[[宜野湾店]]での出来事である。 男はいつものように食後のソフトクリームを食べようと、ソフトクリームマシーンのレバーを引いた。 くるくるくると調子よくお皿にソフトクリームが出来上がっていく。 ソフトクリームは粘度の高い物質であるので落下にもラグが生じる。 なのでレバーは心持ち早めにオフにしないと、食べ切れない量が盛られてしまうことは男もよく心得ていた。 ソフトクリームマシーンのレバーをタイミングよくオフにする。 何かがおかしい。 マシーンが止まらない! レバーの戻しが甘かったのかと思うもう一度オフにする。 しかし一向に止まらない!止まる気配がない! 既に器には信じられない量のソフトクリームが盛られていた。 男は思考停止状態に陥った。時間にして数十フレームの間だったかもしれない。 ソフトクリームマシーンの暴走にとっては十分な時間といえた。 放出されたソフトクリームはもはや器の限界量すら超えて崩落寸前だった。 もちろん一度に食べきれる臨界は突破している。 男のとった行動は……