ラショナル・アラン(Rational Alan)とは、レメディー・エンターテインメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場する超自然的な存在。
- 外見モデル/モーションモデル
- イルッカ・ヴィリ
- 声
- マシュー・ポレッタ
- 咲野俊介(日本語吹き替え)
- 登場作品
- シグナル(Alan Wake DLC)
- 小説家(同上)
概要
しかしアランは余剰次元「闇の世界」に囚われてしまい、やがて狂気に飲まれ、インセイン・アランと化してしまった。
ラショナル・アランは、闇の世界でアランから分離し実体化したアラン・ウェイクの理性の象徴である。
本物のアランと同様に懐中電灯を強く握ると光を強めることができ、強い光に満たされた「安全地帯」の中にいると傷を癒すことができる。
「ダイバー」を演じるトーマス・ゼインから「言葉」を具現化できるフラッシュライトの外見をした「概念としてのライト」と、闇の世界で敵対者を排除できるリボルバーの外見をした「排除が可能な論理的手段」を渡され、武器とする。
「ダイバー」がラショナル・アランの為に用意した原稿から飛び出す「言葉」を懐中電灯で照らすことで、それらを具現化できる(例えば「フレア」という単語を懐中電灯で照らすと発煙筒が出現する)。
出現当初は自分をアラン・ウェイク本人だと思い込み、闇の世界の底に形成されたブライトフォールズの歪んだ代替現実を行くあてもなく彷徨っていたが、シグナルを発信する「ダイバー」と合流したあとで自身の正体を知り、闇の世界の最深部にあるバードレッグキャビン二階で横たわり悪夢を見続けているインセイン・アラン本体と融合することを目的として行動することになる。
作中の活躍
シグナル
自分をアラン本人だと思い込んだまま「闇の世界のブライトフォールズ」を彷徨い、立ち寄った「オーディア ダイナー」のトイレの鏡を介して「ダイバー」とインセイン・アランの両方に発見された。
「ダイバー」から「概念としてのライト」と「排除が可能な論理的手段」を渡され、シグナルを追うように指示された。
直後にインセイン・アランの化身である「テレビ」が語る物語によって召喚された闇に支配された者に襲撃され、アンダーソン兄弟の家に逃げ込み、そこで「ダイバー」が用意した原稿から飛び出した「言葉」を「概念としてのライト」で照らし、携帯電話を具現化。
携帯のGPS機能で「ダイバー」が発信するシグナルを追跡出来るようになった。
「ダイバー」から「概念としてのライト」と「排除が可能な論理的手段」を渡され、シグナルを追うように指示された。
直後にインセイン・アランの化身である「テレビ」が語る物語によって召喚された闇に支配された者に襲撃され、アンダーソン兄弟の家に逃げ込み、そこで「ダイバー」が用意した原稿から飛び出した「言葉」を「概念としてのライト」で照らし、携帯電話を具現化。
携帯のGPS機能で「ダイバー」が発信するシグナルを追跡出来るようになった。
その後、「テレビ」による幾度もの妨害を乗り越えてシグナルの発信源を目指して進み、道中で「友人(friend)」という言葉をライトで照らしバリーの幻影(超常現象生命体)を具現化させた。
バリーの幻影と共にシグナルを追い、「テレビ」の妨害を耐えてシグナルの発信源である「ビルトモア製材所」へたどり着く。
バリーの幻影と共にシグナルを追い、「テレビ」の妨害を耐えてシグナルの発信源である「ビルトモア製材所」へたどり着く。
製材所で「ダイバー」と対面し、「テレビ」=インセイン・アランの正体がアラン自身であることを告げられ困惑するも、直後に「テレビ」の狂気によって「ダイバー」は撃退され、ポルターガイストと化して襲いかかってきた「テレビ」と死闘を繰り広げた末に撃退した。
小説家
「コールドロンレイク ロッジ」に転送され混乱するがバリーの幻影の言葉で自身の状況を再確認し、「テレビ」の妨害を退けて再び「ダイバー」と合流した。
「ダイバー」により「灯台」を目指すように指示され、彼の手助けを受けながら進んでいく。
道中で「ダイバー」から自身も幻影であることや、インセイン・アランの正体がアラン本人であること、灯台には「バードレッグキャビン」があり、そこにインセイン・アラン本体がいることなどを教えられた。
灯台に辿り着き、キャビンに入れないという「ダイバー」と別れて先へ進み、キャビンが建つダイバー島に通じる吊り橋を渡っていると、「テレビ」は最後の抵抗としてキャビンの入り口を塞ぎ、闇で支配したバリーの幻影、エミル・ハートマンの幻影、アンダーソン兄弟の幻影を召喚して差し向けてきたためこれら全てを倒した。
幻影が消滅すると同時に「テレビ」が破壊されて入れるようになったキャビンの二階にある執筆部屋で、インセイン・アラン本体と融合を果たして正気を取り戻した。
余談
- 『Alan Wake Ⅱ』でアランは自身の分身を生み出して「闇の世界のニューヨーク」に召喚して小説『イニシエーション』の主人公に投影し、アラン本人は執筆部屋に留まりタイプライターで物語を操っていた。二人のアランの関係は本作におけるインセイン・アランとラショナル・アランの関係に似ており、経験が活かされたのかもしれない。