ジョン・ミラとは、『MAX PAYNE』シリーズ及びレメディー・エンターテイメント作品間で共有される世界観「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」の登場キャラクター。
- 演者
- 演:サム・レイク
- 声:グレゴリー・シムズ
<概要>
『MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE』の作中作『アドレス・アンノウン 』に登場するヴィラン。
主人公ジョンの悪のドッペルゲンガーにして鏡の向こう側に広がるニューヨークの代替現実「ノワールヨーク・シティ」の支配者、そして[[殺人鬼]]。
黒ずくめの服装にサングラスを身に付け、ナイフを持ち歩いている。
主人公ジョンの悪のドッペルゲンガーにして鏡の向こう側に広がるニューヨークの代替現実「ノワールヨーク・シティ」の支配者、そして[[殺人鬼]]。
黒ずくめの服装にサングラスを身に付け、ナイフを持ち歩いている。
同じく鏡の世界の住人である「ピンクのフラミンゴ」と同様に逆再生のような独自の言語を発話するが、普通に話すことも出来る。
・『アドレス・アンノウン』での活躍
ジョンのガールフレンドを殺害し、ノワールヨークに迷い込んだジョンを執拗に追跡する。
ノワールヨークでは精神研究所の所長でもあり、多数の精神病患者やジャンキー達を研究している。
手下を使ってジョンを捕えるが逃げられてしまう。
ノワールヨークでは精神研究所の所長でもあり、多数の精神病患者やジャンキー達を研究している。
手下を使ってジョンを捕えるが逃げられてしまう。
最終回エピソードは番組が打ち切りになったためクリフハンガーで終わってしまうが、「ガールフレンドを死に追いやったジョン・ミラの正体はジョン自身であった」という、20年後に発売されることになる『Alan Wake Ⅱ』のアラン編に酷似した結末であることが示唆されている。
・本編での活躍
モナ・サックスが隠れ家にしていた『Address Unknown』のファンハウスにて等身大パネルが登場する。
<超自然的な存在?>
『MAX PAYNE』シリーズはクライムアクションゲームであり、超自然的な要素とは基本的には無縁である。
しかしシリーズ2作目である『MAX PAYNE 2』には超常現象を匂わせる要素が散見される。
しかしシリーズ2作目である『MAX PAYNE 2』には超常現象を匂わせる要素が散見される。
マックスがデザートイーグルで頭を撃たれ昏睡状態となった際、彼が知り得ない筈のヴィニー・ゴニッチの最期やモナ・サックスとウラジミール・レムの攻防を「テレビの映像」として知覚する描写や、“脳に弾丸が埋まった者同士”で悪夢のなかで会話する場面はその最たる例である。
そのためマックスの悪夢に現れたミラの正体も、本当に超自然的な存在であった可能性もある。
<RCUでは>
レメディー・エンターテイメントは『MAX PAYNE』フランチャイズの権利を全て売却したため、『Alan Wake』などの以降の作品では直接的な言及は避けられているものの間接的には言及され続けており、特にアレックス・ケイシーはマックス・ペインと共通のフェイスモデル(サム・レイク)と声優(ジェームズ・マカフリー)により演じられ、服装や髪型、設定なども非常に酷似した事実上の代替キャラクターとして機能している。
しかしそんな中でも異例として直接的に言及されているのが『アドレス・アンノウン』関連の要素である。
しかしそんな中でも異例として直接的に言及されているのが『アドレス・アンノウン』関連の要素である。
- 『Alan Wake』の作中作『ナイトスプリングス』のエピソードのひとつに『鏡の中の男』というものがあり、「鏡の世界に潜むドッペルゲンガーが現実に現れる」という『アドレス・アンノウン』を思わせる内容となっている。
- 『Alan Wake』のDLC『シグナル』では、舞台となる闇の世界に「MIRRA WAS HERE(ミラはここにいた)」というメッセージが隠されている。また、DLCのシナリオ自体も「ブライトフォールズの代替現実でアランが自分のドッペルゲンガーと戦う」という『アドレス・アンノウン』を彷彿とさせる内容となっている。
- 『This House of Dreams』では『アドレス・アンノウン』でジョンにより引用されたプールという人物の詩が、トーマス・ゼインにより引用される形で一言一句そのまま登場する。
- 『Control』にはーシジェという鏡の世界に潜むドッペルゲンガーが登場し、ミラと同様に逆再生のような言語を発話する。また、ジョンの幻覚として登場した「ピンクのフラミンゴ」も変貌アイテムとして登場する。
- 『Alan Wake Ⅱ』のアラン編は「ニューヨークの代替現実でアランが自分の邪悪なドッペルゲンガーにして殺人鬼であるスクラッチと戦う」という『シグナル』以上に『アドレス・アンノウン』を思わせる内容のストーリーとなっている。
これらのことから、ノワールヨーク=闇の世界はほぼ明確な描写となっている。
<余談>
ミラを実写で演じたサム・レイクはマックス・ペイン/アレックス・ケイシーのフェイスモデルとしても知られているが、ミラが登場する『MAX PAYNE 2』ではマックスのフェイスモデルが変更されている。
その代わりなのか同作にてサムは作中作のキャラクターとして頻繁に出演している。
『アドレス・アンノウン』では前述の通りジョンとジョン・ミラとして出演し、『ロード&レディ』ではバレンタインとその兄ジャック、彼らの母親「ママ」の三役を演じていた。
その代わりなのか同作にてサムは作中作のキャラクターとして頻繁に出演している。
『アドレス・アンノウン』では前述の通りジョンとジョン・ミラとして出演し、『ロード&レディ』ではバレンタインとその兄ジャック、彼らの母親「ママ」の三役を演じていた。