第2次バトロイ大長編 > 第2話

モビラー軍によるバトロイ改革宣言から2日たったある日のことであった・・・

第2次バトロイ大長編第2話「離れる者、残る者」


Mr・Hやむしろ、石坂線の鬼神など、バトロイ改革宣言時に批判声明を送った監督達はある喫茶店で話をしていた・・・

Mr・H「・・・さて、一昨日のあの宣言だが・・・みんなはどう思うか?」
むしろ「ああ、まるで現体制に不満があるようにしか見えないんだ。」
鬼神「そうだな・・・今までにもモビラーは不祥事を起こしているからな。」
ひらお「まぁ、それもあってか・・・これを見てくれ。」
銀髪猫74「?」
ひらおが差し出した一枚のA4用紙にはこう書いてあった。
Mr・H「「バトロイ改革マニュフェスト」・・・?」
ひらお「ああ、どうもモビラーは本気のようだ。今後はまた反射持ちなどが出てくる可能性もある・・・」
鬼神「あと、俺のところにはこんなDM(ダイレクトメール)が届いたんだ・・・」
石坂線の鬼神がとりだしたDMには「批判声明を出した愚か者へ」と書かれていた。
Mr・H「ああ、それなら俺の所にも来たな。」
むしろ「俺もだ。」
ひらお「俺のところにもだ。」
銀髪猫74「私もだ」
鬼神「・・・皆一緒か・・・」
Mr・H「どうする?中身は見ていないんだ。ここで一斉に読むか?」
鬼神「ああ、そうしよう」
DMの中身は文章が入っていた。
内容はこうだ。
【批判声明を出した愚か者へ、僕の改革に対し批判するというのは僕自身遺憾に思う。改革成功の暁にはまず、君たちから粛清するからそのつもりで。】
Mr・H「・・・どうする?」
鬼神「どうするもこうするも・・・」
むしろ「論争で戦うこともできるし、武力で戦うこともできる。」
ひらお「・・・」
銀髪猫74「・・・」
Mr・H「戦争になるか、はたまた論争になるか・・・俺たち次第かもしれないな。」

喫茶店のテレビに目を向けると、バトロイ改革のニュースで持ちきりだ。
むしろ「・・・」
Mr・H「モビラーの奴め・・・」

そして、俺は自軍本部へ帰り、PCで情報収集を始めると、バトロイから一時撤退する軍が出始めているという。
大半が「モビラー氏のバトロイ改革に反対するため」という理由でバトロイから一時撤退するようであった。
Mr・H「・・・」

俺は、モニターのまえで、固まっていた・・・

次の日
marinoバトロイ会場。
アナウンサー「赤コーナー、Mr・H軍所属、ごろカルテット!」
\ヒャッハー!/\がんばれー!/\勝てよー!/
アナウンサー「青コーナー、快斗軍所属、ダークドレアム!」
\ギャードレアムサマー/\はぐれメタルの書を落とせー/\今日のトトカルチョ、お前に賭けたんだ!勝てよー!/
アナウンサー「黄コーナー、石坂線の鬼神軍所属、島田真北!」
\凡退王子だー!/\凡退するんじゃないぞー!/\うーたーやー!/
アナウンサー「緑コーナー、モビラー軍所属、佐々木 佐奈子!」
\帰れー!/\モビラー軍の手先めー!/\リンチされてとっとと帰れ!/

激しいモビラー軍に対する罵声。

アナウンサー「レディ・・・ゴォ!」
試合が始まった。
ごろカルテット「ヒャッハー!俺たちのハラワタは煮えぐりかえってるんだよ!貴様をボッコボコのぎったぎたにして晴らしてやる!」
ごろカルテットが勢いよく、佐々木 佐奈子に向かう。必殺技をつかえば反射されるのを警戒してか通常攻撃を中心にする。
観客も「いいぞー!」「もう場外へ投げとばせー!」と言ったヤジが飛ぶ。
ごろカルテット「ヒャッハー!とんでいけぇ!」
ごろカルテットが佐々木 佐奈子をダークドレアムの方へ投げる。
ダークドレアム「ミラクルソード!」(※実際には覚えない?そんな突っ込みはヤボですよ)
ダークドレアムのミラクルソードでぶったぎられ・・・
島田真北「うーたーやー!」
真北の神風タックルで佐々木 佐奈子をふきとばす。
観客もヒートアップして「いいぞー!」「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」「ドレアム様なに使ってるのwww」などのヤジを飛す。
しかし、佐々木 佐奈子は平然としていた。外傷は無い。どうやら「次世代バトロイ」の特殊技の「防御」で耐えたようだ
ごろカルテット「ホアアアアアアアアアアアアアアア!」
KBCのごとくごろカルテットがブチギレた。
そのまま佐々木 佐奈子を体力が0になるまで拳や釘バットで殴り、ナイフで切り、リボルバー拳銃で撃ちまくる。
ダークドレアム「マダンテ!」
援護するようにダークドレアムがマダンテを佐々木 佐奈子に打ち込む
そして佐々木 佐奈子を掴み、場外へと投げ飛すパフォーマンスをするごろカルテット。
観客からは「いいぞー!」「あんなインチキな奴やっつけたおまえらはえらい!」
そして、試合は真北が勝利したが、真北やダークドレアム、ごろカルテットの顔はすがすがしくない。
逆にバトロイを汚されたと思う気持ちでいっぱいになってしまい、ごろカルテットはその顔に似合わず、泣く始末であった。

その日の夕刊のバトロイの記事には「モビラー軍選手、新たな特技を使用!」「ごろカルテット、無慈悲な攻撃」とモビラー軍を褒め称えるような記事が掲載された。
Mr・H「そこまでして次世代バトロイとやらがいいのかよ・・・」
Mr・Hは「もはや戦争しかないのか・・・」と呟いた。

続く
最終更新:2011年09月10日 06:48
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