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「飛鳥カナ配列」って何? - (2007/03/31 (土) 07:24:15) のソース

<!-- <h1>背景</h1> <p> PCへのマウス付属がほぼ100%になった現在、キーボードの設定をマウス操作だけで切り替えることも可能になりました。<br> </p> <p> ローマ字入力・カナ入力・親指シフトなどが、キーボード形状の合うかぎり共存できます。</p> <p> 飛鳥カナ配列は、一般の日本語キーボードに合わせて作られた親指シフトです。気の利いた日本語入力法をお探しなら、飛鳥を検討してみてください。<br> </p> -->
<h1>定義とか</h1>
<ul>
    <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
    <ul>
        <li>日本語の文章を入力するために使用する「決め事」のひとつです。通称、飛鳥配列。</li>
    </ul>
    <ul>
        <li>普通のパソコンに付属しているキーボードと、専用のソフトウェアを組み合わせることで使えるようになります。専用のハードウェアはありません。</li>
    </ul>
    <ul>
        <li>「ひらがな」を一文字ずつ入力する方法なので、「かな入力」に分類されます。</li>
        <li>親指位置にあるキーを「シフト」キーとして流用する方法なので、「親指シフト方式」に分類されます。</li>
        <li>2007年3月23日現在の最新バージョンは21世紀-345です。</li>
    </ul>
    </li>
</ul>
<h1>特徴</h1>
<ul>
    <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
    <ul>
        <li>単純明快な設計</li>
        <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
        <ul>
            <li>一つのアクションは、例外なく一つのひらがな(または記号類)に対応します。</li>
            <li>「文字」のキーと「シフト」のキーを押す場合、順序を考えることなく「だいたい一緒に」押せばよい決まりになっています。このときに生じるわずかな時間差は、ソフトウェア側が吸収する取り決めになっています。</li>
            <li>一つのアクションが一つの「文字」に対応するため、一つのアクションで一つの「音」──たとえば【ぎゅ】や【ふぁ】など──を表すことはできません。そのため、「文字」の並べ方を工夫することにより、可能な限り打ちやすい状態を維持するように設計されています。</li>
        </ul>
        </li>
    </ul>
    <ul>
        <li>細やかな設計</li>
        <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
        <ul>
            <li>シフトを利用するカナ入力の場合、シフトの使用比率やシフト機構を変えることにより、配列特性はかなり大きく変化します。飛鳥ではその均衡点を探り、一つ一つの指の動きに対して仔細な実地検討が加えられています。</li>
            <li>RTGHYUの各キーをできる限り使わないようにすることで、シフトキーから親指が離れにくくなっています。また、手のひら全体が動くような大きな運動が起こりにくくなっています。</li>
            <li>小指で押す位置にある「Shift」キーを押しながら英字キーを押すと、一時的に英字を入力することができます。そのため、和英混在の文章を比較的容易に入力することが出来ます。</li>
            <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
            <ul>
                <li>ソフトウェア「やまぶき」を利用する場合は、「Shiftキーを押しながら押した英字キー」に対応する英字のみが出力され、すぐにひらがな入力モードに戻ります。</li>
                <li>ソフトウェア「姫踊子草/繭姫」を利用する場合は、「Shiftキーを押しながら英字キーを押す」と、押した英字キーに対応する英字が出ると同時に「一時的な英数入力モード」になり、続けてShiftキーを離したあとも英字入力されます。最後にShiftキーを単独で押すと、キーを離した時点でひらがな入力モードに戻ります(この挙動は、MS-IMEにおけるローマ字入力モードでの挙動と同じです)。</li>
                <li>上記の方法を使わず、通常通り「英数」キーを押してから英字を入力する方法も利用可能です。</li>
            </ul>
            </li>
        </ul>
        </li>
    </ul>
    </li>
</ul>
<ul>
    <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
    <ul>
        <li>左手よりも右手を良く使います。</li>
        <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
        <ul>
            <li>製作者は右手のほうが器用に動くため、右手のほうが器用に動く人にとって使いやすい入力法を作ってきました。</li>
            <li>両手に均等に仕事を割り振ると、高速打鍵の際、利き手の速度が反対の手を追い越してしまうことがあります。飛鳥はこれを解決しつつ利用します。
            <ul>
                <li>両手に対して仕事を均等に割り振ると、「遅いほうの手で入力する速度」が入力作業全体のパフォーマンスを決定し、早いほうの手で入力する速度が十分に生かされない可能性もあります(一般に、これは習熟していくことによってのみ解消されますが、飛鳥はこの問題を設計側で解消しようとしています)。</li>
                <li>遅いほうの手で入力する作業量と、早いほうの手で入力する作業量のバランスを適切に設定すると、片方の手にのみ極端な負担や要求をすることなく文字入力ができるため、結果として「素早く入力すること」と「疲れずに入力すること」を両立させることができる可能性があります。</li>
            </ul>
            </li>
            <li>同じく作者は、左手のほうが器用に動くかたのための<a href="http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/lefnico.htm">レフティ飛鳥</a>を提案しています。</li>
        </ul>
        </li>
    </ul>
    <ul>
        <li>おしっぱなしシフト機構(通称「連続シフト」)に特化しています。</li>
        <li style="list-style-type: none; list-style-image: none; list-style-position: outside;">
        <ul>
            <li>シフト側の文字が連続する場合でも、シフトキーの押しっぱなしで楽に打てます。連続シフトに特化することで、シフトを叩く回数が抑えられ、各指の移動を減らすことができます。</li>
            <li>96個のひらがな&記号類は、それぞれ連続シフトの状態がなるべく維持されるように、3つのグループ──シフトしない状態、右シフトする状態、左シフトする状態──へと振り分けられています。操作に慣れていくに従い「いちど親指をキーから離して、また同じ親指でキーを押して&amp;&amp;」という無駄な操作は省略して、「親指でキーを押したまま必要な文字キーだけを押していく」操作が身につくようになります。この操作は【省略可能】であると共に【省略を強要されない】ため、自分にとって打ちやすい方法を任意に選ぶことができる、自由度の高い仕掛けとなっています。</li>
        </ul>
        </li>
    </ul>
    </li>
</ul>