焼き鳥屋では、店主と客がWBRとかを肴に酒を飲んでいた……
GAMBLE RUMBLE
「あと4
シーズンか……」
「速いものですね。そろそろ順位が決まってきてますよ」
「ああ。1位と2位がブッチ切りの230点オーバーで、
四退女王は何とか踏ん張って100点越えをキープ。2位から40点も差を付けられた3位の
ちゅるやさん以降はきれいな階段状の得点分布か」
「
レオン.さんは急浮上したものの、
最強の変態さんと
黒焔さんのデッドヒートに割り込むことはできませんでしたね」
「で、
レオラルド?と
ウルトラマンが無得点……と。終盤に突入しようという時に、これは痛い」
「
某仮面ライダーの
不運が伝染したのかもしれませんね」
「緑の弟、もとい
30円?とかディエンドはVを取ったものの、焼け石に水だな……。もっと早くから調子が出ていれば……。というか30円達は不仲なのが悪い。変態&
魔王のように仲がいいと、うまいこと押し上げることもできるってわけだ」
「コンビって重要ですよね。
ひらおさんのように
相方に勝利を持っていかれることも多いですけど」
「しかし私はまだ
ちゅるやさんを優勝候補と見ているし、
朧月夜を絶賛応援中だ! まだ4シーズンある。
これは布石!
伏線!
蜘蛛の巣のように張り巡らされた周到な不運の罠!
富める者を地の底へと転落させる死のレース、魔の第三カーブへの誘導だ!」
「うわー……福本先生の影響を受けまくってますね」
「来るぜ……ぬるりと」
――真似をすると破滅する。それが
カイジ。カイジの賭け事。
HERO
「おい、ついに来たぞ。
あの内容の投書が。しかも
まふっとさん本人から」
「実を言うと、いつか誰かがツッコむと思って、今まで触れなかったんですよね。この話題」
「ホントは私も心を痛めていたんだ。『どうした前回チャンピオン?
快傑ズバットBクラスに沈む!』ああ、
ヒーローというジャンルの衰退が見える……これが時代か」
「そうですね……科学を信奉し、安定した生活を得た世界では、もう英雄は必要ないのかもしれません……」
「新たな世代。と言えば聞こえはいいけどさ。ヒーローのいない世界は寂しいよな」
「子ども達のヒーローだったプロレスラーも、かつての地位を追われつつありますしね。これが脱ヒーローの予兆だったのかもしれませんよ」
「時代劇も撮影法が変わって、どこか薄っぺらさが出てきた……。特撮も、CGを多用するのはいいが、昔のかっこよさが損なわれたのは否定できないな。たしかに昔の特撮は安っぽかったかもしれない。ただ、そんなチープさを補うための工夫があったんだよ。ある種の様式美ってヤツだ。私はそれがヒーローだと思ってる」
「でも、それがもう流行らなくなったんでしょうね。ドラマ形式のものがすっかり多くなりましたし」
「今の時代はリアルさに溢れたCGを普段から見てる。ゲームだってそうだ。だから、形式美や様式美よりも視覚的な刺激が求められるんだろうな」
「悲しいけれど、それって、時代なんですよね」
「それでも私は、ズバットからちゅるやさんへ、
ヒーローのバトンは確かに受け継がれていると思いたいな」
「変態に負けるな、HERO!」
――全く
WBRを斬っていないのは内緒である。
LES MISERABLES
「15戦中、2勝。四退女王と呼ばれているが、そこそこ
D-BR杯に出場しているんだよな」
「でも勝てない、と。なぜなんでしょうね」
「じゃあ考えてみようか。バトロイは要は
相性と運だ。20人とかで争う場合、いつかは相性のいい相手と戦って勝つこともある。そのままうまい具合にカードが来れば、連勝もできるわけだ。しかし、ここで問題となるのは、
D-BR杯は四人での一発勝負ってことだ。相性が悪かったらそこまで」
「なるほど……それならいい例がありますよ。
武村さんと
レオン.さんが同時にD-BR杯に出場すると、高確率で武村さんが勝つんです」
「そうだな。毎度毎度、その2人のタイマンになるが、負けるよな。レオン.は。でもそりゃ当然なんだ。
HPが違いすぎる。レオン.が会心を決めても耐えられて反撃で終わりだからな。だから、ズバットのような重戦車が混ざると、武村は不利になる。ただ、黒焔やシェゾは重戦車に割合有利だから、勝ち残ることが多い。
漁夫の利ってやつだ」
「さすがはチキンですね」
「で、相本だが。一発勝負でHP10は
いくらなんでも不利だ。なぜなら、D-BR杯の常連といえばシェゾや黒焔、レオン.にレオラルドといった高速タイプだろ? 確実に攻撃を当てられるんだから、要はスタミナ勝負。あいつらより遅い上にHPも無いんじゃあ、押し負けるのは仕方ない。他にも
愁随や武村と戦ってもレオン.と同じ理由で不利。アンチ・タフガイな重戦車がいても、そいつらの攻撃が当たると
即死しかねない紙装甲」
「それじゃあ、
D-BR杯との相性が最悪じゃないですか!」
「まぁ、重戦車はうちの作者がよく出してるんだけどな。
夜明けのミョンとか。
若き日の軍曹とか」
「ちなみに私は堅守高速とは名ばかりですよね。装甲も分厚いですし」
「まー、単にHPの低いキャラを出す勇気がないだけなんだろうけどなー」
――無意味に夜明けのミョンがV3とV。ごめんね。
。
最終更新:2009年10月23日 22:50