ! まるっと一週間おくれの発行。  二月二五日、県立図書館より「五十嵐晴峯」の調査結果、連絡あり。晴峯は号で、清蔵が本名のもよう。明治一〇年(一八七七)生まれ、昭和二四年(一九四九)没とある。東村山郡金井村(現、山形市)住(ちなみに記憶が正しければ、金井はユニコーンのあべびーの出身地のはず)。『山形県史蹟名勝天然紀念物調査報告』の「山寺」を執筆している。他にも東村山や北村山の『郡史』などの郷土史を手がけている。    仲俣さんの編集するサイト「マガジン航」に拙文を載せていただきました。創刊以来、2年半を振り返ったレポート内容です。  『週刊ミルクティー*』の活動について  http://www.dotbook.jp/magazine-k/milktea_weekly/  また、それを受けて仲俣さんご自身も電子出版に関する論考を掲載しています。  「マチガイ主義」から電子書籍を考える  http://www.dotbook.jp/magazine-k/  興味ありましたらご一読ねがいます。 2011.3.11:公開 やまとのおろち? 目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment
*M-Tea*3_32-現代語訳『古事記』(三)武田祐吉(訳) *2011.3.5 第三巻 第三二号 現代語訳『古事記』(三)中巻(前編) 武田祐吉(訳)    古事記 中の巻    一、神武天皇     東征     速吸の門     イツセの命     熊野から大和へ     久米歌     神の御子     タギシミミの命の変    二、綏靖天皇以後八代     綏靖天皇     安寧天皇     懿徳天皇     孝昭天皇     孝安天皇     孝霊天皇     孝元天皇     開化天皇    三、崇神天皇     后妃と皇子女     美和の大物主     将軍の派遣    四、垂仁天皇     后妃と皇子女     サホ彦の反乱     ホムチワケの御子     丹波の四女王     時じくの香の木の実      &image(http://www.dlmarket.jp/images/uploader/620/3_32-1.gif,http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496) [[【週刊ミルクティー*第三巻 第三二号】>http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496]] (http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/126496) ※ クリックすると購入サイトへジャンプします。 (624KB) &color(red){定価:200円} p.203 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(105項目)p.404 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 ※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。 ※ JIS X 0213・ttz 形式。 ※ この作品は青空文庫にて校正中です。転載・印刷・翻訳は自由です。 (c) Copyright this work is public domain. *ひきこもれ! 週刊ミルクティー*     美和の大物主  この天皇〔崇神天皇〕の御世に、流行病がさかんにおこって、人民がほとんどつきようとしました。ここに天皇は、ご憂慮あそばされて、神をまつってお寝みになった晩に、オオモノヌシの大神がお夢にあらわれておおせになるには、「かように病気がはやるのは、わたしの心である。これはオオタタネコをもってわたしを祭らしめたならば、神のたたりが起こらずに国も平和になるだろう」とおおせられました。そこで急使を四方に出してオオタタネコという人を求めたときに、河内の国の美努(みの)の村でその人を探し出してたてまつりました。(略)そこで天皇が非常にお歓びになっておおせられるには、「天下が平らぎ人民が栄えるであろう」とおおせられて、このオオタタネコを神主として御諸山(みもろやま)でオオモノヌシの神をおまつり申し上げました。(略)これによって疫病がやんで国家が平安になりました。  このオオタタネコを神の子と知ったしだいは、上に述べたイクタマヨリ姫は美しいお方でありました。ところが形姿・威儀並びなき一人の男が夜中にたちまち来ました。そこでたがいに愛でて結婚して住んでいるうちに、何ほどもないのにその嬢子(おとめ)が妊(はら)みました。そこで父母が妊娠したことを怪しんで、その娘に、「お前は自然に妊娠した。夫がないのにどうして妊娠したのか?」とたずねましたから、答えて言うには「名も知らないりっぱな男が夜ごとに来て住むほどに、自然に妊みました」と言いました。そこでその父母が、その人を知りたいと思って、その娘に教えましたのは、「赤土を床のほとりに散らし麻糸を針につらぬいてその着物の裾(すそ)に刺せ」と教えました。よって教えたとおりにして、朝になって見れば、針をつけた麻は戸の鉤穴から貫けとおって、残った麻はただ三輪だけでした。そこで鉤穴から出たことを知って糸をたよりにたずねて行きましたら、三輪山に行って神の社にとまりました。そこで神の御子であるとは知ったのです。その麻の三輪残ったのによってそこを三輪というのです。このオオタタネコの命は、神(みわ)の君・鴨(かも)の君の祖先です。  #ref(3_32.rm) (朗読:RealMedia 形式 520KB、4'12'') [[milk_tea_3_32.html>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=248&file=milk_tea_3_32.html]] (html ソーステキスト版 304KB) 武田祐吉 たけだ ゆうきち 1886-1958(明治19.5.5-昭和33.3.29) 国文学者。東京都出身。小田原中学の教員を辞し、佐佐木信綱のもとで「校本万葉集」の編纂に参加。1926(昭和元)、国学院大学教授。「万葉集」を中心に上代文学の研究を進め、「万葉集全註釈」(1948-51)に結実させた。著書「上代国文学の研究」「古事記研究—帝紀攷」。「武田祐吉著作集」全8巻。 ◇参照:Wikipedia &link_wikipedia(武田祐吉){武田祐吉}、『日本史広辞典』(山川出版社、1997.10)。 *底本 底本:「古事記」角川文庫、角川書店    1956(昭和31)年5月20日初版発行    1965(昭和40)年9月20日20版発行 底本の親本:「眞福寺本」 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1349.html NDC 分類:164(宗教/神話.神話学) http://yozora.kazumi386.org/1/6/ndc164.html *難字、求めよ 大和の高佐士野(たかさじの) 阿部の臣 阿倍か。 波美の臣 丹波のミチヌシの命 師木の玉垣の宮 鳥取(ととり)の河上の宮 尾張の相津 檳榔(あじまさ)の長穂の宮 菅原の御立野(みたちの) 石〓の曽の宮 いわくまの そのみや 出雲。 *スリーパーズ日記  うお〜っ! まるっと一週間おくれの発行。  二月二五日、県立図書館より「五十嵐晴峯」の調査結果、連絡あり。晴峯は号で、清蔵が本名のもよう。明治一〇年(一八七七)生まれ、昭和二四年(一九四九)没とある。東村山郡金井村(現、山形市)住(ちなみに記憶が正しければ、金井はユニコーンのあべびーの出身地のはず)。『山形県史蹟名勝天然紀念物調査報告』の「山寺」を執筆している。他にも東村山や北村山の『郡史』などの郷土史を手がけている。    仲俣さんの編集するサイト「マガジン航」に拙文を載せていただきました。創刊以来、2年半を振り返ったレポート内容です。  『週刊ミルクティー*』の活動について  http://www.dotbook.jp/magazine-k/milktea_weekly/  また、それを受けて仲俣さんご自身も電子出版に関する論考を掲載しています。  「マチガイ主義」から電子書籍を考える  http://www.dotbook.jp/magazine-k/  興味ありましたらご一読ねがいます。 2011.3.11:公開 やまとのおろち? 目くそ鼻くそ。PoorBook G3'99 転載・印刷・翻訳は自由です。 カウンタ:&counter() ---- #comment

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