チェックとは、ジャンプやスピンなどの一連の動作の最後に基本姿勢を取ること。両腕を水平に開き膝を曲げエッジに乗り、フリーレッグをしっかり伸ばす、ってのが基本姿勢。ジャンプ・スピンだけでなく、ターンの後もチェックすることもあります。
これを疎かにしてはいけなくて、ちゃんと最後にチェックしてこそのジャンプでありスピンです。キャッチャーがちゃんと捕球しないと三振アウトとは見做されないのと同じですね(ちょっと違う)。
プレパレから踏切、空中姿勢、着氷、チェックを取って完結するものなので、いかに高く飛んで軸がきれいでも、ステップアウトなどでチェックがちゃんと取れないと減点対象になってしまいますね。
逆に、若干軸がずれガガっと着氷してしまったとしても、こらえてきっちりチェックをピシっと決めれば、マイナス要素が相殺されてGOEが0になることもあります。終わり良ければ全てよし、というのはちとアレかもだけど、やはり最後にピっと姿勢が取れると、見栄えもよくなります。
練習の時でも、バランスが崩れて降りてきてしまっても、なんとかチェックを取るようにしてます。むしろ、なんかあった?ぐらいのドヤ顔でw
GOE評価基準でも、「(四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢」や「入りから出までの流れが十分」とありますので、チェックは重要といえましょう。ロシアの若い女の子達は、かなり高くフリーレッグを伸ばして、長めにチェック姿勢を取っているよね。
スピンの時でも同じですね。多少軸がずれてグリングリンになっちゃっても、しっかりチェックを取ってアピールする。綺麗なスピンでしょ?ってねw
最終更新:2013年01月23日 16:03